フリーランスとは?意味や仕事内容から生活を充実させるポイント
最終更新日:2024/11/21
フリーランスという言葉が馴染み深いようになってきました。 しかし、中にはフリーランスの意味が分かっていない方もいるかと思います。 かと言って、今さら誰かに聞くのも恥ずかしい…ということもありますよね。 そこで本記事では、「フリーランスとは?」をテーマに解説していきます。
目次
そもそもフリーランスとは何か
フリーランスの代表的な仕事一覧
フリーランスになる上で知っておくべきこと
フリーランスになるための必要な準備ややること
フリーランスの案件をお探しならフリコンへ
フリーランスに対する昨今の状況について
近年、新型コロナウイルスの影響もあり以前よりも働き方が多様化してきています。
その中でも、フリーランスになりたい方は増え、国としてもフリーランスを後押しする考えとなってきています。
目指す社会:新しい働き方の定着と大都市一極集中の是正
兼業・副業やフリーランスなど多様な働き方の環境整備
テレワーク・在宅勤務、時差出勤等の推進・支援
中途採用・経験者採用の促進
70歳までの就業機会確保
引用元:成長戦略ポータル|首相官邸
とは言え、実際のところどうなのか気になる方もいますよね。
現在、フリーランスの方は多くいますし、最近フリーランスになった方も少なくありません。
ですが、正しい知識を持っていないがゆえに苦戦する方もいます。
そうならないためにも正しい知識を身につけていただくために、なるべく分かりやすく解説していきます。
フリーランスに興味がある方は是非参考にしてみてください。
そもそもフリーランスとは何か
それでは、まずフリーランスとは何なのかというところから見ていきましょう。
フリーランスの定義
「フリーランス」という言葉の定義は、以下のように定義されています。
「フリーランス」とは法令上の用語ではなく、定義は様々であるが、本ガイドラインにおける「フリーランス」とは、実店舗がなく、雇人もいない自営業主や一人社長であって、自身の経験や知識、スキルを活用して収入を得る者を指すこととする。
要するに、会社に所属せずに個人(一人)で事業を営む人を指します。
「フリーランサー」と呼ばれることもあります。
主な仕事内容は後述しますが、以下のような職種をイメージされることが多いでしょう。
ITエンジニア
デザイナー
マーケター
ライター
実際、フリーランス白書2024によると上位を占める職種は以下の通りです。
クリエイティブ・Web・フォト系:22.9%
エンジニア・技術開発系:18.6%
コンサルティング系:9.1%
出版・メディア系:8.0%
通訳翻訳系:5.0%
事務・バックオフィス系:5.0%
ちなみに、アメリカにおいてはフリーランスのほぼ半数が執筆作業とのことです(Wikipedia参照)。
続いて、関連用語である個人事業主との違いについて見ていきましょう。
フリーランスと個人事業主の違い
「個人事業主」とは、法人を設立せずに自ら事業を行っている人のことを指します。
自ら事業を行っているというのは大きさが関係ないため、副業で継続的に売上をあげている人も個人事業主となります。
要するに、フリーランスは個人事業主の一部というわけです。
そのため、Wikipediaには以下のように説明されています。
フリーランス(英: freelance)は、特定の企業や団体、組織に専従しておらず、業務委託により自らの技能を提供することにより社会的に独立した個人事業主である
引用元:Wikipedia
なので、フリーランスの方は「フリーランス」と名乗っても、「個人事業主」と名乗っても間違いではありません。
フリーランスの働き方の特徴
フリーランスは、企業と業務委託契約を結んで仕事をするのが一般的です。
そして、業務委託契約にも以下のような2つがあります。
(準)委任契約:依頼された作業を遂行することが求められる契約形態
請負契約:依頼されたものを完成させることにより報酬が払われる契約形態
契約形態によって働き方の特徴に違いがあります。
簡単に言うと、働く時間と場所の柔軟性が高いのが請負契約、収入を安定させやすいのが準委任契約です。
フリーランスになりたての頃は特に、フリーランス生活に不安を抱える方も多いかと思います。
なので、ある程度フリーランス生活に慣れて基盤が安定するまでは、準委任契約で仕事をするのがオススメです。
フリーランスの代表的な仕事一覧
続いて、フリーランスの代表的な仕事を見ていきましょう。
挙げればキリがありませんが、ここでは以下の仕事について解説していきます。
ITエンジニア
デザイナー
マーケター
ライター
事務
営業
その他
ITエンジニア
まず、最もイメージしやすいのがエンジニアかと思います。
ITエンジニアと言っても様々な仕事内容があり、代表的なものは以下です。
Webエンジニア
システムエンジニア(SE)
プログラマー
インフラエンジニア
サーバーエンジニア
データベースエンジニア
ネットワークエンジニア
プログラミングを始め、IT技術を駆使して企業のお役立ちをするのがフリーランスエンジニアの役割です。
フリーランスエンジニアの仕事内容に関しては、以下の記事で詳しく解説しているので、興味がある方はご覧いただければと思います。
