フリーランスのメリットとデメリット!デメリットの回避方法も解説
最終更新日:2024/11/21
フリーランスを目指す方にとって、どんなメリットやデメリットがあるか気になるのは当然のことかと思います。 そして、働き方はご自身の選択次第でいかようにも変化するので、メリットとデメリットを天秤にかけてフリーランスになるか検討するのは大事です。 しかし、今やネット上は情報が溢れかえっており、どの情報を信じれば良いか迷ってしまいますよね。 そこで、本記事では実体験をベースにフリーランスのメリットとデメリットについて解説をしていきます。
目次
フリーランスのメリット9つ
フリーランスのデメリット4つと回避方法
まとめ
メリット9つとデメリット4つ、具体的に解説をしていくので、フリーランスに興味がある方は是非参考にしてみてください。
※フリーランスエンジニアに特化したメリットとデメリットは、
【必見】フリーランスエンジニアのメリットとデメリットの真実
も参考にしていただければと思います。
フリーランスのメリット9つ
まずは、9つのメリットの面から見ていきましょう。
収入が上がりやすい
フリーランスの醍醐味は、収入が上がりやすいことです。
会社員の場合は、以下のような外的な要因で収入が決まってしまうことも少なくありません。
会社の規模や売上
相対的な給料の相場
何年勤めているか
しかし、フリーランスの場合は上記のような外的要因はあまり影響を受けません。
スキルや経験、クライアントへの貢献度に応じて収入を上げられるので、頑張り次第で会社員よりも収入を上げやすいです。
具体的にどのくらいの年収になるかは、フリコンに掲載されている 案件をご確認いただくか、コンシェルジュにご相談してみてください。
仕事を選択しやすい
フリーランスだと仕事を選択しやすいのもメリットの一つです。
会社員の場合は、以下のように任せられる仕事が変わります。
会社で抱えている仕事
他メンバーと相対的に見た適正
本人の希望
一応本人の希望は聞いてもらえますが、希望通りにならないことも少なくないかと思います。
一方フリーランスの場合は、基本的に好きな仕事を選べます。
当然スキルや経験があるのが前提となりますが、会社に依存しない膨大な仕事の中から、好きな仕事を選べるわけです。
人間関係のストレスが減る
仕事において人間関係は切っても切り離せません。
そして、仕事が嫌になる理由で大きいのも人間関係ではないでしょうか?
会社勤めをしていると、嫌いな同僚・上司が近くにいても、我慢しながら仕事し続けるのが普通かと思います。
しかし、フリーランスの場合は違います。
一緒に働く人は選べますし、仮に相性が合わないと感じた場合、仕事を変えれば済む話です。
なので、フリーランスになると人間関係のストレスが減ると言って良いでしょう。
経費計上で節税が可能
会社員の場合、日常で発生する出費は基本経費にできません(副業している場合を除く)。
しかし、フリーランスになると以下のような出費を経費にできます。
※働き方などによって、経費にできる割合などは変わります。
家賃
光熱費
通信費
パソコンやプリンターなどの電化製品
スーツや革靴
経費にできる額が増えれば、確定申告で納税が必要となる額が減ります。
つまり、節税ができるわけです。
働く場所を選びやすい
自由な場所で働くフリーランスに憧れて、フリーランスになる方もいるかと思います。
新型コロナウイルスの影響で、会社員でも在宅ワークをする方が増えました。
しかし、それでも働く場所がなかなか選べないという方もいるかと思います。
一方フリーランスの場合は、仕事を自分で選択するので、働く場所も選びやすくなります。
週3日などの稼働でも可能
会社員の場合、特別な理由がない限りは週5日勤務が基本かと思います。
しかし、フリーランスであれば週3日などの稼働に抑えることが可能です。
稼働を抑えられれば、別の仕事やプライベートの時間に充てられます。
週3日など稼働を抑えた案件に参画するには、以下が大事です。
稼働を抑えた案件を扱っているサービス(エージェントやクラウドソーシングなど)を活用する
収支が問題ないかしっかりと計算する
副業がしやすくなる
近年、副業を始める方は増えています。
しかし、まだ副業を認めていない会社もありますし、残業が多く副業に充てる時間がない方もいるでしょう。
一方、フリーランスの場合は以下を理由に副業がしやすいです。
会社員より残業が少なくなる傾向があるので、時間が作りやすい
確定申告などキャッシュフロー関連は、本業と副業で合わせれば良い(会社員の場合は、会社と副業別で考える必要がある)
当然副業をすれば、トータルの収入が多くなります。
何かあれば仕事を変えやすい
人間関係のストレスが減るという部分でも少し触れた通り、フリーランスは何かあれば仕事を変えやすいです。
なぜなら、契約期間が1ヶ月〜3か月程度で区切られることが多く、何かあったら次の更新の際に更新しなければ良いためです。
一方会社員の場合はそういうわけにはいきません。
次の会社を探す
今抱えている仕事の引継ぎをする
今の会社を退職する
といった感じで、仕事を変えるには少しハードルが高くなります。
そのため、フットワーク軽く仕事をしたいのであれば、フリーランスの方が良いわけです。
色々な経験を積みやすい
会社員の場合、仕事内容が限られている上に任せられる仕事は更に狭まります。
一方のフリーランスは、以下のように色々な経験を積むことが可能です。
仕事を変えやすいため、短スパンで別の仕事に移れる
一人で仕事をやらなければならないこともあり、仕事の幅が広がる
副業がしやすいので、本業以外の仕事も請け負いやすい
色々と経験を積んでいくことで、希少価値の高い人材になり、更に収入を上げられる可能性が上がります。
