AS/400・RPG案件と求人の単価相場|IBM i保守の商流と参入条件
最終更新日:2026/09/26
AS/400(現在のIBM i)・RPG案件とは、企業の基幹システムをIBM iというIBM製プラットフォーム上で保守・改修するフリーランス案件です。公開案件では月50〜70万円付近が中心帯で、常駐前提の募集が比較的多い傾向です。商流・単価・参入条件を、公開案件の観測ベースで整理します。
先に結論
探し方としては、エージェントの言語タグ「RPG」と、フリーワード「AS/400」「IBM i」「i5」を併用して絞るのが実務的です。表記が案件ごとにバラバラなため、1つの語だけでは取りこぼします。
単価は公開案件ベースで月50〜70万円付近が中心帯。上限は月100〜135万円の掲載もありますが、これは設計上流やプロジェクト管理まで担う募集に偏ります。
案件の中身は運用保守・改修が主軸で、次いでバージョン移行やマイグレーション。公開案件では新規開発の比率は高くありません。
供給側の細さが単価を支えています。IBM iユーザーの「システム要員の不足」指摘は2019年58.7%→2023年72.3%へと推移しました(i Magazine調査)。
IBM i 7.4の標準サポート終了日は2026年9月30日です(IBM公式・本記事執筆時点)。その前後はバージョン移行関連の案件が出やすい局面です。
この記事でわかること
AS/400・IBM i・RPGという紛らわしい用語の関係と、案件検索での使い分け
公開案件3社の観測にもとづく単価レンジと、上振れ・下振れの条件
Web系とは異なるIBM i案件特有の商流と、契約・精算の実務
汎用機COBOL経験者・オープン系経験者それぞれの現実的な参入ルート
なお本記事は、実務経験のあるエンジニアがIBM i領域への参入を検討する前提で書いています。プログラミング未経験からの参入は扱いません。
目次
AS/400・IBM i・RPGの関係を整理する
IBM i・RPG案件の単価相場
IBM i案件の商流はWeb系と違う
いま案件が出ている理由
案件の種類と求められる工程
RPG未経験・IBM i未経験から参入できるか|経験別の入り方
よくある失敗と対策
参入前チェックリスト
まとめ
よくある質問
AS/400・IBM i・RPGの関係を整理する
結論として、AS/400とIBM iは同じ製品系列の新旧の呼び名であり、RPGはその上で動く主力の開発言語です。案件票では新旧の呼称が混在するため、両方で探す必要があります。
AS/400からIBM iへ、呼び名が変わった経緯
AS/400は1988年に登場した製品名です。その後AS/400e、iSeries、System i、IBM iへと改称されてきました。現在の正式名称はIBM iですが、現場では今もAS/400、i5、OS/400といった旧称が使われ続けています。
実務上の影響は検索です。エージェントの案件検索で「IBM i」だけを入力すると、「AS/400」表記の案件が漏れます。逆もまた同じです。
RPGは1つの言語ではない
RPGには世代があり、どの世代を触れるかで入れる案件が変わります。IBM iユーザーを対象とした「IBM iユーザー動向調査2023」(i Magazine実施、2023年7〜8月、有効回答871件)では、利用中の言語としてRPG IIIが77.8%、RPG IV(ILE RPG)が65.0%と報告されています。RPG IVの記述形式は固定フォームが50.7%、フリーフォームが22.5%でした。
世代・形式 | 概要 | 動向調査2023での利用率 | 案件での扱われ方 |
|---|---|---|---|
RPG III(RPG/400) | 旧来の固定桁記述。既存資産の中核 | 77.8% | 保守・改修案件で必須級 |
RPG IV(ILE RPG)固定フォーム | ILE対応後も旧来の書式を踏襲 | 50.7% | 改修・部分刷新で頻出 |
RPG IV フリーフォーム | 現代的な自由記述。可読性が高い | 22.5% | 刷新・モダナイゼーション寄り |
調査結果からは、既存資産ではRPG IIIの比重が大きく、刷新側ではフリーフォームを扱う案件が出やすい傾向がうかがえます。なお利用率は「使われている言語」の分布であり、案件数の分布を直接示すものではありません。保守案件を狙うならRPG IIIの読解力、刷新案件を狙うならフリーフォームとILEの理解が効きます。
汎用機COBOLとIBM i RPGは別の基盤
