フリーランスエンジニアの働き方とは?会社員との違い交えて解説
最終更新日:2024/12/04
エンジニアとして会社で働いていて、フリーランスに興味を持つ方も多いかと思います。 それと同時に、いざフリーランスエンジニアという仕事について考えた時、どのような働き方になるのかイメージがつかないという方もいるかと思います。 近年働き方は多様化しており、フリーランスエンジニアにおいても例外ではありません。 一口にフリーランスエンジニアと言っても働き方は様々です。 表面上だけを見れば会社員と同じような働き方をしている方もいますし、在宅で週3日しか働いていないような方もいます。 そこで今回はフリーランスエンジニアの働き方について詳しく見ていきましょう。
目次
フリーランスエンジニアの働き方の特徴
フリーランスエンジニアと会社員エンジニアの働き方の違い
フリーランスエンジニアのメリットとデメリット
フリーランスエンジニアとして働く場合の収入
フリーランスエンジニアが案件を獲得する方法
フリーランスエンジニアの働き方の特徴
まずはフリーランスエンジニアの働き方の特徴について、以下3つのポイントで見ていきます。
契約形態
働く場所
稼働時間
一つひとつ見ていきましょう。
特徴1.契約形態
会社員であれば会社と雇用関係を結んで仕事を行います。
しかし、フリーランスエンジニアの場合はそうではありません。
ほとんどの契約形態は、以下の2つです。
(準)委任契約・・・依頼された作業を遂行することが求められる契約形態
請負契約・・・依頼されたものを完成させることにより報酬が払われる契約形態
フリコンのようなフリーランス向けのエージェントを使う場合は、基本的に準委任契約となります。
働き方についての残りの2つについては、契約形態によって変わります。
特徴2.働く場所
働く場所は、以下いずれかになることがほとんどです。
エンドユーザーのオフィス
元請けのIT企業のオフィス
在宅やシェアオフィスなどリモートワーク
請負契約の場合は、3つ目のリモートワークになるケースが多いです。
一方、委任契約は仕事内容により3つとも可能性があります。
そのため、委任契約で仕事をする場合は特に、働く場所にこだわりがあるなら事前の確認が不可欠です。
特徴3.稼働時間
稼働時間についても、仕事内容によって様々です。
大きくは契約形態によって異なり、以下のようになります。
(準)委任契約:特定の曜日、9:00-18:00など時間が固定されることが多い
請負契約:納品物が完成できるのであれば、特に働く時間は問わない
委任契約の方が時間の制約が多くなりますが、(特にリモートワークの場合)クライアントによっては多少の調整はききます。
例えば、コアタイムが11:00-15:00なら、8:00-17:00や10:00-19:00で働くことが可能です。
フリーランスエンジニアと会社員エンジニアの働き方の違い
続いて、会社員エンジニアとの働き方の違いについても見ていきましょう。
最近は会社員の方でも柔軟に働ける会社が増えてきたので、働く場所はフリーランス同様に様々です。
稼働時間に関して、会社員は時短勤務が可能な場合はあるものの週5日勤務が多いので、柔軟性があるのはフリーランスです。
その他、以下4つのポイントについてフリーランスと会社員で大きく異なります。
違いその1.契約
既に触れた通り、会社員とフリーランスでは以下のように契約形態に違いがあります。
会社員エンジニア:会社と雇用契約
フリーランスエンジニア:(準)委任契約 or 請負契約が基本
この契約形態の違いは、次に挙げる3つの違いに影響してきます。
違いその2.税金
税金に関して、会社員とフリーランスは考え方が違います。
わかりやすく違いを示すと以下の通りです。
会社員エンジニア:給与から税金が引かれて支払われる
フリーランスエンジニア:報酬を頂いてその中から必要な税金を支払う
会社員の場合は、必要な税金を会社で計算してくれるので、基本的にエンジニアが計算する必要はありません。
しかし、フリーランスの場合はしっかり計算した上で納税する必要があるので雑務が必要となります。
手間だけ考えれば会社員の方が良いものの、しっかり知識があればフリーランスは節税ができます。
違いその3.社会保障
