Webデザイナーがフリーランスになるには?必要な準備と具体的なステップ
最終更新日:2024/12/04
フリーランスとしてWebデザイナーで活躍されている方は多くいます。 そのような方に憧れて、これからフリーランスを目指すWebデザイナーの方も多いのではないでしょうか? しかし、どのようにフリーランスWebデザイナーになるのか分からない方もいるかと思います。 そこで本記事では、Webデザイナーがフリーランスになる方法を徹底的に解説していきます。
目次
フリーランスWebデザイナーとは
Webデザイナーがフリーランスになるメリット
Webデザイナー未経験からフリーランスになるのは可能?
Webデザイナーがフリーランスになるために必要な準備と手続き
フリーランスWebデザイナーとして独立するために必要なスキル
フリーランスWebデザイナーが案件を獲得する方法
フリーランスWebデザイナーとして活躍するために大事なこと
まとめ
昔と比べて、フリーランスになる方も増えており、馴染み深いものとなってきました。
中には、勢いでフリーランスになる方もいるほどです。
ですが、フリーランスとして充実した生活を送るためには、しっかりと準備や手続きをする必要があります。
そこで、多くのフリーランスの方を支援しているプロが分かりやすく解説をしていきます。
以下に該当する方は、是非参考にしていただければと思います。
フリーランスWebデザイナーになる方法が知りたい
充実したフリーランスWebデザイナー生活が送りたい
Webデザイナーのフリーランス案件を受注したい
一つひとつ丁寧に解説していきます
フリーランスWebデザイナーとは
まずは、そもそもフリーランスWebデザイナーとはどのような働き方なのか、解説をしていきます。
Webデザイナーの主な仕事は以下のデザインです。
ホームページやLP
会社やサービスなどのロゴ
ホームページやLPに掲載するバナーや画像
SNS投稿用の画像
案件によっては、コーディングも任される場合やWebマーケティング・ディレクション業務が絡むこともあります。
会社員でもフリーランスでも、仕事内容は違いありません。
それでは、会社員とフリーランスで何が違うのでしょうか?
会社員との違い
会社員とフリーランスの主な違いは、働き方の部分です。
働き方に関して、会社員とフリーランスで以下のような違いがあります。
フリーランス | 比較内容 | 会社員 |
---|---|---|
働きたいだけ働くことが可能
などの働き方も可能 | 稼働時間 |
が基本 |
会社勤務/リモート勤務どちらも可能で、出社一切なしの働き方も可能 | 働く場所 | 会社勤務/リモート勤務あるものの、会社へ出社することも多い |
業務委託契約(準委任契約 or 請負契約) | 雇用形態 | 会社と雇用契約が基本 |
要するに、働き方の柔軟性を求める方であれば、会社員よりもフリーランスの方が向いています。
ここで一つ見ておくべき点があります。
Webデザイナーやめとけは本当?
フリーランスに関わらず、Webデザイナー全般に対してよく言われることがあります。
それは、以下のようなことです。
Webデザイナーになるのはやめとけ
Webデザイナーはいらない
この真相がどうなのかについて、以下の記事にて解説をしています。
Webデザイナーはやめとけ・いらないは本当?【結論】フリーランスがオススメ
結論だけ言いますと、大事なポイントは以下の通りです。
Webデザイナーはフリーランスになった方がメリットが大きい
Webデザイン+@のスキルを身につけると、より生活が安定しやすい
一つ目のフリーランスになるメリットについて、もう少し深掘りして見ていきましょう。
Webデザイナーがフリーランスになるメリット
フリーランスになるメリット全般に関しては、以下の記事にて解説をしています。
フリーランスのメリットとデメリット!デメリットの回避方法も解説
上記記事ではフリーランスのメリットを9つ挙げていますが、Webデザイナーについて特に3つのメリットを見ていきましょう。
収入を上げやすい
フリーランスのメリットとして大きいのは、なんと言っても収入が上げやすいことです。
Webデザイナーに関しても例外ではありません。
フリーランスWebデザイナーの年収相場は670万円ほど。
スキルや働き方によっては、年収1000万を超える方もいます。
しかし、一つポイントがありまして、仕事の取り方によって収入は変わります。
フリコンのようなフリーランス向けのエージェントであれば収入は安定しやすいですが、クラウドソーシングなどでは収入が安定しにくいです。
なので、特に初めてフリーランスになる方は、フリーランス向けのエージェントがオススメです。
働き方を選びやすい
上記で、フリーランスと会社員の違いについて解説しました。
改めて解説をすると、フリーランスは以下のように働き方を選択しやすいです。
働く時間を選びやすい(週の稼働日数を調整する、1日の稼働時間を調整するなど)
働く場所を、企業常駐 or リモートどちらも選びやすい
なので、副業やプライベートの時間が作りやすくなります。
より高みを目指す方や仕事とプライベートを両立したい方にとって、メリットが大きいと言えるでしょう。
仕事を選択しやすい
仕事を選択しやすいのもフリーランスの魅力の一つです。
会社員の場合、上司からの指示で望まない仕事をすることも少なくありません。
しかし、フリーランスの場合は、基本的に自分で仕事を選択します。
更に言うと、以下の点でメリットがあります。
膨大な案件の中から自分が希望する案件に参画できる
案件に参画してみて合わないと感じたら、会社員より簡単に案件を抜けられる
キャリアステップの形成をしやすい
ご自身に合わないと感じる仕事をずっとすることで、ストレスを感じる方も多いかと思います。
ご希望の条件やキャリアステップに合う仕事を受注できればストレスも軽減できます。
仕事を選びたい方は、フリーランスを選択すると良いでしょう。
Webデザイナー未経験からフリーランスになるのは可能?
