【必見】フリーランスエンジニアのメリットとデメリットの真実
最終更新日:2024/12/03
これからフリーランスエンジニアになることを検討されている方は、どんなメリットデメリットがあるか気になりますよね。 どんな仕事であれ、メリットデメリットをしっかり把握することは重要です。 しかし、フリーランスエンジニアのメリットとデメリットに関する記事を見ると、気になる点があるのも事実としてあります。 本記事では、フリーランスエンジニアのメリットとデメリットの真実を徹底的に解説していきます。 フリーランスエンジニアのメリットとデメリットを正確に把握されたい方は、ぜひ参考にしていただければと思います。
目次
前提:フリーランスエンジニアの働き方は色々
フリーランスエンジニアの7つのメリット
フリーランスエンジニアの4つのデメリット
状況により変わるフリーランスエンジニアのメリットデメリット
フリーランスエンジニアの心配を減らしたいならフリコンへ
おそらくフリーランスエンジニアに対して「フリーランスエンジニアは自由な場所と時間で働ける」というイメージを持たれている方も少なくないかと思います。
ですが、契約内容や仕事内容によって、そのイメージ通りではないことも多いです。
そのため、フリーランスエンジニアのメリットとデメリットを正確に把握することが大事です。
フリーランスエンジニアのメリットデメリットでも、一概に言えるものとそうでないものがあることを痛感しています。
そこで本記事では以下のような流れで見ていきましょう。
フリーランスエンジニアの働き方の種類として見ておくべきもの
共通するフリーランスエンジニアのメリットとデメリット
働き方などによって変わるメリットとデメリット
前提:フリーランスエンジニアの働き方は色々
まず前提となる、フリーランスエンジニアの働き方の種類を見ていきましょう。
働き方について見ていくのは、以下の3つの側面です。
働く場所
契約形態
案件獲得方法
一つひとつ見ていきましょう。
【働く場所】常駐か?リモートワークか?
まず働く場所についてです。
フリーランスエンジニアといっても、働く場所を自由に選べるわけではありません。
クライアント先に常駐することもあれば、リモートワークで自宅などにて仕事をする場合もあります。
以下のような案件は常駐のものが多く、一方Web系の案件はリモートワークが可能なものも多くあります。
金融系のシステムに関係する業務
企業の基幹システムに関係する業務
行政などに関わる業務
上記はほんの一部なので、あなたの持つスキルがリモートワーク可能な仕事に適しているかどうかはかなり大きなポイントです。
【契約形態】(準)委任契約か?請負契約か?
契約形態も、(準)委任契約か請負契約かの2種類に分かれます。
それぞれの特徴は以下の通りです。
(準)委任契約:
特定の業務を委託する契約形態。
完成物を納品する契約ではなく、時間契約で行われるのが通例。請負契約:
納品物を成果として対価が支払われる契約形態。
働く時間帯は問わず、納品物がしっかり納品されれば対価となる。(逆に納品物が完成しないと対価が支払われない)
案件を受注する際は、どちらの契約形態なのかを確認するのが大事です。
【案件獲得方法】どんな形で案件を獲得するか?
案件の獲得方法によっても、フリーランスエンジニアのメリットデメリットは変わります。
フリーランスエンジニアが案件を受注する方法として挙げられる代表的なものは、以下の7つです。
直接クライアントに営業する
広告を出稿する
クラウドソーシングを活用する
SNSやブログで発信する
同業者から案件を流してもらう
知人から仕事をもらう
エージェントを活用する
前者4つについては自らいろいろ行動をする必要があり、後者3つについては登録やつながりができれば受け身で案件を受注できます。
上記で挙げた3つの兼ね合いによって、フリーランスエンジニアのメリットとデメリットで変わる部分があります。
ですが、フリーランスエンジニアのメリットとデメリットで共通する部分もあるので、次に共通するメリットデメリットについて見ていきましょう。
フリーランスエンジニアの7つのメリット
フリーランスエンジニアのメリットとして、共通で挙げられるものが以下の7つです。
会社員よりも収入が上がりやすい
副業のハードルが会社員よりも低い
仕事の選択の自由度が高い
経費計上による節税ができる
人間関係の悩みが減る
ビジネスパーソンとして生きる力がつく
会社員のしがらみから解放される
一つひとつ詳細を解説していきます。
メリット1.会社員よりも収入が上がりやすい
フリーランスエンジニアを目指すきっかけとして、収入を上げたい方も多くいるかと思います。
額面で見ても手取りで見ても、会社員よりもフリーランスの方が収入が高くなることが多いです。
イメージとして、エンジニアとして5年働いている方で、会社員だと月収20万円程度の場合でも、フリーランスなら月収60万円を超えることも可能です。
※ただし、スキルや働き方によります。
スキルによって、フリーランスエンジニアとして働くことで年収1000万円も実現可能です。
メリット2.副業のハードルが会社員よりも低くやりやすい
近年、副業をはじめる方も非常に多くなりました。
会社員をやりながら副業をはじめる方も多くいますが、会社員をしながらの副業の場合は以下のような制約があり動きづらい方もいるかと思います。
