PHPとは?特徴や用途、メリット・デメリットを解説
最終更新日:2025/05/22

PHPは、web開発の現場で長年活用されているプログラミング言語です。現在も初心者から上級者まで幅広い開発者に支持されています。様々なメリットがある一方で、多言語と比較した際にデメリットも存在します。本記事では、PHPの用途、メリット・デメリットやPHPを習得した後に描くことができるキャリア、PHPの将来性について詳しく解説します。これからPHPを学ぼうと考えている方や、今後のキャリアに活かしたいと考えている方にとって、必ず役立つ情報をお届けします。
目次
PHPとは?
PHPの特徴
PHPの主な用途
PHPと他の言語の比較
PHPのメリット
PHPのデメリット
PHPを習得することで描けるキャリア
PHPの今後の将来性
まとめ
PHPとは?
PHP(ピーエイチピー)とは、主にWebアプリケーション開発を目的として広く使われているサーバーサイドのスクリプト言語です。
1995年に登場して以来、世界中のWebサービスやWebサイトで採用されており、現在でもWordPressなどのCMSやECサイト、API開発といったさまざまな分野で活用されています。
その最大の特徴は、習得のしやすさと柔軟性の高さにあります。
文法は直感的で理解しやすく、HTMLと組み合わせて使えるため、Web開発の入門言語としても人気です。
また、PHPはオープンソースであり、開発コストを抑えながらも高機能なWebサービスを構築できる点も大きな魅力です。
世界中の開発者によって継続的に改善が行われており、信頼性と安定性の高さも支持される理由のひとつです。
さらに、PHPには開発を効率化するための多くのフレームワークが存在し、モダンな開発手法を取り入れる際にも活躍しています。
Web開発を始めたい方や、今後のキャリアの武器としてサーバーサイドの知識を身につけたい方にとって、PHPは非常に有力な選択肢となるでしょう。
PHPのフレームワーク例
PHPには、開発効率や保守性、安全性を向上させるためのフレームワークが多数存在しています。
フレームワークを活用することで、コードの構造を整理しやすくなり、チーム開発や中・大規模なシステム構築にも対応しやすくなります。
以下は、代表的なPHPのフレームワークです。
Laravel
最も人気のあるモダンなPHPフレームワークで、洗練された構文と豊富な機能(ルーティング、認証、テンプレートエンジンなど)が特徴です。
学習リソースが豊富で、初心者から上級者まで幅広く支持されています。
CakePHP
「設定より規約(Convention over Configuration)」の思想に基づき、最小限の設定で素早く開発が可能です。
小〜中規模の業務系アプリ開発に適しています。
CodeIgniter
軽量で高速、シンプルな構造が特徴のフレームワークです。
セットアップが容易で学習コストも低いため、初心者のステップアップにも適しています。
Symfony
エンタープライズ向けの堅牢なフレームワークで、再利用性や保守性の高いコードを書きたい開発者に向いています。
Laravelの内部でもSymfonyコンポーネントが使われており、PHP開発の基盤として広く採用されています。
PHPの特徴
初心者でも学びやすいシンプルさを持つ
PHPは非常にシンプルで直感的な文法を持つプログラミング言語です。
基本的な記述方法は英語に近い表現となっており、プログラミング初心者でもスムーズに理解しやすい設計になっています。
たとえば、変数の宣言は「$」を付けるだけでよく、型の指定も基本的には不要です。
条件分岐(if文)や繰り返し処理(for、while文)も極めてオーソドックスな構文となっており、他言語に比べて覚えるべきルールが少ないのが特徴です。
また、スクリプト内でHTMLとPHPコードを混在させることができ、動的なWebページの作成が直感的に行えます。
エラー発生時も比較的わかりやすいメッセージが表示されるため、修正しながら学習を進めやすい環境が整っています。
このため、PHPはプログラミングの導入に適した言語として広く親しまれています。
柔軟な記述スタイルを持つ
PHPは、多様なプログラミングスタイルを許容する柔軟な設計思想を持っています。
