AWS認定資格一覧【2026年最新】全12種の難易度・受験料とおすすめ取得順
最終更新日:2026/08/19
AWS認定資格とは、AWSに関する技術スキルを公式に証明する認定試験で、Foundational・Associate・Professional・Specialtyの4階層に整理されています。2026年8月時点の現行は全12種で、Machine Learning Specialtyは2026年3月末に廃止、Generative AI Developer Professionalが新設されました。全12種の試験時間・問題数・受験料の一覧と、難易度の目安、エンジニア向けの取得順を解説します。
先に結論
迷ったら、初学者はCloud Practitioner、実務経験者はSAAから始めるのが基本です
現行の認定は全12種(Foundational 2・Associate 5・Professional 3・Specialty 2)。Machine Learning – Specialty(MLS-C01)は2026年3月31日に廃止され、Generative AI Developer – Professionalが新設されています
受験料はFoundational 100USD・Associate 150USD・Professional/Specialty 300USD。試験時間はFoundational 90分、Associate 130分、Professional 180分、Specialty 170〜180分です
未経験〜実務1年はCloud Practitioner(CLF-C02)から、実務経験者はSolutions Architect Associate(SAA-C03)が起点になります
フリーランス案件ではSAA・DOP(DevOps Engineer Pro)・SAP(Solutions Architect Pro)の評価が安定。フリコン掲載のAWS関連案件は6,814件、平均単価は月83万円です(2026年8月19日時点)
「資格を取れば単価が上がる」とは限りません。実務経験+資格+ポートフォリオの3点で評価される傾向です
この記事でわかること
AWS認定資格の全体像と4階層の違い
2026年8月時点で受験できる全12資格の一覧(試験時間・問題数・受験料)と2026年の変更点
エンジニアのキャリア・職種別のおすすめ取得順
階層別の難易度と、経験別に必要な学習時間の目安
フリーランス案件・単価への影響と効率的な学習法
目次
AWS認定資格の全体像
AWS認定資格の一覧【2026年8月時点・全12種】
AWS認定資格の難易度と学習時間の目安
エンジニア向けおすすめ取得順
キャリア戦略|AWS資格と単価・案件の関係
学習方法と教材の選び方
よくある失敗と対策
実践チェックリスト
まとめ
よくある質問
AWS認定資格の全体像
AWS認定資格は、AWSが公式に提供する技術認定プログラムです。クラウド未経験者から専門家まで、実力に応じた段階的な認定を受けられる仕組みになっています。試験はピアソンVUEテストセンターまたはオンライン監督で受験でき、合格すると3年間有効な認定が付与されます。
認定は4階層で構成される
AWS認定は次の4階層に分かれています。下にいくほど対象範囲が深く、求められる実務経験も長くなります。
階層 | 想定レベル | 主な資格 |
|---|---|---|
Foundational | クラウド初学者・営業・PM等 | Cloud Practitioner、AI Practitioner |
Associate | AWS実務経験 約1年 | Solutions Architect、Developer、SysOps Administrator、Data Engineer、Machine Learning Engineer |
Professional | AWS実務経験 約2年以上 | Solutions Architect Pro、DevOps Engineer Pro、Generative AI Developer |
Specialty | 各専門分野の経験者 | Security、Advanced Networking |
新設・名称変更・統合が継続的に行われている領域です。本記事では次章で現行の全12資格を一覧化していますが、申し込み前にはAWS認定 公式ページで最新の構成を必ず確認してください。
試験形式と合格ライン
ほとんどの試験は多肢選択式(複数選択・複数回答)で、出題数は試験ごとに異なります。AWS試験はスケールドスコアで評価され、合格基準は試験ごとに異なります。最新の合格スコア・問題数は試験ガイドで必ず確認してください。AWS自体は資格別の合格率を公表していません。
認定の有効期限と更新(リサーティフィケーション)
認定は取得日から3年間有効です。再受験や関連する上位認定の取得で更新扱いになるケースがあり、対象関係はAWSの公式認定ポリシーで確認できます。AWSは認定保有者向けにRecertification割引やバウチャーキャンペーンを実施することがあります。期限切れ前に「上位資格に挑戦する」「同じ資格を再受験する」のどちらにするか、早めに計画を立てましょう。
ミニFAQ:受験はオンラインと会場のどっちがおすすめ?