そもそも会社が副業を許可していない(賛成的でない)
会社にバレずにやりたいけどバレないか心配
会社の仕事や会社での付き合いに時間がとられて時間の確保ができない
税金面をどうしたらよいかわからない
フリーランスであれば上記のような心配は不要となります。
加えて、エンジニアやデザイナー・Webマーケターは副業案件も多くあります。
本業と副業の掛け合わせで年収を増やすことも可能なので、収入を増やしたい方にとってはメリットとして大きいです。
メリット3.仕事の選択の自由度が高い
会社員の場合、様々な状況により好まない仕事をしなければならないケースも多くあるかと思います。
社内リソースの都合で希望しない部署に配属される…
経験年数が少ないために、好まない下流の仕事ばかり任される…
急に退職された方の埋め合わせのポジションにつかされる…
上記は一例なので、ほかにもいろいろな理由で望まない仕事をやらなければならないかと思います。
フリーランスエンジニアといえど当然仕事なので、100%やりたいことだけやるというわけにはいきません。
しかし、会社員よりは圧倒的に仕事の選択の自由度は高いです。
経験が少ないうちは多少気が進まない仕事を受けることもあります。
ただし、スキルや実績がついてくれば断らないと手が足りないくらい仕事の話が舞い込むこともあります。
メリット4.経費計上による節税ができる
フリーランスになると避けて通れないのが確定申告です。
手間が増えるというのはデメリットですが、仕事に関わる部分は経費にできるようになります。
たとえば、以下のようなものを経費にすることが可能です。
スーツや革靴(常駐でスーツ出社の場合)
パソコンやモニターなどの電化製品(使用して仕事をする場合)
家賃・光熱費の一部(在宅で仕事をする場合)
あくまで一例ですが、経費に計上することで所得税の納税額が少なくなり、結果的に手取りが多くなります。
※働き方などによって経費計上できるもの・割合は変わります。
正確に行いたい場合は、税理士へ相談するのがオススメです。
メリット5.人間関係の悩みが減る
仕事をする上で、人間関係に悩みを抱える方も少なくないかと思います。
フリーランスといえど人間関係は必要です。
しかし、会社員より付き合う人を選びやすくなります。
そのため、フリーランスになって人間関係の悩みが解消することもあります。
その一方、フリーランスの場合は自発的に人とのつながりを作らないといけない側面があるのは、デメリットに思う方もいるかもしれません。
メリット6.ビジネスパーソンとして生きる力がつく
フリーランスになると、会社員時代は会社がやってくれていたことをご自身でやる部分が多くなります。
一例として挙げられるのは、以下です。
確定申告などの税金周り
健康保険や年金周りの手続き
自己管理(スケジュール管理やキャッシュフロー管理など)
案件獲得のための活動
クライアントや一緒に働くメンバーとの折衝
上記すべてビジネスパーソンとして身につけておくと良いものです。
メリット7.会社員のしがらみから解放される
最後のメリットは、会社員のしがらみから解放される点です。
上記で挙げたものも含まれますが、会社員として働いていて以下のような点に不自由を感じることはないでしょうか?
給料に天井があると感じる
相性が合わない人と働かなければならない
会社の就業規則でやりたいことができない
仕事中だけでなくプライベートの時間も会社関係で拘束される
働きたい場所で働けない
働く時間の制約が多い
フリーランスになれば100%解消とならない部分もありますが、解消される部分も非常に多いです。
以上がフリーランスエンジニアのメリットとなります。
続いてデメリットについて見ていきましょう。
フリーランスエンジニアの4つのデメリット
デメリットとして特に挙げられるのは以下の4つです。
社会的信用が会社員より低い
ボーナスなど福利厚生がない
業務外で雑務をする必要がある
スキルやパイプがないと仕事が安定しない
ひとつずつ解説していきます。
デメリット1.社会的信用が会社員より低い
一番のデメリットは、社会的信用が会社員より低い点です。
フリーランスの人口が増えてきて少しずつ社会的信用は上がってきているものの、会社勤めの方よりも信頼が低くなりがちです。
社会的信用の低さは、とくに以下のような際に感じることがあるでしょう。
賃貸で物件を借りるとき
ローンを組むとき
お金を借りるとき
もしフリーランスエンジニアになろうと思っている方で、社会的信用により左右されそうなことも予定されているのであれば、事前にやっておくことをオススメします。
デメリット2.ボーナスなど福利厚生がない
フリーランスエンジニアにボーナスはありません。
会社員であるような以下のような福利厚生もないです。
通勤手当
有給休暇・リフレッシュ休暇
クラブ活動
資格報奨金
社宅
また、社会保険や厚生年金もフリーランスになると適用されないため、ご自身で国民保険・国民年金にする必要があります。
少し面倒な点もありますが、フリーランスならではのサービスもいろいろとできています。
たとえば、以下のようなものです。
会費がかかるものもありますが、入ることで得になるものもあります。
デメリット3.業務外で雑務をする必要がある
既に触れた通り、フリーランスが避けて通れないのが確定申告です。
ほかにも、以下のような雑務をご自身でやる必要が出てきます。