シンプルな手続き型プログラミングによる素早い記述から、本格的なオブジェクト指向プログラミング(OOP)まで、開発者のスキルレベルやプロジェクトの規模に応じて自由にアプローチを選択できます。
近年では、名前空間(Namespace)やトレイト(Trait)といった高度なオブジェクト指向機能も標準で備えられ、より大規模で保守性の高いコードを書くことも可能になっています。
さらに、ラムダ式やクロージャなど、関数型プログラミングに近い表現もサポートされるようになり、モダンな開発手法にも柔軟に対応できる設計となっています。
このように、初心者から上級者まで幅広いニーズに応える柔軟性が、PHPの大きな特徴となっています。
豊富な標準ライブラリと拡張機能
PHPは、標準で備わっているライブラリと拡張機能が非常に豊富である点が特徴です。
文字列処理、配列操作、日付や時間の管理、ファイル操作、正規表現など、Web開発に必要な機能の多くが標準関数として組み込まれており、すぐに利用可能です。
たとえば、ファイルのアップロード処理やセッション管理なども標準機能だけで簡単に実装できます。
さらに、公式で提供される拡張モジュールや、オープンソースの外部ライブラリを組み合わせることで、データベース接続、画像加工、暗号化通信、API連携など高度な機能を容易に追加できます。
このため、開発者は必要な機能を最小限の労力で取り入れつつ、高品質なアプリケーション開発を効率的に進めることが可能です。
PHPは、開発スピードと機能拡張性を両立できる環境が整っています。
進化を続けている言語である
PHPは、長年にわたる実績と、それに裏打ちされた高い互換性・安定性を持つ言語です。
新しいバージョンが登場しても、極力後方互換性を重視して設計されており、古いコードが動かなくなるリスクを最小限に抑える方針が取られています。
そのため、長期運用されているシステムでも、比較的容易にバージョンアップを行うことが可能です。
また、オープンソースとして世界中の開発者によって支えられており、脆弱性の修正や性能改善が継続的に行われています。
近年では、PHP7やPHP8による大幅な高速化や機能強化も進み、モダンなアプリケーション開発にも十分対応できる進化を遂げています。
このように、時代に合わせてアップデートを重ねながらも安定性を維持している点は、PHPを安心して使い続けられる大きな理由のひとつです。
PHPの主な用途
WEBアプリケーション開発
PHPはサーバーサイドで動作するスクリプト言語として、Webアプリケーションの開発に広く使われています。
たとえば、ユーザー登録やログイン機能、フォーム入力の処理、データベースとの連携など、動的なWebサービスに欠かせない機能を担います。
特に中小規模のWebシステムや社内ツールの開発に向いており、素早く実装できる点が評価されています。
また、PHPはApacheやNginxといったWebサーバーとの連携がスムーズで、LAMP(Linux, Apache, MySQL, PHP)環境として多くの現場で採用されています。
初学者からプロまで幅広い層に支持されている理由は、こうした柔軟性と実用性にあります。
CMS(Content Management System)
PHPは多くの人気なCMS(Content Management System)に採用されています。
その代表格がWordPressで、全世界のWebサイトの40%以上がWordPressで構築されているとも言われています。
WordPressはPHPで書かれており、テーマやプラグインのカスタマイズ、独自の機能追加などが可能です。
ほかにもDrupalやJoomlaといったCMSもPHPベースで開発されており、コンテンツ管理を効率化したい企業や個人にとってPHPの知識は非常に有用です。
CMSを用いた開発は、コーポレートサイトやオウンドメディア、ブログなど幅広いWeb制作に活かされており、PHPを学ぶことで即戦力として活躍できるチャンスが広がります。
ECサイトの構築
ECサイトとは、インターネット上に開設した、商品を販売するウェブサイトのことです。
ShopifyやBASEといったSaaS型のサービスもありますが、オープンソースのECプラットフォームを活用して自社開発を行うケースでは、PHPが主力言語として使われています。
