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フリーランスになるときにやること!必要な準備15個を徹底解説

まとめ

最終更新日:2024/11/27

フリーランスになるときにやること!必要な準備15個を徹底解説

これからフリーランスになろうと思っていて、本記事にたどり着いた方も多いと思います。 働き方は多様化してきているので、フリーランスになる方も増えてきました。 しかし、フリーランスになるためにどのような準備をすべきか、はっきりしていない方も多くいるでしょう。 そこで、本記事ではこれからフリーランスになる方に向けて解説をしていきます。 本記事を読んでいただければ、やるべきことが漏れなくできるようになるかと思います。

目次

  • フリーランスになる前にやると良いこと

  • フリーランスになるときに必要な手続き

  • フリーランスのための準備としてやるべきこと

  • 成果を出すフリーランスの仕事環境の整え方

  • 仕事を安定させるには、エージェントへの登録がオススメ

フリーランスになる前にやると良いこと

まず、フリーランスになる前にやると良いことから見ていきます。

貯金をしておく

一つ目にやっておくべきことは、貯金です。

フリーランスとして働く上で、不安に感じるものとして一番大きいのが「収入の不安定さ」です。
フリーランス白書2024によると、全体の6割以上の方が「収入がなかなか安定しない」ことを課題に感じています。

以下のような方を除いて、「自分なら大丈夫」と過信しない方が良いでしょう。

  • フリーランスになる以前に、副業で収入を得た経験がある

  • 当面(3か月以上先)の売上見込みが立っている

理想を言えば6か月、少なくとも3か月くらいは収入がなくても生活ができるくらいの貯金があると安心できます。

【任意】賃貸の契約をする(h3)

次に、引っ越しをする予定がある場合は、会社員のうちに賃貸の契約まで済ませておくことをオススメします。
なぜなら、フリーランスになると審査が通りづらくなるためです。

会社員であれば、会社の後ろ盾がある状態で審査に通すことが可能です。
なので、フリーランスになる前に、賃貸の契約は済ませておくようにしましょう。

ちなみに、家をローンで購入する予定があり、住宅ローンを組む場合も同様です。
フリーランスになる前、会社員のうちにローンを組んでおくと良いです。

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フリーランスになるときに必要な手続き

続いて、フリーランスになるときに必要な手続きについて見ていきましょう。
必要な手続きは、以下の5つです。

  • 開業届を出す

  • 国民年金へ切り替える

  • 国民健康保険に加入する

  • 青色申告承認申請書を提出する

  • バーチャルオフィスを契約する

一つひとつ見ていきましょう。

開業届を出す

まず、フリーランスになったら真っ先にやるべきは、開業届の提出です。
納税地となる所轄の税務署へ提出する必要があります。
※副業などで収入を得ていて、既に開業届を提出済の場合は不要です。

>>参考:[手続名]個人事業の開業届出・廃業届出等手続|国税庁

所轄の税務署は国税庁のページより確認できます。

なお、開業届の入力欄に屋号を記入する部分があります。
屋号を決める際は以下のポイントを参考にされると良いでしょう。

  • 事業内容がわかりやすいものにする

  • 覚えやすいものにする

  • 読みやすく、間違えられにくいものにする

  • ドメインが取れるものにする

  • 検索エンジンで上位に表示されやすいものにする

※あくまで参考程度なので、すべて合致する必要はありません。
ただし、「○○会社」や商標登録されているものと被らないようにしましょう。

屋号を決めるのはいつでも大丈夫なので、開業届を提出する際は空欄でも問題ありません。

後ほど屋号を決める場合は、次回の確定申告の際に屋号の欄へ記入しておけば大丈夫です。

国民年金へ切り替える

会社員の時は、厚生年金に加入しているのが基本です。
しかし、当然会社を辞めたら厚生年金に入り続けられないので、国民年金への加入が必要となります。

参考:会社を退職した時の国民年金の手続き|日本年金機構

国民年金への加入手続きは、お住まいの市区役所または町村役場で行います。
「国民年金 加入 ○○(市区町村名)」で検索すると、手続きに必要な詳細情報が出てきます。

国民健康保険に加入する

国民年金同様、会社で入っている健康保険にそのまま加入し続けられません。
なので、国民健康保険へ加入する必要があります。

参考:国民健康保険制度 |厚生労働省

会社を退職してから14日以内に、お住まいの市区役所または町村役場で手続きをする必要があります。
「国民健康保険 加入 ○○(市区町村名)」で検索をして手続きの方法を確認した上で、早めに済ますようにしましょう。

