フリーランスエージェントとの面談の内容と必要な準備
最終更新日:2024/12/04
フリーランス案件を受注する際に力強いパートナーになるエージェント。 エージェントに登録するとほぼ必ずあるのが面談です。 しかし、その面談がどのようなものか、どんなふうに臨めばいいのか、疑問に思っている方もいらっしゃいますよね。 そんな方のために、本記事ではエージェント面談について徹底的に解説していきます。
目次
フリーランスエージェントとの面談とは
フリーランスエージェントとの面談に向けた準備
フリーランスエージェントとの面談の流れ
フリーランスエージェントとの面談でよく聞かれること
あなた専属のコンシェルジュが必要ならフリコン
今回は以下のテーマで解説をしていきます。
フリーランスエージェントとの面談とは何かの概要
面談に向けてやっておくべき準備
面談の基本的な流れ
面談の際によく聞かれること
エージェントとの面談は、事前にイメージを持っておくことで、より面談の時間を良いものにすることが可能です。
ぜひ本記事をお読みいただき、全体像をつかんだうえで臨んでもらうことでより良いご面談にしていただければと思います。
フリーランスエージェントとの面談とは
最初に、フリーランスエージェントとの面談とは何なのかについて解説をします。
まず、フリーランスがエージェントを介して案件に参画する流れは以下の通りです。
フリーランスエージェントに登録
→仕事の可能性の幅を広げるために3社以上への登録がオススメフリーランスエージェントと面談
希望する案件に応募
企業の書類選考が通ったら面談
企業とフリーランス双方で合意が取れれば契約
案件に参画
今回解説するのは、太字にしている2番の部分です。
面談をするのには、主に以下の目的があります。
エージェントとフリーランスの顔合わせ
エージェントのサービス内容・強みをフリーランスがしっかり知る
フリーランスの経験・希望・現在の状況をエージェントがしっかり知る
エージェントのホームページやフリーランスの経歴書・スキルシートを見ればわかる部分もあります。
ですが、文面だけではあいまいな部分もあるのが実情です。
なので、お互いのことをより詳しく知り、フリーランスにとってベストな案件を提案するために実施されるのが面談です。
面談をする場所
面談が行われる場所は、エージェントによって異なります。
オンライン
エージェントが商談スペースを持っている場合→商談スペース
エージェントが商談スペースを持っていない場合→カフェやコワーキングスペース
大きくは上記のいずれかです。
また、2024年現在では、オンラインでの打ち合わせをメインとしているエージェントがほとんどです。
面談をする時間
面談をする時間は、基本フリーランスに合わせてもらえます。
午前中か業務時間後になることが多いため、現在就業中の方でも時間の調整がしやすいです。
また、面談自体の所要時間は30分程度となります。
それでは、次にエージェントと面談するにあたってどのような準備が必要か見ていきましょう。
フリーランスエージェントとの面談に向けた準備
フリーランスエージェントの面談に向けた準備として、「服装」「持ち物」の二つの観点で見ていきます
服装
まず、服装に関してフリーランスエージェントとの面談は基本自由です。
仕事の後でスーツで面談するのもいいですし、私服でも問題ありません。
あなたにとって都合がいい服装で臨みましょう。
面談当日の持ち物
次に、面談当日の持ち物についてです。
持ち物として必要なものは以下の通りです。
筆記用具 or パソコン
・・・面談の中で覚えきれないものをメモする用職務経歴書/スキルシート
・・・事前に送付しておくのがベスト(身分証)
・・・大手のエージェントの場合は必要となる場合があります
筆記用具や身分証は仕事に行く際に持っている方が多いと思うので、特別必要なものは職務経歴書/スキルシートとなります。
職務経歴書/スキルシートをまだ書いたことがない場合、フォーマットをエージェントからもらえる場合があるので、確認すると良いでしょう。
それでは、続いてフリーランスエージェントとの面談の流れについて見ていきましょう。
フリーランスエージェントとの面談の流れ
フリーランスエージェントとの面談の流れは、基本的に以下の8ステップです。
雑談
サービスの説明
希望条件ヒアリング
スキルのヒアリング
キャリアビジョンのヒアリング
案件の紹介
今後の流れの説明
質疑応答
※エージェントにより流れは多少異なる場合があります。
それでは、各ステップの詳細を見ていきましょう。
面談の流れ1.雑談
最初は基本雑談から入ります。
いわゆるアイスブレイクというもので、緊張を和らげ会話をしやすくするための役割があります。
各ステップすべてに言えることで、エージェントが話を進行してくれるので、受け身の姿勢で問題ありません。
また、雑談の間に面談の流れを解説してもらえます。
面談の流れ2.サービスの説明
雑談の次に、エージェントのサービス内容の説明があります。
エージェントのサイトをしっかり見て登録される方もいると思いますが、改めて以下のような説明をしてもらえます。
エージェントを運営する会社の概要やサービス内容
他社と比較したエージェントの強み
基本エージェントは3社以上に登録するのがオススメなので、同じような案件を提示された場合にどのエージェントを選ぶかの参考にするといいでしょう。
面談の流れ3.希望条件ヒアリング
希望条件からヒアリングが始まります。
流れ3~5については、順不同で進められると考えておくのが良いです。
希望条件は、以下の点をしっかり伝えるようにしましょう。
月の単価
案件参画希望日
1週間のうちの稼働日数
1日当たりの稼働時間
常駐 or リモートワーク