ここまでで、フリーランスWebデザイナーの働き方やメリットについて、少しイメージが湧いたでしょうか?
1点気になる点がある方もいるかと思います。
それは、Webデザイナー未経験からすぐにフリーランスになるのは可能か?という点です。
中にはWebデザイナー未経験でフリーランスとして活躍される方もいます。
しかし、以下の観点からWebデザイナー未経験ですぐにフリーランスになるのはオススメしません。
受注できる案件が限られる
案件を受注できたとしても、単価が低すぎて生活が大変になる可能性が高い
正しい仕事の進め方がわからない
なので、フリーランスWebデザイナーになるなら以下のようなステップをオススメします。
会社員として、3~5年ほどWebデザイナーの経験を積む
フリーランスとして独立する
得意分野で突き抜ける
それでは、続けてフリーランスになる際にどのような準備や手続きが必要となるか見ていきましょう。
Webデザイナーがフリーランスになるために必要な準備と手続き
Webデザイナーがフリーランスになるために必要な準備と手続きとして、3つの側面で見ていきましょう。
スキルを磨く
まずは、スキル面に関してです。
上記でも解説をした通り、会社員でWebデザイナーとして3~5年ほど(少なくとも1年)経験を積むのがオススメです。
具体的には、以下のようなスキルが身につくような経験を積むと良いでしょう。
Photoshop/Adobe XD/Illustrator/figma等のツールを扱える力
クライアントの要望に合ったデザインをする力
合理的な理由でWebデザインを決定する力
デザインをするツールは色々ありますが、現場によって使われるツールは異なります。
なので、様々なツールを使えるようにしておくと、案件を選択する幅が広がるのでオススメです。
また、後者に関して、Webデザインには基本的な法則があります。
その基本法則に基づきながら、クライアントの要望に合わせたデザインをできるようにしましょう。
必須でやるべきこと
続いてフリーランスになる上で、必須でやるべきこととやっておいた方が良いことがあります。
詳細は以下の記事で解説をしているので、合わせて参考にしていただければと思います。
フリーランスになるときにやること!必要な準備15個を徹底解説
必須でやるべきことを抜粋すると、以下の5つです。
開業届を出す
国民年金へ切り替える
国民健康保険に加入する
事業用の銀行口座を開設する
事業用のクレジットカードを作成する
前者3つは世の中のルールとしてやるべきこと、後者2つは会計処理をする上でやりやすくするためのものです。
次にやっておいた方が良いことについても見ていきましょう。
やっておいた方が良いこと
やっておいた方が良いことは以下の2つです。
青色申告承認申請書を提出する
会計ソフトを準備する or 税理士と顧問契約を結ぶ
やるべきこと後者2つと同様に、会計処理に関するものとなります。
フリーランスになると節税がしやすくなる半面、事務処理が面倒というデメリットがあります。
上記の2つはより節税するための一つの手段、そして事務処理を効率よく行うためのものです。
それでは、次に一つ目のスキルを磨くことに関して、より詳細に見ていきましょう。
フリーランスWebデザイナーとして独立するために必要なスキル
Webデザイナーがフリーランスとして独立するために必要なスキルがあります。
特に必要な以下5つを解説していきます。
Webデザインスキル
クライアントの要望に応える力
コミュニケーションスキル
セルフマネジメントスキル
コーディングスキル
一つひとつ見ていきましょう。
Webデザインスキル
まずは、当然ながらWebデザインスキルです。
上記で触れた通り、以下のようなWebデザインツールを使えるようにしましょう。
Photoshop
Adobe XD
Illustrator
figma
ツールを使えるようになった上で、以下のポイントをおさえたWebデザインができるようにすることが大事です。
クライアントの要望をしっかりと汲み取ること
Webデザインの基本原則にしっかり基づくこと
企業やサービスのターゲットに合わせたデザインにすること
実践を通じて身につくものも多いので、現場で経験を積み重ねるようにしましょう。
クライアントの要望に応える力
Webデザインスキルの中で、クライアントの要望を汲み取ることが大事とお伝えしました。
クライアントの要望は可能な限り、顕在ニーズだけでなく潜在ニーズまで応えられると良いです。
顕在ニーズと潜在ニーズの違いは、以下のようなイメージです。
顕在ニーズ:要望の声として挙がる言語化できているもの
(例:ファーストビューに○○の画像を使いたい、ブルーを基調としたデザインにしたい、等)潜在ニーズ:本当は叶えたいものの言語化できていないもの
(例:「ファーストビューに○○の画像を使いたい」という顕在ニーズに対して、ユーザーが温かみを感じるファーストビューにする加工を施してほしい)
Webデザインを始めたばかりの方は、顕在ニーズに応えるのがやっとかもしれません。
しかし、ステージを上げてより良い仕事をするためには、クライアントのニーズをしっかりと聞いて潜在ニーズまで応えるのが非常に重要です。