ECサイトの開発には、WooCommerceやMagentoなど、PHPベースのソリューションが多く採用されています。
カスタマイズ性の高さから日本国内外で多くの導入実績があります。
商品管理、決済機能、会員登録、クーポン発行など、ECに必要な機能を柔軟に実装できるのが魅力です。
PHPを使いこなせれば、ECサイトの立ち上げから保守、機能拡張まで一貫して担当できるスキルを身につけることが可能です。
APIの開発
PHPはRESTful APIやGraphQL APIなど、外部サービスと連携するためのAPI開発にも適しています。
たとえば、スマホアプリのバックエンドやフロントエンドとの非同期通信(AJAX)を行う際に、PHPで作成されたAPIが使用されることが多くあります。
PHPのフレームワークであるLaravelやSlimなどを活用すれば、ルーティングや認証、レスポンスの整形なども簡単に構築できます。
さらに、JSONやXMLといったフォーマットへの対応も容易であり、APIを通じたデータ提供・受信の処理がスムーズに行えます。
現代のWebシステムではAPIの重要性が高まっており、PHPによるAPI開発スキルはキャリアにおいても大きな強みとなります。
PHPと他の言語の比較
PHPとJavaの比較
Javaは、企業の基幹システムや銀行・官公庁向けの大規模システムに多く使われている静的型付け・コンパイル型のプログラミング言語です。堅牢で安全性が高く、大規模かつ長期的な開発に向いています。
一方、PHPは動的型付けのスクリプト言語で、開発スピードに優れており、仕様変更への柔軟な対応がしやすいのが特徴です。
Javaは厳格な構文とオブジェクト指向の設計により、保守性や再利用性が高いコードを書きやすいですが、その分学習コストや開発スピードはPHPよりも劣ります。
PHPは中小規模のWebサービス、Javaは大規模でセキュリティや高い信頼性が求められる案件で使い分けられることが多いです。
目的や規模に応じた適切な言語選定が、開発成功のカギとなります。
PHPとPythonの比較
Pythonは汎用性に優れ、Web開発だけでなく、機械学習・データ分析・自動化スクリプト・科学計算など幅広い分野で使用されている人気言語です。
一方で、PHPはWebアプリケーション開発に特化しており、WebサイトやECサイト、ブログなどの構築に最適です。
Pythonは「可読性の高さ」や「一貫性のある構文」が特徴で、チーム開発や大規模システムでも活用されやすい反面、Webアプリを構築するにはDjangoやFlaskといったフレームワークの理解が必要です。
PHPはWordPressやLaravelなどの普及率が高いフレームワークが揃っており、特に中小規模のWeb開発において迅速に成果を出しやすい傾向にあります。
総合的に見ると、Webに集中するならPHP、多目的な開発を見越すならPythonが適していると言えるでしょう。
PHPとJavaScriptの比較
JavaScriptは本来フロントエンド(ブラウザ上)での操作を担当する言語として登場しましたが、Node.jsの登場によりサーバーサイドでも活用されるようになり、PHPと直接競合する場面が増えています。
PHPはもともとサーバーサイド専用の言語で、リクエストを受け取ってデータベースとやりとりし、HTMLを生成する役割を担います。
一方JavaScriptは、クライアント側のUIの操作や非同期通信(Ajaxなど)を得意とし、近年ではフルスタックJavaScript開発(例:React+ Node.js)が注目されています。
PHPとJavaScriptは補完関係にもあり、実際には「PHPでバックエンド、JavaScriptでフロントエンド」を組み合わせて使うケースが主流です。
JavaScriptはフロント・バック両面を1つの言語で開発できるメリットがありますが、習得コストや実装難易度はPHPより高めです。
PHPのメリット
学習コストが低い
PHPは文法がシンプルで直感的なため、プログラミング初心者でも学びやすい言語です。
ブラウザとテキストエディタさえあれば簡単に動作確認ができ、環境構築も比較的容易です。
また、入門書籍や学習サイト、チュートリアルが豊富にあり、困ったときも情報を見つけやすい点が魅力です。
