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【2025年最新版】フリーランスエンジニアの単価相場と単価の上げ方とは?

キャリア・職種

最終更新日:2025/11/25

【2025年最新版】フリーランスエンジニアの単価相場と単価の上げ方とは?

フリーランスエンジニアとして活動する上で、自身の単価が適切なのか、どうすればもっと単価を上げられるのか、といった疑問は常に尽きないものです。特に、技術トレンドの移り変わりが激しいIT業界では、市場の動向を正確に把握し、戦略的に行動することが求められます。 かつての「リモートブーム」が落ち着きを見せ、2025年には「常駐案件の単価上昇」という新たなトレンドが顕著になっています。これは、クライアント企業が求めるエンジニア像の変化を如実に示していると言えるでしょう。 本記事では、2025年のフリーランスエンジニア単価相場を職種別・経験年数別に詳細に解説します。さらに、単価を決定する7つの要素を深掘りし、トレンド技術の習得から働き方・契約形態の選択、そして単価交渉の具体的なタイミングと伝え方に至るまで、単価を上げるためのあらゆる戦略を網羅的にご紹介します。市場価値を高め、望む単価を実現するためのロードマップを、ぜひ本記事で見つけてください。

目次

  • 2025年のフリーランスエンジニア単価相場【最新版】

  • 単価を決める7つの要素を理解しよう

  • 単価を上げるためのスキル戦略

  • 働き方・契約形態で単価をコントロールする

  • ソフトスキルで単価を引き上げる

  • 業界・市場を理解して戦略的に動く

  • 単価交渉と長期的キャリア設計

  • まとめ

2025年のフリーランスエンジニア単価相場【最新版】

2025年のフリーランスエンジニア市場は、コロナ禍以降のリモートワークへの揺り戻しが見られ、特に常駐案件の単価上昇が目立っています。

ここでは、職種別・経験年数別の単価相場と、その背景にある市場トレンドを解説します。

また、フリコンでは、フリーランスエンジニアの方々の現在のスキルや経験から単価相場を算出する「単価診断」の機能をご提供しています。

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職種別・スキル別の平均単価

フリーランスエンジニアの単価は、担当する職種や求められるスキルによって大きく変動します。

フロントエンドエンジニア

Webサイトやアプリケーションのユーザーインターフェース開発を担います。

JavaScriptフレームワークやライブラリ(React, Vue.js, Angularなど)の深い知識とデザインへの理解が求められ、平均単価は60万円〜90万円程度が目安です。

フリコンに公開している案件の平均単価は、81万円です。

フリコンにて公開中のフロントエンドエンジニアの案件はこちらから。

サーバーサイドエンジニア

サーバーサイドのシステム構築やAPI開発を担当します。

Python, Ruby, PHP, Java, Goなどの言語スキルに加え、データベース設計やクラウドインフラ(AWS, GCP, Azure)の知識が重要です。

平均単価は70万円〜110万円と、比較的高い水準にあります。

フリコンに公開している案件の平均単価は、79万円です。

フリコンにて公開中のサーバーサイドエンジニアの案件はこちらから。

インフラエンジニア

システム基盤の設計・構築・運用保守を行います。

クラウドサービスの深い知識はもちろん、ネットワークやサーバーの専門性が求められます。

セキュリティ意識の高さも重要視され、平均単価は75万円〜120万円と、高単価帯を狙える職種です。

フリコンに公開している案件の平均単価は、80万円です。

フリコンにて公開中のインフラエンジニアの案件はこちらから。

プロジェクトマネージャー(PM)