ここは混同されやすい点です。いわゆる汎用機(メインフレーム)のCOBOL案件は、z/OSという別のOS上の世界です。IBM iは同じIBM製ですが、OS・データベース・運用の作法が異なります。
「レガシー基幹システムの保守」という括りでは似て見えても、募集要件も単価形成も別物として動きます。汎用機COBOL側の実情は「COBOLフリーランスの単価相場と案件動向|保守中心の実務と参入条件」で整理していますので、そちらと比較してください。言語としてのCOBOLの位置づけは「COBOLとは?特徴・歴史・現状から年収・将来性まで解説」が詳しいです。
ミニFAQ:用語まわり
Q. 案件票の「i5」は何を指しますか。
A. System i5世代の呼称です。IBM iと同じ系列を指していると考えて差し支えありません。検索語としては拾っておく価値があります。
Q. DB2の知識は必要ですか。
A. IBM iにはDb2 for iが統合されており、ファイル定義やSQLに触れる場面が出ます。RDBの基礎があると有利です。基礎は「データベースエンジニアとは?仕事内容から必要なスキル、年収について解説」で補えます。
IBM i・RPG案件の単価相場
短答です。公開案件ベースでは月50〜70万円付近が中心帯で、月100万円超の掲載は上流工程やリード役割に偏ります。
以下の数字の母集団を先に示します。2026年9月時点で確認した、フリーランスエージェント・案件検索サイト3社(レバテックフリーランス、フリーランスHub、エンジニアルート)のRPG・AS/400関連の公開案件情報を観測ベースで整理した目安です。3社合計で1,000件規模の掲載がありますが、サイト間で同一案件が重複している可能性があります。勤務地は東京都を中心とした首都圏が大半を占め、週4〜5日稼働の準委任案件が中心です。非公開案件は含みません。
公開案件で確認できるレンジ
以下は2026年9月確認時点の公開案件情報です。掲載件数・平均単価はいずれも各サイトの掲載状況によって変動します。
情報源(2026年9月確認時点) | 掲載件数 | 最低 | 最高 | 中心帯 |
|---|---|---|---|---|
192件 | 月40万円 | 月135万円 | 平均 月63万円 | |
332件 | 月34万円 | 月100万円 | 月55〜70万円 | |
501件 | 月45万円 | 月110万円 | 月50〜65万円 |
3社を重ねると、中心帯は月50〜70万円付近、下限は月34〜45万円、上限は月100〜135万円という分布になります。レバテックフリーランスが掲載していた平均63万円(2026年9月確認時点)は、この中心帯の内側に収まっています。
単価が上振れする条件と、それを満たせる人の像
上振れしている募集には共通点があります。
要件定義・基本設計から入れること。製造・単体テストのみの募集より1段上のレンジになります。該当するのは、IBM i領域で5年以上の経験があり、ユーザー部門と直接要件を詰めた経歴を持つ層です。
移行プロジェクトの経験があること。バージョン移行やハードウェア更改を完遂した実績は、募集側が最も欲しがる経歴の1つです。
RPGとオープン系の両方が読めること。IBM iとWeb・Javaを繋ぐ改修が発生する現場で重宝されます。RPG一本の技術者が多い領域なので、ここは差がつきやすいポイントです。
逆に下振れしやすいのは、改修の一部工程のみを担当する短期の増員枠や、稼働日数が週3日以下に絞られた募集です。
自分がどのくらいの単価を狙えるか気になる方は、無料のフリーランスエンジニア単価診断で現在の市場単価の目安を確認できます。単価を体系的に上げる考え方は「【2026年最新版】フリーランスエンジニアの単価相場と単価の上げ方とは?」で整理しています。
IBM i案件の商流はWeb系と違う
結論から書くと、IBM i案件はエンドユーザー企業とIBMビジネスパートナーの関係が固定化しており、そこに協力会社経由で入るのが基本形です。Web系の受託・自社開発とは入口が異なります。
案件が流れてくる経路
IBM iを使い続けている企業は、導入時から特定のIBMビジネスパートナー(販社・SIer)と長期の関係を築いているケースが目立ちます。システムの中身がその会社にしか分からない状態になっているためです。
そのため案件は、エンドユーザー企業からビジネスパートナーへ、そこから協力会社へ、さらにフリーランスへ、という順に降りてきます。少なくとも公開案件では、フリーランスが直接エンドユーザーと契約する形は多くありません。ただし非公開案件や既存の取引関係を経由する場合は、別のケースもあります。