会社退職から国民健康保険の保険証が交付されるまでの間に、病院にかかった場合、すべて自己負担での支払いとなります。
後から保険対象の金額は戻ってきますが、高額な支払いになることもあるので、早めに保険証が入手できるように迅速な手続きがオススメです。

【推奨】青色申告承認申請書を提出する

開業届と合わせて税務署に提出するのをオススメしたいのが、青色申告承認申請書です。
確定申告は青色申告と白色申告、二つの申告方法に分かれ、青色申告をする場合は申請書の提出が必要となります。

参考:[手続名]所得税の青色申告承認申請手続|国税庁

青色申告と白色申告の違いを簡単に比較すると、以下の通りです。

比較項目

青色申告

白色申告

 条件

 青色申告承認申請書の提出

 なし

 メリット

  • 最大65万円の特別控除が受けられる

  • 家族への給与が経費計上できる(青色事業専従者給与)

  • 赤字の場合、3年間繰り越しができる

 申告が簡単

 デメリット

  • 申請書を提出しなければならない

  • 複式簿記で記帳を行う必要がある

 特別控除が受けられない

なるべく納める税金を減らしたいのであれば、青色申告を選ぶようにしましょう。

【任意】バーチャルオフィスを契約する

任意でやる手続きとしては、バーチャルオフィスの契約です。
以下のような理由がない限り、契約する必要はありません。

  • クライアントとの書類(契約書や請求書など)のやり取りで、自宅住所を出したくない

  • 特定商取引法の表記(Web上で商売を行う場合に必要)で、自宅住所を出したくない

  • 自分が好きな地名の住所を持ちたい

  • ゆくゆく法人化した際に、そのままの住所で登記したい

なお、バーチャルオフィスを借りることで、会議室やデスクなどが利用可能な場合もあります。

全員が全員必要なものでもないので、必要になったときに契約すれば良いでしょう。

フリーランスのための準備としてやるべきこと

次に、フリーランスのための準備としてやるべきことについて、以下4つ見ていきます。

  • 事業用の銀行口座を作成する

  • 事業用のクレジットカードを作成する

  • 会計ソフトを準備する or 税理士と顧問契約を結ぶ

  • 【任意】生命保険や医療保険の見直しをする

一つひとつ見ていきましょう。

事業用の銀行口座を開設する

まず、事業用の銀行口座の開設です。
特に上記にて触れた青色申告で確定申告をする方は、必須でやるべきと思っていただいた方が良いでしょう。

なぜなら、同じ口座で入出金が行われてしまうと、帳簿の作成がより困難になってしまうためです。
銀行口座を開設するのは面倒と感じるかもしれませんが、以下のようなメリットがあります。

  • 口座の名前に屋号を入れられる(取引先などに、事業を行っていることを明示できる)

  • 帳簿をつけやすくなる

  • 税理士にお願いする場合も、お願いするのが楽になる

なにか特別な理由がない限りは、口座を開設するようにしましょう。

事業用のクレジットカードを作成する

銀行口座と同様、クレジットカードも事業用のものを作成しましょう。
理由も口座開設と似ており、お金の管理をしやすくするためです。

事業用のクレジットカードを作るメリットとしては、以下の通りです。

  • お金の管理がしやすくなる

  • 会計ソフトと連携がしやすくなる

  • 税理士への連携もしやすくなる

  • 年会費がかかる場合は、経費計上できる

なお、プライベートで使用するのと同様にクレジットカードのポイントは貯まるので、ポイントの使いやすさを確認した上でカードを選ぶと良いでしょう。

会計ソフトを準備する or 税理士と顧問契約を結ぶ

確定申告の際、強い味方となるのが会計ソフトと税理士です。
下記それぞれのメリットより、どちらかを選ぶと良いでしょう。

会計ソフトのメリット

  • 月々1,000~3,000円程度と安価

  • 銀行口座やクレジットカードと連携可能

税理士のメリット

  • 取引情報を共有すれば、基本すべての記帳をやってもらえる

  • 節税など税金に関する悩み相談ができる

  • 月々1万円ほどから対応してくれる税理士もいる

全体像を理解するために1年目は会計ソフトを使ってご自身で確定申告、2年目からは税理士さんへお願いする形も良いかと思います。

最終的には、費用対効果をしっかりと見て、会計ソフトを使うか税理士へお願いするか選択すると良いでしょう。

【任意】生命保険や医療保険の見直しをする

最後は任意となりますが、既に生命保険や医療保険に入っている場合は、内容の見直しをすると良いでしょう。
特に会社員とフリーランスで年収が大きく変わる場合は、必須で見直した方が良いです。