プロジェクト全体の計画立案、進捗管理、品質管理、リスク管理など、プロジェクト成功に責任を持つ職種です。

技術スキルに加え、高いコミュニケーション能力やリーダーシップが求められ、平均単価は90万円〜150万円以上と、最も高単価な職種の一つです。

フリコンに公開している案件の平均単価は、106万円です。

フリコンにて公開中のプロジェクトマネージャー(PM)の案件はこちらから。

QAエンジニア

システムの品質保証を行う職種です。

テスト計画の立案から実行、改善提案まで幅広く担い、特に自動テストのスキルや品質マネジメントの経験が評価されます。

平均単価は50万円〜80万円程度です。

フリコンに公開している案件の平均単価は、66万円です。

フリコンにて公開中のQAエンジニアの案件はこちらから。

経験年数別の単価目安

経験年数は、フリーランスエンジニアの単価を決定する重要な要素の一つです。

実務経験3年程度

基本的な開発スキルは身についていますが、まだ独力でプロジェクトを推進する経験は少ない段階です。

単価は40万円〜70万円程度が目安となります。

まずは実績を積み、対応できる範囲を広げることが重要です。

実務経験5年程度

複数のプロジェクト経験を積み、専門分野でのスキルが確立されてくる時期です。

自律的に業務を遂行でき、チーム内での貢献も期待されます。

単価は60万円〜90万円程度を目指せるでしょう。

実務経験10年以上

高度な専門スキルに加え、設計や要件定義といった上流工程の経験、あるいはチームリーダーやPMといったマネジメント経験を持つベテラン層です。

技術的な課題解決能力はもちろん、ビジネス視点での提案力も評価され、単価は80万円〜150万円以上も十分に可能です。


単に経験年数だけでなく、その間にどのようなスキルを習得し、どんなプロジェクトでどのような成果を出したかが、実際の単価に大きく影響します。

実務経験とスキルのバランスが、市場価値を高める鍵となります。

リモート案件減少・常駐案件上昇の背景

コロナ禍において急増したリモート案件ですが、2025年現在、その勢いには変化が見られます。

コロナ禍以降のリモートブームからの反動

一時的な感染症対策として導入されたリモートワークですが、長引くにつれて、企業側でコミュニケーション不足やチームの一体感の低下、新入社員の育成難といった課題が浮上しました。

これにより、特に大規模な開発プロジェクトやチーム体制が重要な現場では、直接的なコミュニケーションの価値が再認識されています。

常駐の方がチームマネジメント・スピード面で重視される傾向

複雑なシステム開発や、変化の激しいビジネス環境下では、プロジェクトメンバー間の密な連携が不可欠です。

常駐であれば、偶発的なコミュニケーションから生まれるアイデアや、困りごとをすぐに相談できる環境があり、結果としてチーム全体の生産性向上や問題解決のスピードアップに繋がると考えられています。

企業が「安定稼働・直接コミュニケーション」を求める動き

多くの企業が、リモートワークによるメリットを享受しつつも、「安定稼働」と「直接的なコミュニケーション」によるチームの一体感をより重視する傾向にあります。

これは、フリーランスエンジニアに対しても同様で、特に重要なプロジェクトにおいては、社内メンバーとの円滑な連携を期待する声が高まっています。

リモート案件は依然存在するが、“上級スキル層限定”化

リモート案件が完全に消滅したわけではありません。

しかし、その多くは、自律的に業務を遂行できる高度なスキルを持つエンジニアや、過去の実績と信頼関係が構築されているフリーランス向けに限定される傾向が強まっています。

つまり、リモート案件は「誰でもできる働き方」ではなく、「限られたプロフェッショナルが選択できる働き方」へと変化していると言えるでしょう。

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単価を決める7つの要素を理解しよう

フリーランスエンジニアの単価は、単一の要素で決まるものではなく、市場価値を総合的に評価した結果として算出されます。

クライアントが単価を決める際の基準を理解し、自身の市場価値を高めるための7つの基本的な要素を把握することが重要です。

もちろんこれら以外の要素も多数存在していますが、まずは今回紹介する7つの要素を抑えておくと良いでしょう。

クライアントが単価を決める基準

クライアントがフリーランスエンジニアの単価を決定する際、最も重視するのは「その人材がどれだけの価値を提供してくれるか」です。

具体的には、以下の要素を総合的に判断します。

  • スキルセットと専門性:プロジェクトに合致した技術スキルや、特定の分野での専門性。

  • 対応できる工程の範囲:要件定義からテスト、保守運用まで、どの工程を任せられるか。

  • 信頼性と実績:過去のプロジェクトでの貢献度や、問題解決能力、納期厳守などの信頼性。

  • 稼働条件と柔軟性:週あたりの稼働時間や、リモート・常駐といった働き方への柔軟性。

  • ポジションと役割:単なる実装者か、リーダーやマネージャーとしてチームを牽引できるか。

これらを総合した「単価は市場価値の総合点」であると認識することが大切です。

単価に直結する7要素

具体的に、単価に直結しやすい7つの要素を掘り下げて見ていきましょう。

1. IT業界での経験年数

経験年数が長ければ長いほど、多様なプロジェクトでの経験や、予期せぬトラブルへの対応力が期待され、単価が上がる傾向にあります。

2.技術スキルの専門性

特定のプログラミング言語、フレームワーク、クラウドサービスなど、専門性の高い技術スキルは、その希少性から高単価に繋がりやすいです。

3.対応工程(要件定義~テスト)