会場受験はトラブルが少なく、初回はテストセンターを選ぶ人が多くなっています。オンライン監督は移動時間が省ける一方、本人確認・周辺環境のチェックが厳格で、時間に余裕を持って臨む必要があります。
AWS認定資格の一覧【2026年8月時点・全12種】
現行の認定は12種類です。試験時間・問題数・受験料はAWS公式の各試験ページに記載された値をまとめています(2026年8月19日確認)。
階層 | 資格名 | 試験コード | 試験時間 | 問題数 | 受験料 |
|---|---|---|---|---|---|
Foundational | AWS Certified Cloud Practitioner | CLF-C02 | 90分 | 65問 | 100 USD |
Foundational | AWS Certified AI Practitioner | AIF-C01 | 90分 | 65問 | 100 USD |
Associate | AWS Certified Solutions Architect – Associate | SAA-C03 | 130分 | 65問 | 150 USD |
Associate | AWS Certified Developer – Associate | DVA-C02 | 130分 | 65問 | 150 USD |
Associate | AWS Certified SysOps Administrator – Associate | SOA-C02 | 130分 | 65問 | 150 USD |
Associate | AWS Certified Data Engineer – Associate | DEA-C01 | 130分 | 65問 | 150 USD |
Associate | AWS Certified Machine Learning Engineer – Associate | MLA-C01 | 130分 | 65問 | 150 USD |
Professional | AWS Certified Solutions Architect – Professional | SAP-C02 | 180分 | 75問 | 300 USD |
Professional | AWS Certified DevOps Engineer – Professional | DOP-C02 | 180分 | 75問 | 300 USD |
Professional | AWS Certified Generative AI Developer – Professional | 公式ページ未掲載(申込画面で確認) | 180分 | 75問 | 300 USD |
Specialty | AWS Certified Security – Specialty | SCS-C02 | 170分 | 65問 | 300 USD |
Specialty | AWS Certified Advanced Networking – Specialty | ANS-C01 | 170分 | 65問 | 300 USD |
2026年に入ってからの変更点(受験前に必ず確認)
構成は毎年動きます。以下はいずれも2026年8月19日にAWS認定 公式ページおよび各試験の公式ページで確認した内容です。
AWS Certified Machine Learning – Specialty(MLS-C01)は2026年3月31日で廃止されました。ML領域はAssociateのMachine Learning Engineer(MLA-C01)が受け皿になります
AWS Certified Generative AI Developer – Professional が新設され、登録受付が始まっています。生成AI領域で初のProfessional認定です
AWS Certified Machine Learning Engineer – Associate(MLA-C01)は試験の更新がアナウンスされています。受験時期によって出題範囲が変わる可能性があります
AWS Certified Security – Specialty は更新版の登録受付が始まっていると公式ページで案内されています。試験コードが切り替わる可能性があるため、申し込み画面で確認してください
古い記事や教材は廃止済みのMLS-C01を「現役」として掲載していることがあります。学習を始める前に、AWS認定の公式ページで対象試験が現行かどうかを必ず確認してください。
Foundationalレベル(基礎)
クラウドの基礎概念・主要サービス・課金とサポートを横断的に問う階層です。Cloud PractitionerはAWSの全体像を学ぶ最初の一歩、AI Practitionerは生成AIの基礎概念に焦点を当てた認定で、いずれも90分・65問・100 USDです。
Associateレベル(中級)
実務でAWSを使うエンジニア向けの中核資格群で、5種類とも130分・65問・150 USDです。Solutions Architect Associate(SAA)は最も受験者が多く、フリーランス案件でも要件に挙がる頻度が高い資格です。SOAは運用寄りの出題が含まれる時期があり、運用経験者向けとされています。最新の出題形式は試験ガイドで確認してください。
Professionalレベル(上級)
複数アカウント・大規模設計・運用自動化が問われる階層で、3種類とも180分・75問・300 USDです。SAPは設計の総合力、DOPはCI/CD・監視・障害対応の運用力、そして新設のGenerative AI Developerは生成AIアプリケーションの開発・運用を対象とします。
Specialtyレベル(専門分野)
特定領域の深い専門性を証明する階層で、現行はSecurityとAdvanced Networkingの2種類です(いずれも170分・65問・300 USD)。データベース・データアナリティクス・機械学習のSpecialtyは、Associate試験への統合や廃止で整理されました。
ミニFAQ:今から取るならどれが安全?