続いて、社会保障に関して、会社員とフリーランスでは大きな違いがあります。
社会保障については、特に以下4つの充実度に違いが生じます。
保険内容 | フリーランス | 会社員 | 備考 |
---|---|---|---|
医療保険 | 国民健康保険 | 健康保険 | 会社員の場合は会社が半分負担してくれるので支払う額が減る |
年金保険 | 国民年金 | 厚生年金 | 医療保険同様、会社員は支払う額が減るのに加えて、将来的に受け取れる見込み額も会社員の方が多い |
雇用保険 | 入れない | 入れる | 会社員の場合は失業した時に失業保険の受給ができる |
労災保険 | 入れない | 入れる | 会社員の場合は仕事中にケガや病気などになった際に保険料の全額を会社が払ってくれる |
上記の通り、フリーランスの方が保障が少ないイメージです。
しかし、フリーランス協会やベネフィット・ステーションなどといった福利厚生代行業者のサービスがあるので、必要に応じて入るという手があります。
違いその4.信用
最後に信用の面での違いです。
フリーランスの場合は「○○さん」と見られるのに対し、会社員の場合は「△△会社の○○さん」と見られます。
そのため、以下のような契約の際に審査の通りやすさが違います。
賃貸契約
ローン
当然ながら、一部上場企業などの会社員の場合、多少給料が低くても将来性が買われて通りそうにない審査が通ることもあります。
一方のフリーランスは、個人で見られるので所得や資産をしっかり持っていない限りは審査が通りません。
フリーランスエンジニアのメリットとデメリット
ここまではフリーランスエンジニアの働き方と会社員との違いについて見てきました。
人によっては、フリーランスより会社員の方が良いかもしれないと思うかもしれません。
しかし、しっかりとメリット・デメリットを見た上でフリーランスになるか判断することをオススメします。
メリットとデメリットについて、詳しくは以下の記事で解説をしています。
保障面や信用が少ないこと、雑務が増えることは確かにデメリットとして大きいです。
しかし、それ以上にフリーランスは収入が上がりやすい特徴があります。
フリーランスエンジニアとして働く場合の収入
それでは、フリーランスエンジニアの収入はどれくらいになるでしょうか?
フリコンで扱っていた案件をベースにまとめた収入は、以下記事の通りです。
全体的な平均年収は約859万円。
スキルによっては平均年収1000万円を超えることもあります。
フリーランスエンジニアが案件を獲得する方法
最後に、フリーランスエンジニアが案件を獲得する方法についてです。
どんな働き方をしたいかによって、案件を獲得する方法は変わってきます。
代表的な営業方法については以下の記事で解説をしている通りです。
上記で既に解説をした通り、案件獲得の近道であるエージェント利用は準委任契約が一般的です。
他にビジネスマッチングサービスのWorkshipやコデアルなどのサービスでは、委任契約になることが多いかと思います。
それ以外については、どちらかというと請負契約となる場合が多いです。
案件の獲得方法は、働き方や求める収入から逆算して選ぶと失敗が少なくなります。
案件の獲得方法別に、代表的な働き方や収入の特徴をまとめると以下の通りです。
フリーランス向けエージェント
働き方
基本的に準委任契約となる
現場常駐またはリモートワークを選択可能
週3〜5日、1日あたり8時間の稼働が基本
収入
その他の獲得方法と比較すると、収入は高くなる傾向にある。
ビジネスマッチング
働き方
基本的に請負契約
リモートワーク
稼働日数、稼働時間は自由
収入
大きなプロジェクトや重大な責任が課される案件は少ないため、収入は低〜中程度になることが多い。
人脈活用・情報発信や直接営業
働き方
基本的に請負契約
リモートワーク
稼働日数、稼働時間は自由
収入
低〜高までピンキリ
フリーランスとして、収入を安定させたいならオススメは一つ目のエージェントを使うことです。
フリコンもエージェントのうちの一つです。
特に以下のような方であれば、フリコンのサービスは喜んで頂けるかと思います。
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該当する方は、是非一度お問い合わせください。