この構造には実務上の含意が2つあります。1つは、間に入る会社が増えるほど手取りが削られること。もう1つは、いったん参画すると契約が長く続きやすいことです。前者の仕組みは「エージェントのマージン相場と手数料の仕組み|手取りへの影響と確認方法」で確認しておくと交渉しやすくなります。
契約・精算の実務
公開案件で確認できる範囲では、契約形態は準委任が中心です。個別の案件票を確認した範囲では、140〜180時間の精算幅や30日の支払いサイトという記載が複数見られました。案件ごとの差が大きいため、契約前の個別確認が前提になります。
精算幅の読み方を誤ると、稼働したのに報酬が増えない、あるいは控除されるといった事態になります。「準委任の精算幅とは|140-180hの意味と超過・控除の計算方法」で計算方法を押さえておいてください。契約形態そのものの違いは「準委任契約と請負契約の違い|フリーランスエンジニアが知るべきリスクと注意点」が参考になります。
常駐かリモートか
フルリモート一辺倒ではなく、出社前提または一部出社を含む募集が比較的多い傾向です。ただしリモート可の募集も一定数あり、2026年9月確認時点では、レバテックフリーランスの公開RPG案件192件のうち84件(約44%)にリモートワーク可能との記載がありました。
基幹システムという性質上、本番環境へのアクセス制限が厳しい現場ではフルリモートになりにくい傾向があります。働き方で選ぶ際の判断軸は「客先常駐とフルリモート案件の違い|単価・働き方・向いている人で選ぶ」を参照してください。
ミニFAQ:商流と契約
Q. 商流が深い案件は避けるべきですか。
A. 一概には言えません。IBM i領域では商流が深くても単価が保たれている募集があり、参画期間の長さと引き換えになっているケースもあります。提示単価と精算幅を見て判断してください。
いま案件が出ている理由
公開案件では、保守・改修と移行関連の募集が継続して確認できます。その背景要因として挙げられるのが、バージョン更新のタイミングと、供給側の要員不足の2つです。
背景1:バージョン更新のタイミング(IBM i 7.4は2026年9月30日が標準サポート終了日)
IBM公式の「IBM i 移行パスとライフサイクル」では、各バージョンのサポート期限が公開されています。本記事執筆時点で確認できる内容は以下のとおりです。
バージョン | 一般提供開始 | 販売終了 | 標準サポート終了 |
|---|---|---|---|
IBM i 7.3 | 2016年4月15日 | 2023年4月28日 | 2023年9月30日 |
IBM i 7.4 | 2019年6月21日 | 2026年4月30日 | 2026年9月30日 |
IBM i 7.5 | 2022年5月10日 | 未発表 | 未発表 |
IBM i 7.6 | 2025年4月18日 | 未発表 | 未発表 |
バージョン移行はハードウェア更改とセットになることが多く、事前調査・移行作業・移行後の検証という一連の工程で人手が要ります。7.3はすでに標準サポートが終了しており、7.4も2026年9月30日が期限です。読む時期によっては終了済みになっているため、最新の期限は上記のIBM公式ページで確認してください。
参画を検討する際は、現場が稼働させているバージョンとアップグレード計画の有無を必ず確認してください。サポートが終了したバージョンを使い続けている環境は、OSの修正プログラムが提供されない状態であり、セキュリティ面のリスクを抱えたまま運用されている可能性があります。最新版の位置づけはIBM i 7.6のサポートページで確認できます。
背景2:要員不足が数字の上でも続いている
i Magazineの「IBM iユーザー動向調査2023」では、システム部門の課題として「システム要員の不足」を挙げた企業が72.3%に達したと報告されています。同調査の過去データでは2019年が58.7%、2022年が69.9%で、指摘する企業の割合は3時点の比較で増加しています。調査は年1回実施されているため、最新年次の結果はi Magazineの解説記事で確認してください。
ベテラン層の退職と後継者育成の遅れが重なっている、というのが業界側の共通認識です。供給が細い領域では、経験者の希少性がそのまま単価の下支えになります。
案件の種類と求められる工程
IBM i案件は大きく3つに分かれます。募集件数の多い順に並べると、保守改修、移行、周辺連携です。
運用保守・改修