クラウド初学者はCloud Practitioner、開発者はDeveloper Associate、インフラ・運用者はまずSAA、運用寄りなら次にSOA、生成AI領域に関心があるならAI Practitionerから始めるのが無難な選択肢です。
AWS認定資格の難易度と学習時間の目安
難易度は階層でほぼ決まります。Foundationalは知識中心、Associateは実務1年相当、Professionalは実務2年以上の設計・運用経験、Specialtyは対象領域の実務経験が前提です。AWSは資格別の合格率を公表していないため、ここでは前提経験と学習時間で難易度を整理します。
階層・資格 | 難易度の目安 | 前提となる経験 | 未経験からの学習時間 | 実務経験ありの学習時間 |
|---|---|---|---|---|
Cloud Practitioner/AI Practitioner | 入門 | 特になし | 30〜60時間 | 10〜20時間 |
SAA-C03(Solutions Architect Associate) | 中級 | AWSの主要サービスを業務で触れた経験 | 80〜150時間 | 40〜80時間 |
DVA-C02/SOA-C02/DEA-C01/MLA-C01 | 中級 | 開発・運用・データ基盤いずれかの実務 | 80〜150時間 | 40〜80時間 |
SAP-C02/DOP-C02/Generative AI Developer | 上級 | 設計・運用の実務2年以上 | 150〜250時間 | 80〜150時間 |
SCS-C02/ANS-C01(Specialty) | 上級(専門) | 対象領域の実務経験 | 80〜200時間 | 40〜120時間 |
学習時間はAWSが公表している値ではなく、受験者の学習記録や各種学習サービスで一般に案内されているレンジを整理した目安です。対象サービスをどこまで実機で触っているかで実際の所要時間は大きく変わります。
難易度の感じ方で差が出やすいのは次の3点です。
Associate → Professional の段差が最も大きい:出題が「サービスの知識」から「制約条件つきの設計判断」に変わり、問題文も長くなります
SOA-C02は運用経験の有無で体感難易度が変わる:実機での運用経験があると有利です
Specialtyは範囲が狭い代わりに深い:対象領域の実務がないと、学習時間だけでは埋めにくくなります
エンジニア向けおすすめ取得順
「自分のキャリアパスで何を取るか」を職種別に整理します。初学者はCloud Practitionerから、実務経験者はSAAから始めるケースが多いです。汎用的な順番はCloud Practitioner → SAA → SOA/Developer → SAP/DOP → Specialtyですが、実務領域によって優先度が変わります。
未経験〜実務1年目のエンジニア
Cloud Practitioner(CLF-C02)から始めるのが定番です。AWSの主要サービス名と用途を一通り押さえ、転職活動・案件参画時の基礎知識として活用できます。実務でAWSに触れて半年〜1年経った頃にSAA-C03へ進むと、設計の型が身につきます。クラウドエンジニアという職種の全体像はクラウドエンジニアとは?で詳しく整理しています。
Webエンジニア・バックエンドエンジニア
SAA → Developer Associate(DVA-C02)の流れがおすすめです。SAAでアーキテクチャの骨格を理解し、Developer AssociateでLambda・API Gateway・DynamoDBなどのサーバーレス開発に詳しくなる組み合わせです。CI/CDを担当する場合はDOP-C02まで進むと、開発から運用まで一貫した知識を証明できます。
インフラ・SRE・クラウドエンジニア
SAA → SOA → SAPが王道ルートです。職種そのものの解説はクラウドエンジニアとは?仕事内容や必要なスキル、年収について解説、インフラエンジニアとは?仕事内容・年収・必要スキルと将来性を解説もあわせてご覧ください。SOA(SysOps)は実技要素を含むため、運用設計の実体験が問われます。SAP(Solutions Architect Professional)は複数アカウント・ハイブリッド構成・大規模移行など、ベンダー側の提案で使う知識が中心です。Advanced Networking Specialtyもネットワーク専門エンジニアの強みになります。SREの全体像はSREとは?も参考にしてください。
データエンジニア・AIエンジニア
Cloud Practitioner → Data Engineer Associate(DEA-C01)→ Machine Learning Engineer Associate(MLA-C01)が中核です。かつて上位に置かれていたMachine Learning – Specialty(MLS-C01)は2026年3月31日に廃止されているため、これから取るならMLA-C01が実質的な選択肢になります。AI領域ではE資格・G検定とAWS資格を組み合わせる人が増えています。生成AI領域の理解度を示すなら、AI Practitionerから始めて上位のGenerative AI Developer Professionalへ進む流れが現実的です。
