常駐型フリーランスエンジニアのメリット・デメリットと成功するコツ
最終更新日:2024/11/27
フリーランスエンジニアの働き方の一つである常駐。 一見会社員と変わらない働き方のため、実態がどうなのか気になる方も多いかと思います。 そこで、今回は常駐型フリーランスエンジニアの実態について解説をしていきます。
目次
常駐型のフリーランスエンジニアとは
常駐型フリーランスエンジニアのメリット
常駐型フリーランスエンジニアのデメリット
フリーランスエンジニアの常駐案件の例
フリーランスが常駐で働く上でおさえておくべきこと
まとめ
常駐型のフリーランスエンジニアとは
まず、常駐型フリーランスエンジニアとは何なのかという点から改めて見ておきましょう。
会社員との違いを含め、フリーランスエンジニアの働き方について詳しくは以下の記事にて解説をしています。
フリーランスエンジニアの働き方とは?会社員との違い交えて解説
上記の記事でも解説をしている通り、フリーランスの働く場所は以下のいずれかです。
エンドユーザーのオフィス
元請けのIT企業のオフィス
在宅やシェアオフィスなどリモートワーク
前者2つが常駐型のフリーランスということとなります。
一方、リモートワークの一部である在宅でのフリーランスエンジニアに関して、以下の記事で詳しく解説しているので合わせて参考にしてみてください。
フリーランスエンジニアの在宅案件の実際と必要なスキル・メリットデメリット
続いて、常駐型フリーランスエンジニアのメリットとデメリットを見ていきましょう。
常駐型フリーランスエンジニアのメリット
まずは、常駐型フリーランスエンジニアのメリットを5つ紹介していきます。
案件数が多いので収入が安定しやすい
収入を安定させる上で、案件の多さは非常に重要です。
なぜなら、フリーランスの悩みの多くが安定しない仕事に起因するためです。
フリーランスエンジニアは非常に多くの案件数があり、中でも常駐での案件は多くを占めます。
リモートワーク希望の場合、選べる案件は限られてしまいます。
しかし、常駐での勤務が可能であれば、選択肢が多く案件を受注しやすいので、収入が安定しやすいです。
コミュニケーションが取りやすい
リモートワークのデメリットの一つにコミュニケーションの取りづらさがあります。
オンラインMTGはできても、面と向かって会話をするのが難しいためです。
しかし、常駐であれば面と向かって仕事ができるので、コミュニケーションが取りやすいです。
ただし、コミュニケーションを取る際は以下を意識するようにしましょう。
要点をまとめて話すこと
相手がコミュニケーションを取れるタイミングか確認すること
必要に応じて仕事以外の会話もすること
最も重要なことは、相手のことをしっかり敬いながら会話をすることです。
様々な現場で成長に繋がりやすい
常駐で働くと、様々な現場で働くこととなります。
その結果、以下のような理由によりあなたの成長に繋がりやすいです。
現場に色々な方がいて刺激になる
現場によって手法やルールが異なるため、様々な角度から技術を磨ける
リモートでも成長できないことはありませんが、常駐でより身近に感じることで一層成長に繋がります。
作業環境が充実している
リモートワークの場合、ゼロから自分で環境を構築する必要があります。
クライアントによってはパソコンを貸与してもらえることもありますが、ディスプレイやプリンターなどすべて用意しなければなりません。
しかし、常駐の場合は作業のための環境がしっかりと整っています。
そのため、作業環境をあなた自身が整える必要はほとんどありません。
作業環境を整えると成長に繋がることもありますが、手間なことも多いので省けるのはメリットと言えます。
オンオフの切り替えがしやすい
在宅で仕事をしていると、オンオフの切り替えが難しいです。
自分なりの切り替え方法を決める必要があります。
一方、常駐の場合はその必要がほとんどありません。
基本的に、オフィスで働いている時がオン、オフィスから出たらオフになるわけですからね。
したがって、在宅ワークと比較した時のわかりやすいメリットと言えます。
常駐型フリーランスエンジニアのデメリット
続いてデメリットについても3点見ていきましょう。
働く時間と場所が拘束されてしまう
常駐で働く場合、当然ながら働く時間と場所は拘束されることとなります。
9:00-18:00勤務の場合を例に挙げると、以下のようなイメージです。
07:00-08:00:出勤の準備
08:00-09:00:会社へ移動
09:00-18:00:会社で勤務
18:00-19:00:家へ移動(残業なしで直帰する場合)
上記の通り、9:00-18:00の勤務であっても7:00-19:00は仕事に関わる時間になってしまいます。
おそらく会社員として同様の働き方をされている方もいらっしゃるかと思います。
リモートワークの場合、出勤の準備と移動時間を省けるので、効率的に時間を使うことが可能です。
移動時間がムダになることが多い
一つ目でも挙げた通り、常駐の場合は会社への往復の時間と出勤の準備の時間が必要です。
通勤時間を読書など有効活用することも可能ですが、徒歩や電車の乗り換えなどの時間はそうもいきません。
出勤準備の時間と会社までの往復時間が3時間だとして、有効に使えるのは半分の1時間半くらいが限度ではないでしょうか?