そして、気にするべきは会社員とフリーランスの保障の違いです。
会社員と違いフリーランスは以下のような特徴があります。

  • 仕事ができない病気やケガになった時に収入が止まってしまう

  • 会社で通常出る退職金などがなくなる

  • 仕事がなくなっても失業保険を受給できない

  • 労災保険に加入できない

フリーランス向けに、仕事ができない時の保障をしてくれるようなサービスもあります。

なので、もし収支の余裕が出そうな方は、そのようなサービスや追加で保険に入るかの検討もしてみることもオススメします。

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成果を出すフリーランスの仕事環境の整え方

最後に、仕事環境の整え方について、4つ紹介していきます。
仕事内容や働き方によって必要なものは異なるので、適宜ご自身の場合はどうか考えながら確認していただければと思います。

仕事専用の部屋を用意する

まず、在宅で仕事をする場合は、仕事専用の部屋を用意することです。

家の間取り上、仕事部屋を確保することが難しい場合もあるかと思います。
しかし、下記の記事でも解説をしている通り、在宅ワークのデメリットとして公私混同のリスクがあります。

フリーランスエンジニアの在宅案件の実際と必要なスキル・デメリット

仕事をする部屋とプライベートの部屋を分けることで、メリハリがつけやすくなり、公私混同のリスクを最小限にすることが可能です。

仕事に最適なスペックのパソコンを準備する

フリーランスの仕事のお供として必須なのがパソコンです。
パソコンは仕事内容に合わせて選ぶ必要があります。
人によって求めることは様々かと思いますが、気にすべき一例をまとめると、以下の3点です。

  • CPUのスペックが十分であること

  • メモリ容量が十分であること

  • 持ち運びやすいこと

上記に加え、用途に合わせてWindowsかMacかを選択するようにしましょう。

例えば、仕事がWeb系の開発やデザイン・動画編集などの場合は、Macがよく使われています。
一方、システムエンジニアの仕事はクライアントに合わせてWindowsの場合が多いです。

仕事によって、クライアントに合わせやすいOSを選びましょう。

プリンターなど事務用品を準備する

フリーランスになると、日常的にクライアントと書類のやり取りをするようになります。
その際、プリンターが家にあると便利です。
印刷だけでなく書類をスキャンする機会もよくあるので、スキャン機能が付いたプリンターを用意することをオススメします。

更に、以下のような事務用品もあると、必要になった時に困ることはありません。

  • 印鑑/朱肉

  • 文房具

  • 領収書などを保管するファイル

  • クライアントとやり取りした書類を保管するファイル

あらかじめ用意できるものは用意しておくようにしましょう。

名刺を作成する

フリーランスとしてご自身で営業活動をする場合は特に、名刺を作成するようにしましょう。
作成する名刺には、以下のような項目を入れておくと良いです。

  • 屋号・名前

  • 職種

  • 電話番号

  • メールアドレス

  • SNSアカウント

  • ポートフォリオや個人サイト

  • (バーチャルオフィス/レンタルオフィスの場合は住所)

また、相手に印象付けるために顔写真やキャッチフレーズなどを入れるのも良いでしょう。

仕事を安定させるには、エージェントへの登録がオススメ

今回は、フリーランスとして働くためにやること・準備することについて解説をしてきました。

あらためてリストでお見せすると以下の通りです。

  • フリーランスになる前にやると良いこと

    • 貯金をしておく

    • 賃貸の契約をする

  • フリーランスになるときに必要な手続き

    • 開業届を出す

    • 国民年金へ切り替える

    • 国民健康保険に加入する

    • 青色申告承認申請書を提出する

    • バーチャルオフィスを契約する

  • フリーランスのための準備としてやるべきこと

    • 事業用の銀行口座を開設する

    • 事業用のクレジットカードを作成する

    • 会計ソフトを準備する or 税理士と顧問契約を結ぶ

    • 生命保険や医療保険の見直しをする

  • 成果を出すフリーランスの仕事環境の整え方

    • 仕事専用の部屋を用意する

    • 仕事に最適なスペックのパソコンを準備する

    • プリンターなど事務用品を準備する

    • 名刺を作成する

今回の記事では仕事の取り方については触れていませんが、フリーランスになる上で仕事を安定させることは何より先決です。

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