セキュリティ志向のエンジニア
SAA → Security Specialty(SCS-C02)が定番です。IAM・KMS・GuardDuty・Security Hubなどの仕様を深く問う試験で、セキュリティエンジニアの専門性を可視化できます。求人票で「AWS Security Specialty保有歓迎」が記載されるケースもあります。
キャリア戦略|AWS資格と単価・案件の関係
AWS資格は職務経歴書の見栄えを大きく変えますが、「資格があれば単価が上がる」と断定はできません。実務経験・ポートフォリオ・コミュニケーション力との組み合わせで評価される点を理解しておきましょう。
フリーランス案件での評価傾向
主要フリーランスエージェントの公開案件(クラウド・インフラ系募集、2026年春時点の観測)では、SAA・SAP・DOPが要件として明記されるケースが目立ちます。Specialty系(Security・Networking)は専門性を要求する案件で評価軸として使われることがあります。Foundationalレベル単体だと「あればプラス」程度の扱いに留まる傾向です。
単価・年収への影響
「AWS資格を取れば年収が◯◯万円アップ」という相場の数字には、母集団・計測条件が公開されていないものが多いため、根拠不明の数字をそのまま信じるのは危険です。観測ベースで言えるのは次のような傾向です。
SAA保有 + 実務経験2年以上:クラウド系の中堅案件にエントリーしやすくなります
SAP/DOP保有 + 設計・運用経験:上位案件・PM寄り案件に提案されるケースが増えます
Specialty保有 + 専門領域経験:限定的な高単価案件に通りやすくなります
掲載案件でみるAWSスキルの単価水準(資格の効果とは別)
資格そのものの効果は切り分けられませんが、AWSスキルが要件に入る案件の単価水準は実データで確認できます。フリコンに掲載中のAWS関連案件は6,814件、平均単価は月83万円です(2026年8月19日時点・掲載中の公開案件が母集団)。
月額単価帯 | 案件数 | 構成比 |
|---|---|---|
70万円以下 | 706件 | 10.4% |
70万円超〜80万円以下 | 1,905件 | 28.0% |
80万円超〜90万円以下 | 1,989件 | 29.2% |
90万円超〜100万円以下 | 1,165件 | 17.1% |
100万円超〜120万円以下 | 769件 | 11.3% |
120万円超 | 280件 | 4.1% |
100万円を超える案件は1,049件(15.4%)です。同じ時点のサーバーサイドエンジニア案件21,156件の平均が月77万円なので、AWSスキルが要件に入る案件は相対的に上の帯に寄っています。ただしこれは資格の有無ではなく、クラウド設計・運用まで担える人材が求められる案件が多いことの反映と考えるのが自然です。
募集要件の粒度感はフリコンのAWS案件一覧で確認できます。自分がどの帯を狙えるかの目安は、無料のフリーランスエンジニア単価診断で確認できます。単価を体系的に上げる考え方は【2026年最新版】フリーランスエンジニアの単価相場と単価の上げ方とは?で整理しています。
法人案件・公共系案件で求められるレベル
一部の公共系・大規模法人案件では、調達要件として「AWS Certifiedの保有者◯名以上」と人数要件が出されるケースがあります。SAP・DOP・Security Specialtyあたりが評価されやすく、エージェント側も保有者を優遇する募集を出すことがあります。
ミニFAQ:資格より実務経験の方が大事?
両方が揃っているのが理想ですが、フリーランス市場では実務経験が先、資格はそれを裏付ける証明として機能するケースが多くなっています。資格だけで実務経験を補えるとは限らない点に注意しましょう。
学習方法と教材の選び方
AWS試験は出題範囲が広く、独学でも合格可能ですが、効率の良い学習設計が重要です。教材の種類ごとに使いどころを整理します。
公式デジタルトレーニング(AWS Skill Builder)
AWSが提供するSkill Builderでは、無料の入門コースから有料サブスクリプションのハンズオン環境まで揃っています。Exam Prep(試験対策コース)とOfficial Practice Question Setsは、試験形式に慣れる教材として定評があります。
書籍・問題集
日本語書籍は出版元の改訂が試験コード改定に追いつかないことがあります。試験ガイド(Exam Guide)と公式サンプル問題は必ず確認し、書籍は補助教材として使うのが安全です。AWSの公式トレーニングも、無料・有料の選択肢を含めて参考になります。
Udemy・模擬試験サービス