実装だけでなく、要件定義、設計、テスト計画、保守運用まで、プロジェクトの幅広い工程に対応できるエンジニアは、任せられる範囲が広いため単価が高くなります。

特に上流工程の経験は重視されます。

4.スキルの経験年数・実績

単に「そのスキルを持っている」だけでなく、「そのスキルを使ってどのようなプロジェクトで、どれくらいの期間、どんな成果を出したか」という具体的な実績が、単価交渉において強力な材料となります。

5.リモート頻度・働き方

2025年においては、常駐の方が単価が高い傾向にあります。

フルリモートを希望する場合、その分単価が抑えられるか、非常に高いスキルが求められることを理解しておく必要があります。

6.経験ポジション(リーダー/PMなど)

単に開発を担当するだけでなく、チームリーダーやプロジェクトマネージャーとして、チームを牽引し、成果を出した経験は、単価を大きく引き上げる要素となります。

7.英語経験・海外対応力

グローバル展開している企業や、外国籍メンバーとの協業があるプロジェクトでは、英語でのコミュニケーション能力やドキュメント作成能力が重宝され、単価アップに繋がることが多いです。

フリコン単価診断

フリコンでは、フリーランスエンジニアの方々の現在のスキルや経験から単価相場を算出する「単価診断」の機能をご提供しています。

単価診断では、現在の単価相場から、これからの単価推移の予測、案件例をご紹介します。

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単価を上げるためのスキル戦略

単価を上げるためには、市場が求めるスキルを戦略的に習得し、自身の価値を高めていく必要があります。

ここでは、2025年以降に特に注目されるスキル戦略について解説します。

トレンド技術を押さえる

常に進化するIT業界において、最新のトレンド技術を習得することは、自身の市場価値を維持・向上させる上で不可欠です。

AI・クラウド・セキュリティ・データ基盤など2025年注目領域

生成AI、機械学習、深層学習といったAI関連技術は、あらゆる産業で活用が進んでおり、その開発・導入・運用を担えるエンジニアの需要は非常に高いです。

また、クラウドネイティブな開発やマイクロサービスアーキテクチャへの移行が進む中、AWS, GCP, Azureといったクラウドサービスの深い知識は必須となります。

さらに、情報セキュリティへの意識の高まりから、セキュリティに関する専門知識や、データ分析・活用を支えるデータ基盤の構築・運用スキルも高単価に直結します。

TypeScript、Go言語、Rustなどの人気上昇スキル

フロントエンド開発の主流になりつつあるTypeScript、高パフォーマンスと並行処理に優れたGo言語、安全性と速度を両立するRustなど、特定のプログラミング言語への習熟度も単価に影響します。

これらの言語は、開発現場での採用が増えており、経験者が不足しているため、高い単価を提示されることが多いです。

「枯れた技術+新しい技術」の組み合わせが強い

既存のシステムで多く使われている「枯れた技術」とも呼ばれるスキル(例:Java, PHP, Ruby, .NETなど)に精通しつつ、上記のような新しい技術もキャッチアップしているエンジニアは、非常に市場価値が高いです。

レガシーシステムの改修や、既存システムと新技術を組み合わせた開発など、幅広いニーズに対応できるため、高単価を提示されやすくなります。

対応できる工程を広げる

実装能力だけでなく、プロジェクトの上流工程から下流工程まで一貫して対応できる能力は、単価を大きく引き上げる要素です。

実装+設計・レビュー・要件定義まで対応できる人材が求められる

単に指示されたコードを書くだけでなく、システム設計、コードレビュー、さらにはクライアントの要望を具体的な機能に落とし込む要件定義まで担当できるエンジニアは、プロジェクトへの貢献度が高く評価されます。