確定申告
クライアントとの契約関係
国民健康保険・国民年金の手続き
パートナーと仕事をする場合はその契約関係
当然雑務は収入に直結しないため、40時間使ったのであれば40時間失ってしまいます。
なので、確定申告など専門家にお願いできる部分は多少お金を払ってでも任せてしまうのがオススメです。
デメリット4.スキルやパイプがないと仕事が安定しない
デメリットの最後は、仕事の安定性についてです。
仕事を安定させるには、「スキル」「案件受注のためのパイプ」がカギになってきます。
どちらも現状ないのであればこれからつけていけばいいですが、怠惰な態度でスキルアップやパイプ作りを怠ると気づいたら「仕事がない…」なんてこともゼロではありません。
そのため、フリーランスエンジニアになるなら以下を大事にするようにしましょう。
スキルアップを怠らないこと
人とのご縁を大切にすること
エージェントサービスなどを活用すること
スキルについては、「フリーランスエンジニアに必要なスキル」も参考にしてみてください。
ここまでで紹介したメリットとデメリットは、働き方などに問わず言えるものでした。
しかし、よく言われるものとして以下のようなメリット・デメリットがあります。
収入が安定しやすい/不安定になりがち
自由な時間に働ける
自由な場所で働ける
自分のペースで仕事ができる
大きな案件が受注できない
※メリット:青字、デメリット:赤字
上記5つに関しては、フリーランスエンジニアと言えど働き方や契約内容によって変わってきます。
状況により変わるフリーランスエンジニアのメリットデメリット
それぞれどのように変わるのか見ていきましょう。
収入が安定しやすい/不安定になりがち
まず収入の安定性に関しては、デメリットの最後でも書いた通りです。
一般的に以下のようなフリーランスエンジニアは、収入が安定しません。
売り出せるスキルがあまりない
営業力がない
コネクションがない
逆に、しっかりスキルを持っていて、営業力かコネクションがある方は収入が安定しやすいです。
スキルについては、現状自信がない方もこれから身につけていけば問題ありません。
営業力・コネクションに関しては、仕事につながるような人脈がない間はエージェントサービスがオススメです。
フリコンもフリーランス向けに案件の紹介・サポートをしているエージェントサービスです。
一人ひとりに専属のコンシェルジュがつき、案件参画からアフターフォローまでサポートします。
フリーランスとしての案件を探している方は一度ご相談ください。
自由な時間に働ける
自由な時間に働けるというのは、契約形態に大きく関わってきます。
請負契約の場合は成果に対する報酬なので、時間の融通はききやすいです。
しかし、委任契約の場合は稼働に対する報酬のため、働く時間が決まっています。
通常は「1日8時間×週5日」で、案件によっては週1日~4日のものや1日8時間未満で済むものもあります。
ですが、人気案件が多くスキルの低い方だと受注しづらいのが実情です。
自由な場所で働ける
場所についても、クライアントによって様々です。
新型コロナウイルスの影響でリモートワーク可となっている案件もありましたが、最近は落ち着いてきたので常駐での稼働に戻ってきた案件もあります。
Web系の案件であれば場所は固定されていないことも多いです。
契約前にリモートワーク可能かはしっかり確認しないと、ずっと常駐の場合もあるのでしっかり確認しましょう。
自分のペースで仕事ができる
自由な時間同様に、自分のペースで仕事ができるかも契約形態によりけりです。
委任契約で週の稼働日数が決まっている場合などは、なかなか自分のペースで仕事をすることができません。
しかし、請負契約などであれば自分のペースで仕事をすることも可能です。
たとえば以下のようなイメージです。
成果物完成までの工数の目安が100時間
納期が1か月後
月の前半で集中して完成させる
月の後半は自由な時間にしてプライベートや副業などに充てられる
周りに気にせず自分のペースで仕事をしたい場合は、請負契約かもしくは自身の商品を開発して稼いでいくようにしましょう。
大きな案件が受注できない
フリーランスエンジニアは大きな案件を受注できないという意見があります。
しかし、それはどんな手段で仕事を受注するかで変わります。
個人で営業したりクラウドソーシングで案件を受注したりする場合は、大きな案件の受注は難しいです。
ですが、エージェントを活用する場合は話が変わってきます。
エージェントを使用すると、エージェントを信用した大きな案件も入ってきます。
なので、数十人〜の案件に参画できることも少なくありません。
フリーランスエンジニアの心配を減らしたいならフリコンへ
今回は、フリーランスエンジニアのメリットとデメリットについて解説をしてきました。
働き方によって、メリットデメリットが変わることがわかったかと思います。
なので、これからフリーランスエンジニアになろうと思っている方は、ご自身がどのような形で働いていきたいかをしっかり考えることをオススメします。
いくら収入が増えたところで、理想とする働き方と違う形で働いていくのは大変ですので。。
とはいえ、最初はしっかりとスキル・実績をつけていくことが重要です。
案件を受注するコネクションなどがある方は良いですが、そうでない方はエージェントサービスを利用して案件受注のために費やす時間を短縮しましょう。