フリーランスエンジニアはリスクが沢山!?うまくいくために大事なこと
最終更新日:2024/11/26
これからフリーランスになるに向けて、どんなリスクがあるか気になっている方もいらっしゃるかと思います。 エンジニアに限らず、フリーランスにリスクは付きものです。 しかし、正しい知識を身につければ、ある程度のリスクは回避できます。 これからフリーランスを目指す方はもちろん、現在フリーランスの方でも参考にしていただける内容です。 フリーランス生活を充実させたい方は是非参考にしていただければと思います。
目次
結論:フリーランスエンジニアがリスクを回避するならエージェント利用がオススメ
フリーランスの仕事面のリスク
フリーランスの生活面のリスク
フリーランスエンジニアがリスクを回避するための3か条
まとめ
結論:フリーランスエンジニアがリスクを回避するならエージェント利用がオススメ
具体的なリスクについては後述にて詳しく解説しますが、フリーランスがリスクを回避するのに効果的な方法があります。
それは、フリーランス向けのエージェントを利用することです。
なぜエージェントの利用がオススメかというと、以下のようなサポートをしてくれるからです。
フリーランスのスキルや希望条件にマッチした案件探し
クライアントと条件面のすり合わせや単価などの交渉
契約書や請求などクライアントとの細かい調整
フリーランスとして生きていく上での今後のキャリア相談
エージェントを使わない場合、基本はすべて自分でやる必要があります。
それゆえに出てくるリスクもあるので、プロの手を借りることが非常に効果的なわけです。
それでは、次に具体的にどのようなリスクがあるのか見ていきましょう。
フリーランスの仕事面のリスク
まずは、フリーランスの仕事面のリスクから見ていきます。
特に今回挙げるリスクは以下の6つです。
営業をしなければならない
仕事と収入が安定しない
会社員よりも雑務が多い
仕事を長期で休みづらい
スキルが伸ばしづらい
自分でトラブル対応しなければならない
一つひとつのリスクについて、詳細を見ていきましょう。
営業をしなければならない
会社員であれば、基本的に営業部隊が仕事を持ってきてくれます。
しかし、フリーランスになると仕事を持ってきてくれる営業はいません。
そのため、あなた自身が営業をする必要があります。
営業方法については、「フリーランスエンジニアの営業方法」について解説をしている通り、以下のような方法があります。
知人や友人など人脈を活用する
ビジネスマッチングサービスを活用する
ブログやSNSなどの発信から集客する
企業などの問い合わせフォームから営業メールをする
電話や訪問など飛び込み営業を行う
交流会やセミナーに参加する
営業力が必要なのはもちろんのこと、時間や労力がかかってしまいます。
仕事と収入が安定しない
営業がうまくいけば継続的な仕事の受注、安定した収入に繋がります。
しかし、ほとんどの方が営業素人で営業をするため、うまくいかないことも多いです。
その結果、仕事が安定せず、収入が安定しない可能性が高くなります。
更に以下のような悪循環に繋がることも。
収入が安定しないためにメンタルがやられてしまう
営業活動に時間が割かれてしまって、収入に繋がる仕事(コア業務)に割ける時間がなくなる
コア業務に集中ができず、サービスの質が低下してしまう
会社員よりも雑務が多い
営業活動に加えて、フリーランスになるとやるべきことが他にも発生します。
具体的には以下のようなことです。
確定申告などの経理業務
契約書や請求書など細かい書類作成
国民健康保険や国民年金の申請
特に面倒かつ時間のかかるのが一つ目の経理業務です。
しっかりと帳簿をつけて確定申告を行わないと、脱税など深刻な問題に繋がる可能性もあります。
仕事を長期で休みづらい
続いてのリスクは、仕事を長期で休みづらいという点です。
フリーランスになると会社員にあるような有給やリフレッシュ休暇がなくなります。
そのため、休みを取るとその期間は全く収入が入ってきません。
一つ前に挙げた収入が安定しないことにも繋がりますね。
ただし、事前に段取りをしておいて一定期間に集中して仕事をし、予定していた期間は仕事をしないという選択はできます。
スキルが伸ばしづらい
会社員の場合、以下のようにスキルアップに繋がるような働きかけをしてくれる会社も多いです。
社内研修をしてくれる
希望のキャリア形成に合わせた仕事にアサインしてくれる
先輩や上司が手取り足取り色々教えてくれる
一方、フリーランスの場合は上記のような仕組みがありません。
そのため、スキルアップをしたいのであれば、以下のような手段を取る必要があります。