フリーランスエンジニアの仕事内容とは?案件例を用いてわかりやすく解説
デザイナー
デザイナーに関しても、仕事内容は多岐に渡ります。
Webに関するデザインを行う方もいれば、オフラインでデザインを行う方もいます。
いくつかデザイナーの種類を挙げると、以下の通りです。
Webデザイナー
グラフィックデザイナー
ファッションデザイナー
インテリアデザイナー
プロダクトデザイナー
DTPデザイナー
イラストレーター
中でも、人気があるのがWebデザイナーです。
マーケター
マーケターは、企業のマーケティングを支援するための仕事です。
マーケティングに関しても色々な役割があり、代表的なものとして以下のようなものがあります。
マーケティング全体の責任者(プロダクトマネージャー)
企業やサービスのブランディング
広告運用
SEO(検索エンジン最適化)
SNS運用
基本的には、企業・サービスの現状や市場を分析した上で、最適な施策を打つ仕事となります。
事務
事務職をされている方でも、フリーランスとして活躍されている方は多くいます。
会社員と同様に以下のような仕事で、フリーランスをされています。
経理
人事
営業事務
総務
資料作成
スケジュール/タスク管理
データ入力
秘書
電話応対
営業
続いて、営業職でフリーランスをされている方もいます。
営業は分かりやすいと思いますが、大きく分けると以下のいずれかが一般的です。
商品やサービスを販売する企業の営業代行
販売代理店となって営業
会社員以上に収入を上げやすく、働き方の柔軟性が高いことからフリーランスへ転身される方もいます。
ライター
ライティング業務も、フリーランスの代表的な職種の一つです。
クラウドソーシングなどを見ると、1日に何件もライティング依頼がされていることが分かります。
代表的なのはWebメディアの記事執筆ですが、以下のようなライティング業務もあります。
コーポレートサイトやLPなどのセールスライティング
YouTubeのシナリオを書く
動画や音声の文字起こし
文章力だけでなく、SEOやセールスライティングができると収入が安定しやすくなります。
そして、ライターとして稼ぐために大事なことをまとめると以下の通りです。
自身でブログを運営して、SEOやライティングスキルを磨く
(ブログがポートフォリオにもなる)得意分野を作って、その実績を増やす
最初は単価が低くても実績を積んで、徐々に単価を上げていく
その他
ここまで代表的なフリーランスの仕事内容は6つ挙げましたが、その他にも色々な仕事があります。
基本的にどのような仕事であれ、個人で収入を得られるようになればフリーランスとしての活動が可能です。
なので、世の中にある仕事すべてフリーランスとして活動ができることになりますが、その他でよくある仕事について残り4つ紹介します。
クリエイター
まずはクリエイターです。
デザイナーもクリエイターのうちの一つですが、他にも以下のような仕事があります。
YouTuberなど映像クリエイター
動画編集者などの動画クリエイター
Webや映像・アートなどのディレクター
一見すると華やかなイメージの強い職種が多いです。
しかし、当然ながら他の職種と同様に地道な努力が必要となります。
更に、映像クリエイターなどはインフルエンサービジネスのため、収入が安定しにくいのも懸念点として挙げられます。
YouTuberなど会社員の延長でフリーランスになれないような仕事は、まず副業から始めるのがオススメです。
副業であれば、うまくいかなかった時に後戻りしやすいので。
士師業
以下のような士師業でフリーランスになる方も多くいます。
医師
弁護士
税理士
行政書士
司法書士
エンジニアやデザイナー等のように案件を紹介してくれるサービスが少ないので、人脈を活用するのが大事です。
ここまで紹介した仕事よりもフリーランスになる難易度は上がるものの、会社員からフリーランスになった時の収入UPも期待できる職種と言えます。
美容系
美容系も色々な職種があり、フリーランスになる方も多い職種です。
具体的にフリーランスになりやすいのは、以下のような職種が該当します。
美容師
ネイリスト
スタイリスト
上記のような職種は、いわばファンがつきやすい仕事です。
店舗勤務の際に何度も来店いただいた方(リピーター)は、フリーランスになってからも引き続きお願いしようとなることが多いです。
そのような方やSNSなどで新規のお客さんを確保することで、フリーランスとして生活する方も多くいます。
ドライバー
多くのドライバーが会社に就職せず、個人で働いています。
具体的には以下のようなドライバーがフリーランスになりやすいです。
専属ドライバー
トラックドライバー
タクシードライバー
上記のようなドライバーはフリーランスになりやすいですが、様々な申請が必要となります。
以下の記事にフリーランスドライバーのなり方が詳しく解説されています。
専属ドライバーは個人でできる?メリットとデメリットを解説 | セントラルサービスグループ
フリーランスとしてドライバー業の開始を検討している方は参考にしてみてください。
ここまでフリーランスの代表的な仕事について紹介してきました。