実践的なコードを書くまでのハードルが低く、学習から実務への移行もスムーズに行えるため、初学者に特におすすめです。
充実したフレームワーク
PHPフレームワークを利用することで、開発効率が向上し、保守・運用しやすく、安全性を担保できるようになります。
フレームワークは、基本的な機能群の新規開発が不要で、バグを盛り込んでしまうリスクがなく、テスト工数も減らすことができるうえ、統一性があるので、維持しやすい環境を作ることができると言えます。
安価に開発が可能
PHPはオープンソースであり、ライセンス費用がかからないため、開発コストを抑えることができます。
さらに、PHPはLAMP環境(Linux, Apache, MySQL, PHP)で構築されることが多く、これらもすべて無料で利用可能です。
加えて、豊富なライブラリやフレームワークが整備されており、開発効率が高いため、工数削減にもつながります。
結果として、低予算でも高機能なWebシステムを実現しやすいのが大きな強みです。
実績と信頼性
PHPは1995年に登場して以来、数多くのWebサイトやシステムで使われてきた実績があります。
WordPressやFacebookの初期版もPHPで作られており、大規模サービスから中小規模のWebサイトまで幅広く導入されています。
このような長い実績は「信頼性の高さ」と「問題発生時の情報量の多さ」を意味します。
また、長年のノウハウが蓄積されており、過去のトラブルやセキュリティ問題の対策も整備されているため、比較的安心して運用を任せられる環境が整っています。
導入事例が多いため、社内提案やクライアントへの説明もしやすく、社内教育用の教材も豊富です。
こうした背景から、PHPは今も「導入しやすい言語」として、エンジニア・企業の双方に選ばれ続けているのです。
PHPのデメリット
実行速度
PHPのデメリットの一つとして、他の言語と比較して実行速度が遅いという点が挙げられます。
特にJavaやGo、C言語のようなコンパイル型言語に比べると、PHPはインタプリタ型のため処理に時間がかかる傾向があります。
また、重い処理や大量データの取り扱いには不向きで、パフォーマンスが求められるリアルタイム系アプリケーションや大規模システムでは選択肢から外されることもあります。
ただし、PHP7以降では大幅に高速化され、従来よりもかなり改善されているため、一般的なWebアプリケーションでは十分なパフォーマンスを発揮できるケースが増えています。
型の厳格性が低い
PHPは、型の厳格性が低いことによって、ルーズに書いても動くことから初心者にとっては習得しやすい要因のひとつとなっていますが、一方で、予期せぬエラーが発生しやすいという欠点があります。
しかし、PHP8で導入されたstrict mode を利用すると、ある程度改善することができるようになりました。
PHPを習得することで描けるキャリア
WEBエンジニア(バックエンドエンジニア)
PHPを使ったWebアプリケーションの開発に携わるエンジニアです。
PHPは特に中小規模のWebサービスや、社内システム、ECサイトなどの開発で多く使われています。
サーバーサイドの処理ロジック開発・API設計、セキュリティ対策等が主な業務となります。
WordPressエンジニア
HPをベースにしたCMSであるWordPressの開発に携わる職種です。
クライアントの要望に応じたサイト構築やSEO対策や表示速度の最適化などが主な業務となります。
フリーランスエンジニア
PHPは案件数が多く、単価も安定しているため、フリーランスとして独立しやすい言語のひとつです。
特に中小企業向けの業務システムやECサイト開発、WordPress関連の仕事は継続性が高く、営業コストを抑えながら安定収入を得やすいのが特徴です。
クラウドソーシングサイトやエージェント経由での案件獲得も容易で、スキルを磨けば高単価の案件に就くことも現実的です。
時間や場所に縛られない働き方を目指す人に適しています。
自社サービス開発・社内SE
PHPのスキルを活かして、自社サービスの開発・運用に関わるキャリアもあります。
社内ツールや予約管理システム、顧客管理システムなど、業務効率化を目的としたシステム開発に携わることが多く、ユーザーの声を直接反映できるポジションです。
開発だけでなく、インフラ運用やヘルプデスクなど業務範囲が広がるケースもあり、ゼネラリスト志向の人にもおすすめです。