AWS Certifiedに特化したUdemyの模擬試験コースを使う人が多くなっています。本試験よりやや難易度が高めに作られているコースも多く、過剰に点数を意識すると萎縮しやすいので、「弱点の発見」と割り切って使うのがコツです。
学習コミュニティ・ハンズオン
GitHub・Qiita・Zennには合格体験記が豊富にあります。Hands-On Labやオープンソースのワークショップを使って、実機操作とドキュメント精読を並行させると、本番試験の応用問題に対応しやすくなります。
よくある失敗と対策
失敗1:試験コードの改定・廃止に気づかず古い教材で学習する
AWS試験は数年単位で試験コードや出題範囲が更新され、廃止される試験もあります。例えばSAAは「C02→C03」のように改定されており、Machine Learning – Specialty(MLS-C01)は2026年3月31日で廃止されました。廃止済みの試験を前提にした記事や講座がそのまま残っていることもあります。申込前にAWS公式の試験ガイドPDFと認定ページを確認し、現行かつ最新コード対応の教材を選びましょう。
失敗2:資格取得を目的化して実務に活かせない
問題集を周回するだけで合格できる場合もありますが、実務で使えなければ評価されにくいのが現実です。Lambda・S3・CloudFormation・IAMなど、職種に関係する主要サービスは必ず実機で触れる時間を確保しましょう。
失敗3:受験料の予算を見誤る
Professional・Specialtyは1試験300USDで、複数受験すると数万円規模になります。会社負担・補助制度の有無を確認し、合格報奨金の対象になるかも事前にチェックすると損をしません。
失敗4:更新タイミングを逃す
3年で失効するため、期限の半年前を目安に再受験計画を立てるのがおすすめです。上位資格を取れば下位資格の有効期限も延長される仕組みもあるため、失効リスクと費用を踏まえて戦略的に決めましょう。
失敗5:会場や受験環境のトラブルで本番崩れする
オンライン監督の場合、PC・ウェブカメラ・マイクの動作確認、机周りの整理が必須です。当日の30分前にはチェックインを済ませるくらい余裕を持つのが安全策です。
実践チェックリスト
項目 | 確認ポイント |
|---|---|
階層 | Foundational・Associate・Professional・Specialtyのどこを目指すか |
試験コード | 申込前に公式試験ガイドの最新コードを確認したか |
学習時間 | 経験別の目安時間を踏まえて計画を立てたか |
教材 | 公式 + Udemy + 模擬試験の組み合わせを準備したか |
実機 | 主要サービスを実機で触る時間を確保したか |
受験料 | 会社負担・合格報奨金など補助制度を確認したか |
受験形式 | テストセンター・オンラインのどちらかを決めたか |
更新 | 3年後の更新計画(再受験 or 上位取得)を見据えたか |
キャリア | 取得後の職務経歴書・案件応募への反映を計画したか |
ポートフォリオ | 資格取得と並行して実務成果物を整理したか |
まとめ
AWS認定資格は、4階層で整理されたラインナップを体系的に活用することで、エンジニアのキャリアと案件獲得を後押しできる仕組みです。本記事の要点をまとめます。
現行は全12種。2026年3月末にMachine Learning – Specialty(MLS-C01)が廃止され、Generative AI Developer – Professionalが新設されました
取得順はCloud Practitioner → SAA → SOA/Developer → SAP/DOP → Specialtyが王道です
受験料はFoundational 100USD・Associate 150USD・Professional/Specialty 300USD。試験時間は90〜180分、問題数は65〜75問です
フリーランス案件ではSAA・SAP・DOPの評価が安定。AWS関連案件は6,814件・平均単価は月83万円で、100万円超は15.4%です(2026年8月19日時点)
「資格だけで単価アップ」は期待しすぎず、実務経験+ポートフォリオと組み合わせて使いましょう
認定は3年で失効するため、上位取得や再受験で更新計画を組むのが現実的です
次のアクションとしては、まず自分の職種に近い資格を1つ選び、AWS Skill Builderの無料コースで全体像を確認することから始めましょう。試験ガイドPDFと公式練習問題は無料で取得できるので、本気で受験するか判断する材料になります。
そのうえで、フリコンのAWS案件一覧で「どの資格・どの経験が実際の募集要件に書かれているか」を確認すると、取得順の優先度を決めやすくなります。試験コードや料金は更新されるため、申込時点で必ずAWS認定 公式ページの最新情報を確認してください。
※本記事の試験時間・問題数・受験料は2026年8月19日にAWS公式の各試験ページで確認した値です。試験コード・受験料・有効期限などはAWSの最新案内が優先されます。受験前に必ず公式情報を確認しましょう。
よくある質問
AWS資格は転職や案件獲得にどれくらい有効ですか?