フリーランスのデメリット4つと回避方法
ここまでフリーランスのメリットを9つ紹介しました。
続いて、フリーランスのデメリットに関して4つ解説をしていきます。
それぞれのデメリットについて、回避方法も合わせて解説していくので、是非参考にしていただければと思います。
収入が不安定になりやすい
メリットで挙げた収入が上がりやすい反面、フリーランスは収入の不安定さも合わせ持っています。
なぜなら、以下のような理由からです。
会社員と違って、自分で仕事を見つける or 仕事を紹介してくれるサービスを活用する必要がある
仕事をしつつ、並行して仕事探しをする期間がある
必ずしも仕事を取れる保証がない
それがゆえに、フリーランス白書2024で収入を見ると約半数が400万円/年未満となっています。
回避方法:エージェントを活用する
収入の不安定さを回避したいのであれば、エージェントの活用がオススメです。
本ブログを運営するフリコンもフリーランス向けのエージェントの一つです。
スキルや経験による部分はありますが、ご自身で営業をするよりは以下のような理由から収入が安定しやすくなります。
個人が出会えないようなクライアントと出会える
プロの営業マンがあなたの代わりに営業をしてくれる
案件参画中で契約終了の予定がある場合、あなたが仕事をしている間に次の案件を探してくれる
なので、収入の不安定さをなるべく無くしたい方は、エージェントの活用をオススメします。
メインの仕事以外の作業が必要
フリーランスのデメリットの二つ目は、仕事以外の雑務などの作業が必要となる点です。
例えば、以下のような業務が必要となります。
確定申告含む帳簿作成
契約書や請求書など書類の作成
営業活動
会社員であれば、基本的に主要業務だけ行っていれば良いかと思います。
主要業務以外が必要となる場合も、業務時間内に行うのが基本です。
しかし、フリーランスは業務時間外のいわばボランティアのような状態で、主要業務以外のことを行う必要があります。
極端な例として、時給4,000円計算で仕事を受注していたとしても、主要業務以外を含めた業務の時間が倍になってしまうと、時給2,000円換算となってしまいます。
回避方法:プロに雑務を外注する
全ての雑務を必ずしも自分自身でやる必要はありません。
世の中には様々な便利なサービスがありますし、その道のプロもいます。
なので、費用対効果を見て効果的であれば、プロに外注するのがオススメです。
依頼する先の例としては、以下のようなイメージです。
確定申告含む帳簿作成→税理士
契約書や請求書など書類の作成→オンラインアシスタント
営業活動→エージェントや営業代行
社会的信頼が下がる可能性がある
会社員の場合は「○○会社の△△さん」と見られますが、フリーランスになると「△△さん」と見られます。
つまり、会社の後ろ盾が一切なくなり、以下のような審査のハードルが上がります。
マンションやアパートの賃貸契約
住宅などのローン
クレジットカードの作成
ある程度売上を立てられるようになって売上を証明できるようになればマシになるものの、フリーランスになりたての時は厳しいと感じるかもしれません。
回避方法:会社員のうちに可能な審査は通しておく
回避方法として、フリーランスになる以前に、会社員のうちに可能な審査は通しておくのがオススメです。
特に住宅ローン等大きなお金になるとなかなか審査に通るのが厳しいです。
それが理由で、YouTuberや芸能人など著名な方が、住宅ローンの審査に落ちたという話を聞いたことがある方もいるかと思います。
なので、事前にできることはやっておくようにしましょう。
福利厚生がなくなる
デメリットの最後は福利厚生がなくなる点です。
福利厚生がなくなることで、以下のようなものがなくなってしまいます。
有給休暇
リフレッシュ休暇
退職金
結婚・出産お祝い金
トレーニングジムなど様々なサービスの割引
etc
回避方法:フリーランス向けの福利厚生サービスを活用する
会社員は会社の福利厚生に頼るのが基本です。
フリーランスの場合、フリーランス向けの福利厚生サービスがあります。
例として、以下のようなものです。
フリーランス協会のベネフィットプラン
一般社団法人あんしん財団
全国デジタル・オープン・ネットワーク事業協同組合(JSC福利厚生制度)
少額ながら会費がかかるので、費用対効果を見て効果がありそうなものに登録してみるのが良いでしょう。
まとめ
今回は、フリーランスのメリット9つとデメリット4つについて解説をしてきました。
メリットとデメリットは、人によって感じ方がそれぞれ違う部分もあります。
なので、他にもメリットやデメリットと感じる部分もあるかもしれません。
見解も含めていくつか書くと以下の通りです。
フリーランスはスキルアップが難しい
→自分で色々とやる必要があり色々と経験が積めるため、スキルアップに繋げることが可能。女性のライフスタイルに合わせやすい
→妊娠・出産に合わせて仕事量を抑えるなどがしやすい。
ただし、育児休業給付金などはなくなるため、働かない期間は収入がなくなる。フリーランスは生活リズムが乱れがち
→仕事によって会社員のように勤務時間の固定も可能なため、生活リズムが乱れそうな方はそのような案件に参画することで防げる。
もし本記事を通じて、デメリットよりメリットの方が大きいと感じたようであれば、フリーランスになることを前向きに検討してみてはいかがでしょうか?
フリコンでは、フリーランスの方を多くご支援してきた経験から、ご相談に乗ることが可能です。
まずは「どのような案件があるか知りたい」といった軽い気持ちでも構いませんので、お気軽にご相談いただければと思います。