フリーランスエンジニアの技術力は低くても良い!?真相を徹底解説
最終更新日:2024/12/03
これからフリーランスエンジニアになろうと思っている方で、技術力に関して気にされる方も多いかと思います。 確かに「フリーランス エンジニア 技術力」などでGoogle検索をすると、フリーランスエンジニアに技術力は必要ないという記事を見かけます。 しかし、本当にそうなのでしょうか? その真相について徹底解説します。 フリコンも、フリーランスの方々のキャリア相談をする中で、どれくらいの技術力が必要なのかを気にされるという声はよく聞きます。 実際のところどうなのか、包み隠さず真相について見ていくので是非参考にしてみてください。
目次
【結論】フリーランスエンジニアになるための技術力は高くない
フリーランスエンジニアが技術力を高めるために大切なこと
フリーランスエンジニアにとって技術力以上に大切なもの
まとめ
【結論】フリーランスエンジニアになるための技術力は高くない
最初に結論を書くと、フリーランスエンジニアになるためであれば、求められる技術力は高くありません。
本当にそうなのかは、実際の案件で求められる技術力を見ると明らかです。
以下の記事でも解説をしている通り、エンジニアとしての実務経験が3年あれば参画できる案件は多くあります。
フリーランスエンジニアは実務経験1年では不十分!必要な経験年数は?
案件によっては、実務経験が1年あれば参画できる案件があるほどです。
技術力が高くなくても大丈夫な理由
なぜ技術力が高くなくても大丈夫なのでしょうか?
いくつか要因があり、特に挙げられるのは以下の3点です。
現場でエンジニアの手が不足している
エンジニアと一言で言っても役割が色々ある
現場にサポートしてくれる方がいることもある
一人称で仕事を全てこなせるようになるに越したことはありません。
しかし、最初からなんでも一人でできる人なんて一人もいないです。
20代など若いうちは特に、現場を通じて経験を積み重ねていけば問題ありません。
ただし、単価を上げるにはレベルアップが不可欠
高くない技術力でフリーランスエンジニアになるのは可能。
しかし、単価を上げていこうと思ったらレベルアップは不可欠です。
技術力を高めるのはもちろんのこと、以下の記事にて解説をしているように「コミュニケーションスキル」や「セルフマネジメントスキル」も含めてです。
フリーランスエンジニアに必要なスキルとスキルアップで重要なこと
それでは技術力を高めていくにはどうすれば良いでしょうか?
フリーランスエンジニアが技術力を高めるために大切なこと
フリーランスエンジニアが技術力を高めるために大切なことを3つ紹介します。
キャリアプランに合った技術が身につく案件に参画すること
一つ目は、キャリアプランに合った技術が身につく案件に参画することです。
フリーランスエンジニアの案件は、条件を絞らなければ小さいものを入れると数千~数万件あります。
ついつい報酬額に目が眩んで以下のような案件に参画しがちです。
身につけたい技術とは無関係の案件
関連する技術でも、スキルアップに繋がりづらい案件
目先の報酬だけを見れば悪くないかもしれません。
ですが、1年後2年後更に先に後悔する可能性があります。
なぜかというと、過去の実績を聞かれた時に、受注したい案件と無関係なものしか答えられないからです。
なので、経験が浅いうちは多少報酬を犠牲にしてでも、技術が身につく案件に参画することをオススメします。
実務にて経験をしっかりと積むこと
資格や学習した過程も無意味とは言いません。
しかし、フリーランスエンジニアに求められるのは、実際の現場でいかに経験を積んできたかです。
例えば、Webサイト制作を例にすると以下の通りです。
○:実際の公開サイトを3個制作
△:実際の公開サイトは0個、練習用サイトを10個制作
練習とは言え場数を踏むことは大事かと思います。
ですが、実務でクライアントの要件をしっかりヒアリングし、求められるものを提供すること以上のことはありません。
少し背伸びした案件に参画すること
案件を探していると、大きく以下3つのレベルのものを目にすると思います。
すべての作業内容が明確で全く無理せずに完遂できるもの
少し不明瞭な点があって、調べたり検証したりしながらなんとかできそうなもの
作業イメージがまったくわかず、完遂できる自信がないもの
自信がないと、一つ目を選んでしまいがちです。
しかし、オススメなのはふたつ目の色々試しながらなんとかできそうなものです。
仕事に限らずなんでもそうですが、少しハードルを上げたものを達成すると人間は成長できます。
なので、少し背伸びした案件に参画することをオススメします。
フリーランスエンジニアにとって技術力以上に大切なもの
ここまでは技術力に着目して解説をしてきました。
しかし、フリーランスエンジニアにとって技術力以上に大切なものがあります。
技術力向上に努めるチャレンジ精神
一つ目は、技術力を高めることに関連しますが、チャレンジ精神です。
人は意識しないと自分が居心地の良い空間にいる性質があります。
しかし、それだと成長に繋がりませんし、成長しないと将来的に痛い目を見ることになります。
仮に今はあなたの希望に合った条件の案件が見つかったとしても、エンジニアを志す方は沢山いるので、たとえば以下のような感じだと仕事がなくなってしまいます。
あなた:現状に満足して成長しようとせず。レベルを10段階評価すると7くらい。
第三者:成長意欲旺盛で若い。レベルを10段階評価すると5くらい。
現状、仕事ができるのはあなたの方かもしれません。
しかし、多少レベルが低くても成長意欲がある若い人を雇う考えの企業は多いです。
なので、しっかりと現状に満足せず技術力向上に努めることが重要です。
情報をキャッチアップするためのコミュニケーション能力
続いてがコミュニケーション能力です。
正直、多少仕事ができないとしてもコミュニケーション能力があればカバーできます。
同じように例を挙げると以下のようなイメージです。
Aさん:技術力は9、コミュニケーション能力は2
Bさん:技術力は5、コミュニケーション能力は9
技術力だけ見たらAさんの方が良いです。
ただし、多くの現場で求められるのはBさんの方でしょう(現場によってはAさんの場合もあります)。
仮に技術力が優れていても、コミュニケーション能力が低いと以下のようなことが起こってしまうからです。
求められたものと違うものが出来上がってしまう
言った言わない問題で後になってから揉めてしまう
チームで仕事をしているのに一体感がない
なので、技術力を磨くことも大事にしつつ、コミュニケーションも積極的に取るようにしましょう。
まとめ
今回は、フリーランスエンジニアの技術力について解説をしてきました。
あらためておさらいすると、フリーランスエンジニアにとって大事なことは以下です。
キャリアプランに合った実務経験をしっかりと積んでいくこと
少し背伸びした案件に参画して、成長するように努めること
技術力と共にコミュニケーション能力も磨いていくこと
特に一つ目のキャリアプランに合った経験を積めるかは将来に大きく影響します。
ご自身でお仕事を探すにしても、エージェントなどのサービスを利用するにしてもそれは変わりません。
仕事探しのプロであるエージェントにお願いすると、キャリアプランの相談にも乗ってもらいながら案件も見つけてもらえるので一石二鳥です。
フリコンも、エージェントサービスとしてフリーランスの方の相談に沢山乗ってきました。
キャリアプランの相談にも乗ることが可能なので、どういう基準で仕事を探すか迷ってしまう方もお気軽にお問合せください。