プロジェクト全体を見通せる視点とスキルを持つことで、より責任のあるポジションを任され、単価向上に繋がります。

特に常駐案件では上流工程を担える人材が求められる

2025年の市場トレンドとして、常駐案件で上流工程を担える人材へのニーズが高まっています。

これは、クライアントが密なコミュニケーションを通じて、ビジネス課題の解決に直結するシステム開発を求めているためです。

上流工程を担えるフリーランスは、企業にとって重要なパートナーとして認識され、高単価で契約される傾向にあります。

英語・資格で信頼性を高める

語学力や公的な資格は、自身のスキルや信頼性を客観的に証明する強力なツールとなり、単価交渉の際に有利に働きます。

英語でのSlack・ドキュメント対応ができるだけでも差別化

グローバル企業や外資系企業とのプロジェクトでは、英語でのコミュニケーションが必須となる場合があります。

完璧な英会話能力がなくても、Slackでのテキストコミュニケーションや、英語の技術ドキュメントを読み書きできるだけでも、他のエンジニアとの差別化を図ることができます。

特に、海外の最新技術情報にアクセスできる能力は、技術トレンドのキャッチアップにも役立ちます。

AWS認定・情報処理技術者試験など資格は交渉時の材料に

AWS認定資格(Solutions Architect, Developerなど)や、情報処理技術者試験(応用情報技術者、プロジェクトマネージャ試験など)は、特定の技術領域や知識レベルを公的に証明するものです。

これらの資格を持っていることで、クライアントに対して自身のスキルレベルや学習意欲をアピールでき、単価交渉の際に有利な材料となることがあります。

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働き方・契約形態で単価をコントロールする

フリーランスエンジニアの単価は、スキルだけでなく、働き方や契約形態によっても大きく変動します。

自身のスキルレベルやライフスタイルに合わせて、最適な選択をすることが重要です。

契約形態で変わる報酬レンジ

フリーランスエンジニアの契約形態は主に「準委任」と「請負」の2種類があり、それぞれ報酬の考え方が異なります。

準委任と請負の違い

・準委任契約:労働時間に対して報酬が支払われる形式です。クライアントの指揮命令下ではなく、独立した立場で業務を遂行しますが、稼働時間に応じた報酬が保証されるため、比較的リスクが低いと言えます。多くのフリーランス案件がこの形態です。

・請負契約:成果物に対して報酬が支払われる形式です。期日までに完成品を納品する責任が生じ、その品質や納期遅延には責任を負う必要があります。

成果責任を負う請負型はリスク高だが高単価になりやすい

請負契約は、成果物の完成責任を負うため、準委任契約よりもリスクが高いとされます。

しかし、その分、高度な専門性やプロジェクト管理能力が求められ、成功すれば高単価を得られる可能性もあります。

ただし、初めてフリーランスとして活動する場合や、安定した収入を重視する場合は、準委任契約から始めることを強くおすすめします。 

準委任契約の方が、精神的な負担も少なく、柔軟な働き方がしやすい傾向にあります。

常駐案件とリモート案件の単価差

2025年の市場動向として、常駐案件とリモート案件の単価には明確な差が出ています。

2025年は常駐の方が10〜20%高単価傾向

前述の通り、多くの企業がチームの一体感や密なコミュニケーションを重視するようになり、常駐案件に対して高めの単価を提示する傾向にあります。

一般的に、リモート案件と比較して10%〜20%程度、常駐案件の方が単価が高いことが多いです。

理由:チームでの意思疎通・スピード重視・トラブル対応

常駐型が好まれる主な理由は、対面でのスムーズな意思疎通、情報共有の迅速性、そして予期せぬトラブル発生時の即時対応能力にあります。

これらは、プロジェクトの進行を円滑にし、品質とスピードを向上させる上で非常に重要な要素です。

リモート案件は「上級スキル者」または「信頼構築済み」向けに限定

リモート案件の募集は減少傾向にありますが、完全に消滅したわけではありません。

特に、過去の実績が豊富で、自律的に業務を遂行できる「上級スキル者」や、一度常駐で信頼関係を築いた後にリモートに移行するケースなど、「信頼構築済み」のエンジニア向けに提供されることが多いです。