しかし、他にも挙げればキリがないほど色々な仕事でフリーランスをされている方がいます。
興味がある仕事や既にされている仕事があるなら、そのような仕事でフリーランスをしている方がいるか確認すると良いでしょう。
フリーランスで稼ぐことを見据えて、これから仕事を探す方はエンジニアがオススメです。
未経験から就職・転職できる会社もありますし、テックアカデミーなどのプログラミングスクールで、プログラミングスキルを身につけて就職・転職するのも良いでしょう。
フリーランスになる上で知っておくべきこと
ここまでは、フリーランスとは何なのかをテーマに解説をしてきました。
続いて、これからフリーランスを目指す方に向けて、フリーランスに必要な知識や準備すべきことについて解説していきます。
フリーランスになろうか迷っている方は、是非参考にしてみてください。
フリーランスのメリットとデメリット
まずは、フリーランスのメリットとデメリットについてです。
詳細は、「フリーランスのメリットとデメリット」にて解説をしていますが、それぞれ以下の通りです。
メリット
収入が上がりやすい
仕事を選択しやすい
人間関係のストレスが減る
経費計上で節税が可能
働く場所を選びやすい
週3日などの稼働でも可能
副業がしやすくなる
何かあれば仕事を変えやすい
色々な経験を積みやすい
デメリット
収入が不安定になりやすい
メインの仕事以外の作業が必要
社会的信頼が下がる可能性がある
福利厚生がなくなる
なんでもそうですが、迷った時は選ぶ理由と選ばない理由を天秤にかけると良いです。
人によって何を重視するかなどの価値観はそれぞれなので、フリーランスになるべき理由とならない理由を天秤にかけ、どうするか選択すると良いでしょう。
フリーランスに向いている人と向いていない人
次に、フリーランスに向いている人と向いていない人についてです。
残念ながら、全員が全員フリーランスに向いているわけではありません。
いくつか特徴をまとめると以下の通りです。
フリーランスに向いている人
自己管理能力が高い人
→自己管理:スケジュール・セルフマネジメント・金銭管理などオンとオフの切り替えがうまい人
変化や成長を求める人
コミュニケーション能力が高い人
仕事が好きな人
フリーランスに向いていない人
会社員という安定を求める人
責任感がない人
自己管理能力が低く管理してほしい人
フリーランスに向いている人の特徴に関しては、現状当てはまらなくても身につける気持ちがあれば問題ありません。
ポイントは、成長意欲があるかどうかです。
要するに、柔軟性高く変化に対応していくつもりがある方であれば良いわけです。
フリーランスになるための必要な準備ややること
最後に、フリーランスになるために必要なことを見ていきます。
基本的なフリーランスになるための必要な準備ややることは、以下の通りです。
フリーランスになるときにやること!必要な準備15個を徹底解説
フリーランスになる前にやると良いこと
貯金をしておく
賃貸の契約をする
フリーランスになる時に必要な手続き
開業届を出す
国民年金へ切り替える
国民健康保険に加入する
青色申告承認申請書を提出する
バーチャルオフィスを契約する
フリーランスのための準備としてやるべきこと
事業用の銀行口座を開設する
事業用のクレジットカードを作成する
会計ソフトを準備 or 税理士と顧問契約を結ぶ
生命保険や医療保険の見直しをする
成果を出すフリーランスの仕事環境の整え方
仕事専用の部屋を用意する
仕事に最適なスペックのパソコンを準備する
プリンターなどの事務用品を準備する
名刺を作成する
上記を含めたフリーランスになるためのステップは、以下の記事で解説をしています。
フリーランスになるには?5つのステップで始め方をわかりやすく解説
初めて会社員からフリーランスになる際は腰が重たくなってしまうかもしれませんが、一つひとつステップを踏めば問題ありません。
ですが、フリーランスにとって最も怖いのが、仕事・収入が安定しないことです。
途中で引用したフリーランス白書2024でも、以下の通り収入の満足度が低いことが分かります。
満足:30.9%
どちらでもない:26.9%
不満:42.2%
コロナ禍以前と比較すると、満足度が下がっている統計であることが分かります。
そのため、フリーランスになるなら、まず仕事が安定するための販路を確保することが重要です。
そこでオススメしたいのが、エージェントサービスを利用することです。
フリーランスの案件をお探しならフリコンへ
フリーランス向けのエージェントサービスは、日本国内に数十社〜数百社ありますが、フリコンもそのうちの一つです。
エージェントサービスを利用すると、以下のようなメリットがあります。
あなたの代わりにスキルや希望に合う案件を探してくれる
フリーランス生活の悩みについて相談ができる
高単価な案件を受注できて収入が安定しやすい
フリコンは、エンジニアを中心にデザイナー・マーケター・事務・営業職の案件を扱っています。
なので、フリーランスを希望する幅広い方のご支援をしております。
フリーランスにご興味ある方は一度お気軽にご相談ください。
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