自主的に勉強会やセミナー・交流会に参加する
業務時間以外で勉強のための時間をしっかり取る
スキルアップに繋がる案件を厳選して参画する
いずれにおいても自主性が非常に問われます。
自分でトラブル対応しなければならない
仕事をしていると、うまくいかないこともしばしばあります。
例を挙げると以下のようなトラブルが起きることも少なくありません。
決められた納期に納品すべきものが完成しない
納品したものが相手の求めるものと違う
契約時点で決めておくべきことについて、言った言わない問題が発生する
上記に限らず大きなトラブルに進展すると、損害賠償責任を問われることもあります。
会社員であれば会社が責任を取ってくれることがほとんどですが、フリーランスの場合は自分で責任を取らなければなりません。
フリーランスの生活面のリスク
次に生活面のリスクについても見ていきましょう。
生活面のリスクに関しては、2つのポイントで見ていきます。
審査が通りづらい
会社員の場合、例え個人の信用が低くても勤めている会社の信用であらゆる審査が通ることがあります。
ここでいう審査とは、以下のようなものを指します。
賃貸契約
クレジットカード
ローン
フリーランスになると、会社員だったら通っていた審査が通らないことが起こりえます。
有名な芸能人の方が、クレジットカードや住宅ローンの審査に落ちたと、小ネタにしているのを見たことがある方もいるかもしれません。
エンジニアやデザイナーであっても同様に、フリーランスになった途端審査が通らなくなるようなことはよくあります。
適切な節税の知識が必要
仕事面のリスクの中で、確定申告を含む経理業務をする必要があると書きました。
「freee」や「弥生会計」といったオンライン会計ソフトで確定申告はできますが、正しく申告するには会計の知識が不可欠です。
そしてフリーランスのメリットとして、会社員より節税がしやすいという点があります。
ですが、正しい知識がないと経費にできるものとできないものの分別がつかないため、やはり正しい知識が必要というわけです。
フリーランスエンジニアがリスクを回避するための3か条
ここまでフリーランスが直面し得るリスクを合計8つ見てきました。
フリーランスエンジニアがリスクを回避するために大事なことが3つあります。
その大事なことについて一つひとつ見ていきましょう。
仕事の安定受注に繋がるハブを作る
最重要は、仕事を安定受注できるハブを作っておくことです。
本記事の最初でフリーランス向けのエージェントがオススメと紹介しました。
エージェントを利用することで、以下のリスクについて回避できる可能性が上がります。
営業をしなければならない
→エージェントが代わりに営業してくれる仕事と収入が安定しない
→仕事が継続的に受注しやすくなり収入も安定する自分でトラブル対応しなければならない
→クライアントとの交渉などはエージェントがしてくれる
コネクションで安定的に仕事を受注できる方もいますが、上記のような恩恵は受けづらいです。
そのため、何度も言うようにエージェントの利用をオススメします。
スキルアップの精神を常に持つ
仕事面のリスクの一つとして、スキルが伸ばしづらい点を挙げました。
しかし、会社員にしてもフリーランスにしても、スキルアップの精神を持つことが何よりも大事です。
どんなに良い環境があったとしても、スキルアップしていく気がなければスキルアップはできません。
逆に、環境が悪い場合でもスキルアップする気持ちがあれば、いかようにも工夫をしてスキルアップにつなげることが可能です。
そして、スキルアップしていけば受注できる仕事の幅も広がり、収入も安定しやすくなります。
知識をしっかり持ち、頼れるところは他人に頼る
プレイヤー気質で、他人に頼るのが苦手な方も多いかと思います。
しかし、円滑に効率よく仕事をしていきたいのであれば、他人の力を借りるのは不可欠です。
特に会計周りは税理士に力を借りることで、雑務の時間が減るだけでなく適切な節税ができるようになります。
注意点として、税理士へ記帳や確定申告をお願いするにしても、最低限の知識は必要です。
なので、他人の力を借りつつ色々と教わりながら知識をしっかりと埋めるようにしましょう。
まとめ
今回は、フリーランスエンジニアのリスクとその回避方法について解説をしてきました。
何度もお伝えしている通り、リスクを回避するためのオススメ方法はエージェント利用です。
ただし、本記事を読んでいただいてリスクを回避する方法が思いついたら無理に使う必要はありません。
何よりも大事なのは、どんなリスクがあるかをしっかり知り、防げるリスクは未然に防ぐことです。
正しい知識を身につけてより良いフリーランス生活にしていきましょう。