また、安定志向の人にも向いています。
バックエンドAPIエンジニア
PHPを活用したバックエンドAPIエンジニアは、今後ますます重要性が高まるキャリアのひとつです。
現代のアプリケーション開発は、スマートフォンアプリやフロントエンドとサーバーが連携する仕組みを前提としています。
そのため、サーバーサイドでデータをやり取りするAPI(Application Programming Interface)の開発が必須となります。
PHPは、軽量なRESTful APIやGraphQL APIを構築するのに十分な機能を備えており、特にLaravelやSlimなどのフレームワークを活用すれば、効率よく堅牢なAPI設計が可能です。
また、バックエンドエンジニアとしてAPI開発を経験することで、リクエスト・レスポンス処理、認証認可(OAuth, JWT)、エラー処理、データベース設計といったサーバーサイドの基本スキルを体系的に身につけることができます。
これらのスキルは言語を問わず共通するため、将来的にPython(Django, FastAPI)や Node.js、Goなど他の言語にキャリアを広げたい場合にも大きな強みとなります。
さらに、APIエンジニアはクラウドインフラ(AWS, GCP, Azure)やDevOpsツール(Docker, Kubernetes)と関わる機会も多く、インフラ・運用知識も自然と身につきます。
PHPでバックエンドAPI開発に取り組むことは、単なるサーバーサイドエンジニアに留まらず、今後のIT業界全体で必要とされる広範なスキルセットを構築できるキャリアパスだと言えます。
PHP講師
近年、PHPスキルを生かして「教える側」に回るキャリアも、注目されています。
プログラミング教育市場は拡大しており、初心者向けのスクールやオンライン講座、企業向け研修など、教える需要は年々高まっています。
特にPHPは初心者にも比較的学びやすく、Webサイト開発の基礎を習得するのに適した言語であるため、教材や講義内容として非常に人気があります。
PHP講師として活動する場合、プログラミングの基礎だけでなく、実務的なノウハウ(フレームワークの使い方、データベース連携、セキュリティ対策など)も指導対象となります。
さらに、コードレビューやポートフォリオ制作のサポート、キャリア相談に応じることもあり、受講生と深く関わる場面が多くやりがいを感じやすい仕事です。
副業として個人レッスンを受け持つこともできるほか、スキルシェアサービスで個人コーチングを提供する形も増えています。
講師経験は自分自身の技術理解を深めることにもつながり、教える中で「なぜこの書き方をするのか」「どんな設計が望ましいのか」といった知識を再整理できるため、自己成長にも直結します。
将来的には、スクール運営側に回ってカリキュラム開発に携わったり、自分自身でオンライン講座を立ち上げたりする選択肢も考えられます。
PHPを教えるスキルは、技術力と教育力を武器に、安定収入と自己研鑽を両立できる魅力的なキャリアのひとつです。
PHPの案件例
【PHP/JavaScript】市場系Webシステムの保守開発
単価 | 110~120 万円/月 |
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案件詳細 | 市場系Webシステムの保守開発案件になります。 ・画面ライブラリには、wijmo/SpreadJSなどのgrapecity社有償ライブラリを利用 ・自動テスト環境にRanorexという有償パッケージを利用 ・メンバーと連携しながら作業を実施 |
必須スキル | ・Linux/Apache/PHP/Javascriptを用いたWeb画面のエンハンス開発経験 ・バッチ処理の開発経験 |
【PHP】SEOの改善/分析に関するSaaS開発
単価 | 100~110 万円/月 |
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案件詳細 | ・機能要件を把握し、設計・開発・テスト・リリースまでの開発プロセス全般 ・バックエンドからフロントエンドまで含めた技術領域の開発業務 ・大規模データ処理に関する課題を中心に、システム信頼性の向上を目的としたリファクタリングやチューニング |