一方、在宅ワークであれば、基本3時間フルで自由に使うことが可能です。
時間の面で考えると、在宅ワークの方が良いのが明らかと言えます。
スーツ出社になることも多い
常駐で働く場合、企業によってはスーツでの出社と規定があることも多いです。
基本的には、クライアントに合わせる形となり、以下のような仕事は特にスーツ勤務が多くなります。
官公庁のシステムを扱う
金融系のシステムを扱う
あらゆる企業の基幹システムを扱う
※あくまでも例なので、企業によっては私服やビジネスカジュアルでも大丈夫な場合もあります。
スーツだと服を細かく気にする必要がないというメリットもありますが、窮屈さを感じてしまう方も多いでしょう。
フリーランスエンジニアの常駐案件の例
常駐型フリーランスエンジニアのメリットとデメリットをそれぞれ見ていきました。
続いて、フリーランスエンジニアの常駐案件の例をいくつか紹介していきます。
BizRoboエンジニア RPAツール開発
単価 | 60〜70 万円/月 |
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案件詳細 | 【案件】 RPAツール開発支援(BizRobo!) 【内容】 ・RPAツールを使用し、お客様先での開発を担当 ・システム開発の知見がないお客様へのご説明、ヒアリング |
必須スキル | BizRobo!での開発経験 |
C++/C#エンジニア 既存のIPを利用したスマホゲーム開発
単価 | 70〜80 万円/月 |
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案件詳細 | <概要> VRアクションゲームのクライアント・サーバーの開発業務 <お仕事内容> ・開発環境やワークフローの構築/改善 ・システムサイドから見た企画の実現性、開発工数、企画への改善案提案 ・負荷軽減などによるプログラムの高速化 ・開発技術のスキルアップ、ノウハウ共有 ・システム要件定義・設計 ・ゲームエンジンのカスタマイズ ・グラフィック仕様の検証 |
必須スキル | ・Unreal Engine/Unity などのゲームエンジンを使用した開発経験 ・C++/C#/Java などのプログラム言語を使用した開発経験 |
プロジェクトマネージャ クラウド会計システム
単価 | 70〜80 万円/月 |
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案件詳細 | ・プロダクトロードマップの作成 ・プロダクトの現状分析、課題抽出 ・機能開発における方針決定/課題管理/効果測定 |
必須スキル | ・ソフトウェア開発の上流工程(要件定義・基本設計)の経験 ・システムの開発・導入におけるステークホルダーとの折衝や調整の経験 |
Pythonエンジニア 保険会社向け分析案件支援
単価 | 80〜90 万円/月 |
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案件詳細 | 【案件名】 保険会社向け分析案件支援 【仕事内容】 ・既にある推論コード(ノートブック形式)のパイプライン化 ・既にある推論コードの改善提案 ・自動車解約予測の月次運用作業 ・学習、データ抽出コードのパイプライン化 ・効果検証の提案 |
必須スキル | ・Pythonを利用したML関連コードの開発経験 ・Linux、Windowsサーバーの管理経験 |
AccessVBAエンジニア 銀行向けEUCツール開発
単価 | 55〜60 万円/月 |
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案件詳細 | <プロジェクト> 銀行向けEUCツール開発 <お仕事内容> ・各種EUCツール等の開発 ・工程:詳細設計~開発/テスト |
必須スキル | ・AccessVBAのスキル ・SQLのスキル |
実際にフリコンにて扱っている案件をいくつか紹介しました。
他にどのような常駐案件があるかはお気軽にお問合せください。
フリーランスが常駐で働く上でおさえておくべきこと
最後にフリーランスが常駐で働く上でおさえておくべきことを見ておきましょう。
人間関係を大切にすること
常駐で働く場合、基本的に同じメンバーとほぼ毎日顔を合わせて仕事をすることとなります。
そのため、人間関係は非常に重要です。
仕事をしやすいかしにくいかは、人間関係にかかってくると言っても過言ではありません。
リモートワークでも人間関係は大事ですが、常駐の場合は尚更大事と言えます。
なので、上記でも既に解説をした通り、相手をしっかり尊重しながら円滑に仕事を進められるように意識しましょう。
参画する案件を吟味して選択すること
常駐型フリーランスのメリットとして成長しやすい点を挙げました。
しかし、成長できるかどうかは現場に依存すると言っても過言ではありません。
要するに、成長しやすい現場と成長しづらい現場があるわけです。
成長しやすい現場のポイントをまとめると以下の通りです。
問題なくできる仕事内容よりも少し背伸びをした案件
あなたが知らないことを知っていたり仕事をこなすのがうまかったりする方がいる
新しい技術やあなたができないことにチャレンジしやすい環境
正直、案件に参画してみないとわからないことも多くあります。
しかし、それはそれで問題ありません。
フリーランスエンジニアの契約期間は、1か月~3か月程度が基本なので、参画してみて違うと思ったら次の現場を探せば良いわけです。
あなたのライフプランにしっかり合った案件を見つけるようにしましょう。
まとめ
今回はフリーランスエンジニアが常駐するメリットやデメリットについて解説をしてきました。
最後にも解説をした通り、常駐で働く際は案件を吟味するのが不可欠です。
そして、案件を吟味するにはあなたにマッチした案件をより多く見る必要があります。
フリコンでは、フリーランスエンジニア向けの案件を多く扱っています。
常駐案件も多数取り揃えていますので、あなたに合った案件を探したい方は是非一度ご相談ください。