求人票では「AWS Certified保有者歓迎」「SAA以上必須」と明記されるケースが見られます。フリーランスエージェントの公開案件でも保有資格を選択肢として記載できる仕組みが多く、歓迎条件や必須条件に資格名が記載される求人では書類上のアピール材料になりやすくなります。ただし、資格単体で単価が決まるわけではありません。
Cloud PractitionerとSAA、どちらから受けるべきですか?
クラウドの実務経験がほとんどない人は、まずCloud Practitionerで全体像を整理してからSAAに進むと挫折しにくくなります。すでにオンプレや別クラウドの経験があるエンジニアは、SAAから直接受験するケースも一般的です。
Machine Learning – Specialty(MLS-C01)はまだ受験できますか?
受験できません。AWS公式の案内では、AWS Certified Machine Learning – Specialtyは2026年3月31日に廃止され、試験準備リソースの提供も同日で終了しています。機械学習領域では、AssociateのAWS Certified Machine Learning Engineer(MLA-C01)が現行の選択肢です。ただしMLA-C01は試験の更新がアナウンスされているため、受験時期によって出題範囲が変わる可能性があります。
2026年に新しく追加されたAWS資格はありますか?
AWS Certified Generative AI Developer – Professionalが新設され、登録受付が始まっています。Professional階層で、試験時間180分・75問・受験料300 USDです。生成AIアプリケーションの開発・運用を対象とした初のProfessional認定にあたります。あわせてSecurity – Specialtyの更新版も登録受付が始まっているため、申し込み時に試験コードを確認してください。
受験料はどれくらいかかりますか?
Foundationalが100USD、Associateが150USD、Professional・Specialtyが300USDが目安です。為替レートによって日本円換算額は変動するため、申込時点でAWS Trainingの公式案内を確認してください。再受験の場合も都度受験料が発生します。
認定の有効期限はどれくらいですか?
取得日から3年間です。同じ資格を再受験するか、関連する上位資格を取得することで更新できます。Recertification割引(50%オフ)が用意されることが多いので、期限の半年前から計画的に動くのがおすすめです。
不合格になった場合、すぐに再受験できますか?
不合格から再受験までは14日間の待機期間があります(公式の試験規約による)。短期間の連続受験はできないため、不合格後は弱点を補強してから再受験するのが現実的です。
模擬試験は何点取れれば本番に挑戦してよいですか?
一般的には80%前後を目安にする人が多いですが、模試の難易度差が大きいため過信は禁物です。コースによって難易度が違うため、複数の模試で同水準が安定して出るかを基準にすると安全です。
資格取得後、年収やフリーランス単価はどう変わりますか?
「AWS資格を取れば年収◯万円アップ」という根拠のある統計は限定的です。観測ベースでは、SAA以上+実務経験で中堅クラスの案件にエントリーしやすくなる傾向があります。確実な単価アップには、資格+ポートフォリオ+面談対策の3点を整える必要があります。単価交渉の進め方はフリーランスエンジニアの単価交渉のコツも参考にしてください。
Specialty資格はどんな人が取るとメリットが大きいですか?
セキュリティ・ネットワーク・機械学習など、専門領域の実務経験を活かしてポジションを狙う人に向いています。中途半端な領域知識でSpecialtyを取っても評価につながりにくいので、まずはAssociateで基礎を固めるのが先決です。
法人案件の調達要件で資格保有者数が問われるケースはありますか?
公共系・大規模法人案件では、提案書にAWS Certified保有者数を明記するケースがあります。SAP・DOP・Security Specialtyあたりが評価されやすく、フリーランスがチームに参画するときの「人数要件の充足」に貢献することもあります。
英語が苦手でも合格できますか?
日本語版の試験が用意されている資格が多く、日本語のみで合格するエンジニアは多くいます。一方、最新サービスの一次情報は英語が早いため、日本語で学習しつつ重要箇所は英語ドキュメントで確認する習慣がついていると、上位資格の理解度が伸びやすくなります。
会社員エンジニアでも会社負担で受験できますか?
会社の規程によります。多くのクラウド系企業では合格時の受験料補助・合格報奨金を制度化していますが、不合格時の負担や対象資格の範囲は会社ごとに違います。社内規程を事前に確認し、どの資格までが対象か把握してから受験計画を立てましょう。
生成AI関連のAWS資格はどれを優先すべきですか?
入門的な位置づけはAI Practitioner(AIF-C01)、上級者向けはMachine Learning Engineer Associate(MLA-C01)およびGenerative AI Developer Professionalです。試験の正式リリース時期や試験範囲は変動するため、最新情報はAWS認定 公式で確認しましょう。