必須スキル | ・PHP、MySQLを用いた業務でのWeb開発経験 ・HTML/CSS、Javascriptでの画面コーディング経験 |
【PHP/Laravel】ECサイト開発業務
単価 | 100~110 万円/月 |
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案件詳細 | ・ECサイトへの追加機能、機能改善の開発を担当頂きます。 ・ECサイト運営企業の担当者からの要望をヒアリング&整理し、開発工程にブレイクダウンし、設計〜製造〜テスト/リリース迄の工程を担当頂く予定です。 |
必須スキル | ・要件定義、基本設計経験 ・PHPでの開発経験 ・Laravel環境 |
上記のPHPの案件・求人は、フリコンにてご紹介しているごく一部です。
PHPの案件・求人をもっと見たい方はこちらをご確認ください。
PHPの今後の将来性
海外での需要
日本国内ではPythonやJavaScriptへの関心が高まる中、海外や新興国ではPHPの需要は今も健在です。
特に東南アジア、インド、南米などの新興IT市場では、コストを抑えたWeb開発が求められる場面が多く、PHPは「導入しやすく・人材も豊富で・運用コストが安い」言語として重宝されています。
また、オープンソースコミュニティや海外アウトソーシングの現場でも、PHPは主力言語のひとつとして根付いています。
フリーランスや副業開発者としてグローバルに活動したい場合、PHPスキルを持っていることは強みになり得ます。
稼働中のシステムの多さの影響
PHPの将来性を語るうえで、すでに稼働している膨大な数のWebシステムの存在は無視できません。
中でもWordPressは世界中のWebサイトの約40%以上で使われており、その基盤となるPHPの需要は継続的に存在します。
また、中小企業や個人事業主が利用するECサイトや企業ホームページの多くが、PHPで構築されたCMSやフレームワーク上に成り立っています。
これらのサイトは日常的に更新・保守が必要であり、PHPエンジニアによるサポートが不可欠です。
つまり、「レガシーシステムの存在=PHPの安定的な需要」とも言え、これが近い将来急に減る可能性は低いです。
新規開発よりも保守や機能追加の需要が増加していく中で、PHPの知識を持った人材の価値はむしろ高まるとも考えられます。
PHP8以降の新機能による影響
PHP8以降、言語自体のパフォーマンスが飛躍的に向上しました。
特にJITコンパイラ(Just-In-Timeコンパイル)が導入されたことにより、従来よりも高速なコード実行が可能になっています。
また、型宣言の厳格化やアトリビュート機能(注釈機能)など、モダンな開発に求められる新機能も追加されました。
これにより、「PHPは遅い」「安全性が低い」という古いイメージが改善されつつあります。
今後、PHP8以降を前提とした新規案件も増えていくと見込まれ、最新バージョンに対応できるPHPエンジニアは引き続き重宝されるでしょう。
まとめ
今回の記事では、プログラミング言語のひとつであるPHPについて用途や他の言語の比較、メリット・デメリット、習得後のキャリア・将来性について紹介しました。
PHPは初心者でも始めやすく、実践での活用範囲が広いため、非常にコストパフォーマンスの高いプログラミング言語です。
特にPHP8以降、実行速度や安全性が大幅に向上し、古いイメージを覆す進化を遂げていますWebアプリケーション、CMS、ECサイト、APIなど幅広い用途に対応でき、学習を通じて確実に仕事へとつながるスキルが得られます。
現在、IT市場は多様化しており、特定の技術だけで完結する仕事は減少しています。
しかし、PHPは「Webの基礎」をしっかり押さえられる言語であり、他の技術習得への橋渡しとしても最適です。
今後も新しい開発トレンドに適応しながら、PHPエンジニアとして活躍し続けることは十分可能であると言えます。
メリットだけでなくデメリットを理解し、最新の開発手法やフレームワークを取り入れることで、より良いエンジニアリングを目指すことが可能です。
PHPを足がかりに、自分に合ったキャリアパスを描いていきましょう。
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