稼働条件と安定性

単価だけでなく、週あたりの稼働条件も収入の安定性に直結します。

週5安定稼働が信頼と単価を生む

多くの企業は、プロジェクトの安定的な推進を望むため、週5日フルタイムで安定して稼働できるフリーランスエンジニアを高く評価します。

安定稼働はクライアントからの信頼に繋がり、結果として単価交渉においても有利に働くことが多いです。

週3・副業型は柔軟だが、単価は抑えられる傾向

週3日や副業といった柔軟な働き方は、複数の案件を掛け持ちしたい場合や、プライベートとの両立を重視する場合に魅力的です。

しかし、クライアントからするとプロジェクトへのコミットメントが限定的と見なされやすく、フルタイム案件と比較して単価が抑えられる傾向にあります。

エージェント経由か直契約か

フリーランス案件を獲得する方法はいくつかありますが、エージェントの活用は非常に有効な手段です。

エージェントのマージン構造を理解する

フリーランスエージェントを利用する場合、エージェントはクライアントから受け取る報酬の一部をマージンとして徴収します。

このマージン率を理解することは重要ですが、エージェントは案件紹介だけでなく、単価交渉や契約手続き、トラブル時のサポートなど、多岐にわたるサービスを提供します。

複数社比較と、相場チェックの習慣が重要

エージェントによって得意な案件領域やマージン率が異なるため、複数のエージェントに登録し、案件内容や提示単価を比較検討することが重要です。

また、常に市場の単価相場をチェックし、自身のスキルに見合った単価が提示されているかを確認する習慣をつけましょう。

総合するとエージェント利用をおすすめ

フリーランスとして単価を最大化し、かつ安定的な稼働を実現するためには、フリーランスエージェントの利用を強くおすすめします。 

エージェントは、非公開案件へのアクセス、市場の単価相場情報、単価交渉の代行、契約書作成や税務サポートなど、フリーランスが本業に集中できる環境を整えてくれます。

特に、初めてのフリーランス活動や、より良い条件の案件を探している場合には、エージェントの専門知識とネットワークが大いに役立つでしょう。

ソフトスキルで単価を引き上げる

フリーランスエンジニアの単価は、技術スキルだけでなく、人間性やビジネススキルといった「ソフトスキル」によっても大きく左右されます。

特に、クライアントやチームメンバーとの円滑なコミュニケーション能力や、信頼を構築する力は、単価を引き上げる強力な要素となります。

コミュニケーション力とマネジメント力

技術力が高くても、コミュニケーションが不足していると、プロジェクトはスムーズに進みません。

特に常駐案件では、対面でのやり取りが頻繁に発生するため、コミュニケーション能力がより一層重視されます。

常駐案件では「報連相」や会議対応が評価されやすい

常駐案件では、日々の業務における「報連相(報告・連絡・相談)」が非常に重要視されます。

進捗状況の適切な報告、問題発生時の迅速な連絡、困りごとへの積極的な相談は、クライアントやチームメンバーからの信頼を得る上で不可欠です。

また、会議での的確な発言や質問、議事録の作成といった会議対応スキルも、プロジェクト貢献度として評価され、単価交渉の際にアピールできる要素となります。

チームリーダー経験や顧客折衝スキルは強力な単価要素

過去にチームリーダーとしてメンバーをまとめた経験や、クライアントと直接要件を定義したり、課題解決の提案を行ったりした顧客折衝スキルは、フリーランスとして非常に強力な単価要素となります。

これらの経験は、技術力だけでなく、プロジェクトを成功に導くためのマネジメント能力やビジネス理解の深さを示すものであり、より責任のあるポジションや高単価案件への参画を可能にします。