常駐であれば働く場所(通勤時間)
案件の規模や工程
どんなスキルを活用した仕事か
案件で最優先したい条件
希望条件をしっかり伝えることでエージェントが案件を探しやすくなり、後々お互いの無駄なやり取りを減らせます。
面談の流れ4.スキルのヒアリング
スキルについては、今まで業務で実務経験があるものをベースにエージェントへ伝えます。
基本は、事前に提出している職務経歴書/スキルシートをもとに、エージェントから深掘りの質問を受けます。
特に聞かれるのは以下の点です。
メインで使ってきたスキル
使用できるプログラミング言語
各スキルのレベル(一人称で業務遂行可能か、他人へ教えられるかなど)
参画してきた案件の規模
関わった工程(上流・下流など)
とくに自信のあるスキル
話を盛らずへりくだることなく、等身大のスキルを伝えるようにしましょう。
面談の流れ5.キャリアビジョンのヒアリング
エージェントによりキャリアビジョンも聞かれる場合があります。
どのスキルをメインで使っていきたいか
どのような働き方をしたいか
仕事だけでなくどんなライフスタイルにしたいか
というように、どんな未来を築いていきたいかを伝えます。
正確に伝える利点は以下の通りです。
ビジョンに沿った案件を紹介してもらえる可能性が上がる
ビジョンと希望条件が合っていない場合にプロの目線で指摘してもらえる
ビジョンを伝えるのが恥ずかしい方もいるかもしれませんが、よりビジョンを実現に近づけるためにもしっかりと伝えるようにしましょう。
面談の流れ6.案件の紹介
案件情報はエージェントがすぐに確認できるようにデータベースに格納されています。
そのため、上記までの話でマッチする案件があれば、その場で紹介してもらえます。
もし紹介してもらった案件の中で参画したい案件があれば、その旨を伝えて選考を進めてもらうことも可能です。
希望やスキルにマッチする案件がない場合は、後日マッチする案件が見つかったら連絡をいただく形となります。
※案件数が非常に多いエージェントの場合、後日提案になる場合が多いです。
面談の流れ7.今後の流れの説明
続いて、面談後の流れの説明をしてもらいます。
本記事の冒頭でお伝えした通り、基本の流れは以下の通りなので、改めての説明となります。
フリーランスエージェントと面談
希望する案件に応募
企業の書類選考が通ったら面談
企業とフリーランス双方で合意が取れれば契約
案件に参画
案件に参画後、基本アフターフォローがあります。
(エージェントによっては案件に参画できると利用できるサービスを持っている場合も)
エージェントとしてそういったサービスがある場合、今後の流れの説明の中で説明されることもあります。
面談の流れ8.質疑応答
最後に質疑応答をして面談は終了となります。
上記の流れの中もしくは、それ以外で以下のような疑問を持っている場合は、遠慮せずにしっかりと質問しておきましょう。
フリーランス生活で不安に感じていること
最短いつから就業開始できるか
あなたにマッチしそうな案件がどれくらいあるか
フリーランスエージェントとの面談でよく聞かれること
ここまで、フリーランスエージェントとの面談内容や流れについて解説をしてきました。
最後に、エージェントと面談をする中でよく聞かれることを紹介します。
スムーズに回答できた方が良いので、あらかじめ回答の準備をしておくことをオススメします。
フリーランスになろうと思った理由
面談の最初の雑談でよく聞かれるのが、フリーランスになろうと思った理由です。
すでにフリーランスとして数年経験されている方であっても、これからフリーランスになろうとしている方でも同様に聞かれます。
深い意味はありませんが、キャリアビジョンと照らし合わせて最適な提案をしてくれることもあります。
嘘偽りなくしっかりと答えるようにしましょう。
他エージェントでの選考状況
続いて、案件を探すうえで必ず聞かれるのが、他エージェントなどでの選考状況についてです。
エージェントサービスを運営する身で言うのも変かもしれませんが、エージェントは3社以上利用するのがオススメです。
以下のような理由から言えます。
エージェント独自で保有している案件があり、案件の選択肢が広がる
他のエージェントを使っていると知ると、さらにエージェントのやる気が上がる場合がある
商流によって同じ案件でも単価が異なる場合がある
エージェントの質の良し悪しを比較できる
そのため、複数のエージェントを利用される方もいます。
もし他エージェントを利用しているようであれば、正確な情報を伝えるのがオススメです。
使用できるプログラミング言語
エンジニアの場合、高確率で使用できるプログラミング言語を聞かれます。
スキルのヒアリングの際に聞かれることが多く、とくにプログラミング言語に関連して以下のような点を聞かれることもあります。
参画していた案件の規模
関わった工程
コーディングで意識していること
Gitなどでのバージョン管理経験
理解度によって紹介される案件が変わってくるので、等身大でしっかりと答えるようにしましょう。
あなた専属のコンシェルジュが必要ならフリコン
今回はフリーランスエージェントの面談に着目して解説をしてきました。
フリコンも、フリーランスエージェントのひとつです。
とくに強みは「あなた専属のコンシェルジュが、契約からアフターフォローまで一貫して行うこと」です。
エージェントによっては、担当がコロコロ変わってしまい働く側にとって同じことを何回も同じエージェントに話すことも少なくありません。
フリコンは、一人の担当者があなた専属でつくので、そのような心配はご不要です。
フリーランスとして活動していくのであれば、ぜひフリコンも使用するエージェントのひとつとして選択肢に入れていただけますと幸いです。