コミュニケーションスキル
クライアントの要望に応えるためには、コミュニケーションスキルが必須です。
また、チームで仕事をする場合は、チームメンバーとの仕事でもコミュニケーションを取ることになります。
そのため、以下を意識しつつ、コミュニケーションスキルも高めていくようにしましょう。
まずは、相手の話をしっかりと聞く
わからないことはしっかりと質問する
提案や質問などする時は、起承転結が分かりやすいようにする
セルフマネジメントスキル
フリーランスになると、良くも悪くもあなたを管理する人がいなくなります。
そのため、ご自身でしっかりとマネジメントをする必要があります。
セルフマネジメントとして必要なスキルは以下です。
スケジュール管理
各タスクをさばいていく段取り
自分のキャリアを考えた参画する案件の選択
会社員でも必要ないわけではありません。
しかし、フリーランスだとより求められる力です。
先のことを考えながら、逆算して直近で何をやるのか考えるのが大事です。
コーディングスキル
フリーランスWebデザイナーに必要なスキルの最後はコーディングスキルです。
案件によって、Webデザイナーの方にコーディングも任せられるようなものがあります。
そのため、以下のような言語のスキルを身につけておくと良いです。
HTML
CSS
JavaScript
また、上記に加えてWordPressなどCMSのスキルやPHPもできると、より案件の幅が広がります。
コーディングスキルがあると単価の高い案件も受注しやすくなります。
まだコーディングスキルがない方は、余裕がある時にできるようにしておきましょう。
フリーランスWebデザイナーが案件を獲得する方法
ここまで、以下のポイントについて解説をしてきました。
そもそもフリーランスWebデザイナーとは
Webデザイナーがフリーランスになるメリット
Webデザイナーがフリーランスになる必要な準備と手続き
フリーランスWebデザイナーに必要なスキル
上記をしっかりおさえた上で気になるのが、どのようにして案件を獲得するか?だと思います。
以下で解説をしている通り、フリーランスWebデザイナーが案件を獲得する方法は、様々な方法があります。
フリーランスWebデザイナーの仕事の取り方と収入安定に大事なこと
知人から仕事をもらえるコネクションがない方にオススメな方法が、エージェントの活用です。
エージェントを活用すると、案件を紹介してもらえるだけでなく、以下のようなメリットがあります。
営業や契約周りをほぼ丸投げでお願いできる
Webデザイナーとしての最低限のスキルがあれば月単価50万円はいける
フリーランスとしての悩みをエージェントに相談することも可能
本ブログを運営するフリコンもフリーランスエージェントの一つで、Webデザイナーの方のご支援をしています。
フリーランスWebデザイナーとして活躍するために大事なこと
最後に、フリーランスWebデザイナーとして活躍するために大事なことを2つ紹介します。
関連するスキルも磨くこと
一つ目は関連するスキルも磨くことです。
世の中にWebデザインができるWebデザイナーは多くいます。
また、仕事をお願いする企業もできる限り仕事をお願いする方は少人数に絞りたいものです。
そのため、Webデザイン+αのスキルがあると、企業の需要に応えやすくなります。
具体的には、Webデザインに関連する以下のスキルがあると良いです。
コーディング(HTML/CSS/JavaScriptなど)
ワイヤーフレーム作成
Webメディアの運営
また、上記でも既に触れたWordPressなどのCMSやShopifyの経験もあると良いでしょう。
仕事の幅が広がるだけでなく、単価も上げやすくなるのでオススメです。
市場価値をしっかり把握しておくこと
仕事をする上で、自分が正しい価値で仕事をできているか確認することは重要です。
Webデザイナーの方は特に、フリーランスで市場価値を把握できていない方は多くいます。
そのため、安い単価の仕事を引き受けて消耗してしまうことも少なくありません。
正しい市場価値を把握するには以下のような方法があります。
フリーランス向けのエージェントに登録する
市場価値診断を受ける
後者に関しては、世の中に市場価値を診断してくれるツールがあるので、気になったものを使ってみると良いでしょう。
また、前者について、エージェントに登録すると色々な案件を紹介してもらえます。
案件紹介の前に希望の単価は伝えますが、紹介してもらう案件の相場を見れば、おおよその市場価値が把握できます。
なので、フリコン含めWebデザイナー案件を扱っているエージェントに登録すると良いでしょう。
まとめ
今回は、Webデザイナーがフリーランスになるために必要なことを網羅的に解説してきました。
フリーランスWebデザイナーになるイメージはついたでしょうか?
もし、フリーランスに興味があるものの一歩を踏み出せない方がいましたら、お気軽にフリコンにご相談ください。
案件のご紹介はもちろんのこと、キャリアステップなどフリーランスの悩み解決のお手伝いをいたします。
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