信頼と継続率を高める

フリーランスにとって、一度契約したクライアントから継続して案件を受注したり、別の案件を紹介してもらったりすることは、収入の安定と単価向上に直結します。

そのためには、クライアントからの信頼を厚くすることが何よりも重要です。

契約延長・リピート案件が単価交渉の鍵

一度プロジェクトに参画し、期待以上の成果を出し、クライアントからの信頼を得られれば、契約延長や別のプロジェクトでのリピート依頼に繋がる可能性が高まります。

安定的な稼働が保証されることで、単価交渉の際も「この人材は手放したくない」というクライアントの心理が働き、単価アップに成功しやすくなります。

少なくとも半年以上の稼働実績がある場合、単価交渉がしやすくなる傾向にあり、できれば1年以上の継続的な貢献が理想的です。

「この人なら任せられる」と思われる姿勢づくり

クライアントに「この人なら安心して任せられる」と思わせることは、単価交渉だけでなく、フリーランスとしてのキャリア全体において非常に重要です。

具体的な行動としては、以下のような姿勢が挙げられます。

  • 納期厳守と品質へのこだわり:約束した納期を必ず守り、期待以上の品質で成果物を納品する。

  • 積極的な提案と問題解決:言われたことだけをこなすのではなく、プロジェクトの課題に対して積極的に解決策を提案する。

  • 誠実なコミュニケーション:不明点や問題は早期に共有し、建設的な議論を行う。

  • 責任感とプロ意識:自身の担当範囲を超えても、プロジェクト成功のために何ができるかを常に考える。

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業界・市場を理解して戦略的に動く

フリーランスエンジニアが単価を最大化するためには、自身のスキルを活かせる高単価な業界や領域を理解し、地域やキャリア段階に応じた戦略を立てることが不可欠です。

市場を深く理解し、自身の価値を最大限に高めるための戦略を検討しましょう。

高単価を狙える業界・領域

特定の業界や領域は、その特性上、高度な専門性やセキュリティ要件が求められるため、エンジニアの単価が高くなる傾向があります。

金融/官公庁/医療/BtoB SaaS/セキュリティ関連

  • 金融業界:高い信頼性とセキュリティが求められ、大規模かつ複雑なシステムが多いため、高いスキルを持つエンジニアには高単価が提示されます。特にFinTech分野は注目です。

  • 官公庁関連:国の重要なインフラを支えるシステムが多く、厳格な品質管理とセキュリティが求められます。安定した高単価案件が多い傾向です。

  • 医療業界:人命に関わるシステムのため、高い信頼性と正確性が必要です。専門的な知識を持つエンジニアは高単価で重宝されます。

  • BtoB SaaS企業:企業向けのソフトウェアサービスを提供するSaaS企業は、継続的な機能改善と安定稼働がビジネスの根幹であり、技術への投資が大きいため、優秀なエンジニアに高単価を提示します。

  • セキュリティ関連:サイバー攻撃の脅威が増す中、情報セキュリティに関する専門知識を持つエンジニア(セキュリティコンサルタント、SecOpsエンジニアなど)は、希少性が高く、非常に高単価で取引されます。

高リスク領域=高単価になりやすい

上記のような業界や領域は、システム障害や情報漏洩が発生した場合のリスクが非常に高いため、より高度なスキルと責任感を伴うエンジニアが求められます。

このような「高リスク領域」での経験は、自身の市場価値を大きく高め、結果として高単価に繋がりやすい傾向があります。

地域と案件形態の組み合わせ戦略

地域と案件形態(常駐・リモート)の組み合わせを戦略的に考えることで、単価や働き方の柔軟性をコントロールすることができます。

地方×常駐

首都圏に比べてフリーランスエンジニアの数が少ない地方では、常駐案件で参画することで、地域内での希少価値が高まり、比較的高い単価を得られる可能性があります。

地域に根ざした企業との長期的な関係構築にも繋がります。

首都圏×リモート限定

首都圏の企業は、全国から優秀な人材を求めており、スキルが高ければリモート案件でも高単価を提示する場合があります。

ただし、前述の通り、リモート案件は「上級スキル者限定」となる傾向が強いため、自身のスキルレベルを客観的に見極める必要があります。

出社頻度を交渉材料にして単価を調整

もし常駐案件で単価を最大化したいが、フルタイム常駐が難しい場合は、週に数回程度の出社頻度を交渉材料にすることで、単価と働き方のバランスを調整できる可能性があります。

たとえば、「週3日出社、週2日リモート」といったハイブリッド型も、クライアントによっては柔軟に対応してくれる場合があります。

年齢・キャリア別の戦略

フリーランスエンジニアのキャリアは長く、年齢や経験に応じて最適な戦略は変化します。

20代:スキル幅を広げる

20代は、様々な技術やプロジェクトに挑戦し、自身のスキル幅を広げる時期です。

特定の専門性を追求しつつも、幅広い経験を積むことで、将来的なキャリアの選択肢を増やし、市場価値の土台を築きます。

積極的に新しい技術を学び、自身の可能性を広げましょう。

30代:上流・マネジメント領域へ

30代になると、技術力に加えて、プロジェクト全体を見通す力やチームを率いるマネジメント能力が求められるようになります。

要件定義や設計といった上流工程、あるいはチームリーダーやプロジェクトマネージャーとしての経験を積むことで、単価を大きく引き上げることが可能です。

技術とビジネスの両面から貢献できる人材を目指しましょう。

40代以降:専門性と信頼で高単価を維持

40代以降は、これまでの経験で培った高度な専門性と、長期にわたる実績から得られたクライアントからの信頼が、最大の強みとなります。

特定の技術領域や業界に特化し、その分野の第一人者として、コンサルティングやアドバイザリーといった高単価な役割を担うことも可能です。

常に最新技術のキャッチアップを怠らず、自身の価値を更新し続けることが重要です。

単価交渉と長期的キャリア設計

フリーランスとして単価を上げ続けるためには、適切なタイミングでの単価交渉と、将来を見据えた長期的なキャリア設計が不可欠です。

自身の市場価値を正しく評価し、自信を持って交渉に臨みましょう。

単価交渉のタイミングと伝え方

単価交渉は、戦略的に行うことで成功率が高まります。

契約更新時・新スキル習得時・稼働延長提案時が好機

単価交渉の最適なタイミングは、主に以下の3つです。

  • 契約更新時:クライアントが継続を望んでいるタイミングであり、最も交渉しやすい時期です。プロジェクトへの貢献度や、これまでの実績を具体的にアピールしましょう。

  • 新スキル習得時:プロジェクトに必要な新しい技術を習得したり、資格を取得したりした場合は、そのスキルが自身の市場価値を高めたことを明確に伝え、単価アップを打診できます。

  • 稼働延長提案時:当初の予定よりもプロジェクト期間が延長される場合も、継続稼働の提案と合わせて単価交渉を行う好機です。
    単価交渉を行う際は、最低でも半年以上の稼働実績がある方が、クライアントからの信頼を得て交渉しやすくなります。理想的には1年以上の継続的な貢献があった方が、成功の可能性はさらに高まるでしょう。

「成果」や「改善実績」を具体的に提示する

単価交渉の際は、「これまで〇〇の機能開発に携わり、△△という成果を出しました」や「コードレビューを通じて品質を向上させ、バグ発生率を××%削減しました」といったように、自身の貢献や実績を具体的な数字や事例を交えて説明することが重要です。

単なる「単価を上げたい」ではなく、「これだけの価値を提供しているので、単価を上げてください」という論理的な説明を心がけましょう。

単価を上げ続けるためのキャリア戦略

一度単価を上げたとしても、市場の変化に合わせて自身の価値を更新し続けなければ、その単価を維持することは困難です。長期的な視点でのキャリア戦略を立てましょう。

技術トレンドを追い続ける仕組み

新しい技術やトレンドは常に生まれています。

技術系ニュースサイトの購読、オンライン学習プラットフォームの活用、コミュニティへの参加など、常に最新情報をキャッチアップし、自身のスキルを磨き続ける仕組みを作りましょう。

常駐→リモートへ移行する「信頼フェーズ戦略」

もし高単価の常駐案件でスキルと実績を積んだなら、次のステップとしてリモート案件への移行を検討できます。

これは、まず常駐でクライアントとの信頼関係を構築し、自身のスキルと実績を証明した上で、「リモートでも同等以上の価値を提供できる」と交渉する戦略です。

この「信頼フェーズ戦略」により、高単価を維持しつつ、より柔軟な働き方を実現できる可能性があります。

法人化・チーム受託へのステップアップ

フリーランスとしての経験を積み、個人での単価に限界を感じ始めたら、法人化やチームでの受託開発を検討するのも一つの方法です。

法人化することで、事業規模を拡大し、より大規模な案件や、複数のエンジニアと連携してプロジェクト全体を受託することで、個人で稼ぐ以上の報酬を得られる可能性があります。

これは、エンジニアとしてのスキルだけでなく、マネジメントやビジネス開発の能力も求められる、新たな挑戦となるでしょう。

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まとめ

2025年のフリーランスエンジニア市場は、コロナ禍以降のトレンドの揺り戻しが見られ、「常駐案件の単価が高く、リモートは選抜制」へとシフトしています。

これは、企業がプロジェクトの安定稼働と密なコミュニケーションをより一層重視するようになった結果と言えます。

単価を上げるためには、単に技術スキルを磨くだけでなく、「スキル」「信頼」「働き方の最適化」という3つの要素をバランス良く組み合わせることが鍵となります。

具体的には、

  • AI、クラウド、セキュリティといったトレンド技術を積極的に習得し、

  • 実装だけでなく、設計や要件定義といった上流工程まで対応できる幅を広げ、

  • 常駐案件で高いパフォーマンスを発揮し、クライアントからの信頼を構築する。

これらの努力を通じて、自身の市場価値を高め、単価交渉の機会を捉えることが重要です。

常に市場の動向を把握し、自身のスキルセットや働き方を柔軟に更新し続けることで、フリーランスエンジニアとして望む単価を実現し、持続可能なキャリアを築いていくことができるでしょう。

まずは、「単価診断」であなたの現在の適正単価を確認しましょう

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