公開案件では最も件数が多い類型です。既存プログラムの不具合調査、帳票やバッチの修正、画面プログラムの改修が中心になります。新規に書くより、他人が書いた古いコードを読み解く力が問われます。
保守寄り案件の働き方や手当の考え方は「運用保守・オンコール案件のフリーランス実情|単価相場・手当・契約」で整理しています。
マイグレーション・モダナイゼーション
バージョン移行、ハードウェア更改、他基盤への移行、RPG IIIからフリーフォームへの書き換えなどが含まれます。単価は上振れしやすい一方、期限が明確なプロジェクト型のため、終了後の次案件を早めに動かす必要があります。
Web連携・周辺開発
基幹の裏側はIBM iのまま、フロントをWebやJavaで作る構成の現場です。RPGとオープン系の橋渡しができる人材が求められます。この類型は募集件数こそ多くありませんが、スキルの掛け算が効くため条件交渉の余地が出やすい領域です。
RPG未経験・IBM i未経験から参入できるか|経験別の入り方
「RPG未経験でも入れるか」は最も多い疑問ですが、答えは持っている経験によって変わります。ここで扱うのは、他領域での実務経験があるうえでRPG・IBM iが未経験というケースです。
ケース1:汎用機COBOL経験者
最も現実的なルートです。基幹業務の理解、バッチ処理の考え方、帳票の作法が共通しており、言語の学習コストだけで済みます。業務知識が評価されるため、RPGの実務経験が浅くても改修案件から入れるケースがあります。
ケース2:オープン系・Web系の経験のみ
IBM i固有の作法(ライブラリ、物理ファイル・論理ファイル、CLコマンド)に慣れるまで時間がかかります。いきなりRPG主担当は難しいものの、Web連携・周辺開発の枠から入るのが現実的です。そこでIBM i側の知識を積み上げる進め方であれば、参入の余地があります。
ケース3:かつてAS/400を触っていたがブランクがある
ブランクがあっても、RPG IIIの読解力が残っていれば保守案件の候補になり得ます。公開案件を見る限りでは年齢条件を明示した募集は多くなく、比較的、年齢よりも実務経歴が見られやすい傾向があります。40代・50代での動き方は「50代エンジニアの選択肢|フリーランス転身の現実・案件動向・継続のコツを解説」「40代フリーランスエンジニアになるには|案件動向・単価相場・独立の進め方を解説」が参考になります。
なお、同じ「残存需要のあるレガシー言語」という観点では「Objective-Cフリーランス案件の実情|保守中心の単価と残り需要」も構造が似ています。
よくある失敗と対策
スキルシートに「AS/400」としか書かない
募集側が知りたいのは世代と担当工程です。RPG III/RPG IV(ILE)/フリーフォームのどれを、どの工程で、どの業務領域(生産管理・販売管理・在庫など)で扱ったかまで書き分けてください。粒度の合わせ方は「スキルシートの案件詳細の書き方|担当フェーズ・規模・体制の粒度」が具体的です。
バージョンとアップグレード計画を確認せずに参画する
サポートが終了したバージョンのまま、移行計画も予算もない現場に入ると、障害対応の負荷だけが積み上がります。面談で必ず確認すべき項目です。
移行プロジェクト終了後の動きが遅れる
マイグレーション案件は終わりが決まっています。終了2か月前には次の案件の相談を始めておくと、空白期間を作らずに済みます。
参入前チェックリスト
現場が稼働させているIBM iのバージョンを確認したか
アップグレード・移行計画の有無と時期を確認したか
扱うRPGの世代(III/IV固定/フリーフォーム)を確認したか
担当工程が保守のみか、設計から入れるかを確認したか
契約形態・精算幅(140〜180時間等)・支払いサイトを確認したか
常駐頻度とリモート可否、本番環境へのアクセス条件を確認したか
商流の深さと提示単価が釣り合っているかを確認したか
業務領域(販売・生産・在庫・会計)が自分の経歴と重なるかを確認したか
RPG・AS/400の募集条件を実際に見比べたい場合は、RPG案件の一覧から確認できます。基幹系全般の募集を広く見たい場合は汎用系エンジニアの案件一覧も参考になります。
まとめ
IBM i(AS/400)・RPG案件は、公開案件ベースで月50〜70万円付近が中心帯の、保守・改修を主軸とした領域です。供給の細さが単価を支えており、経験者にとっては参入余地が残っています。
単価は公開案件3社の観測(2026年9月確認時点)で月50〜70万円付近が中心帯。上限帯は上流工程やリード役割に偏る
案件の主軸は運用保守・改修。次いでバージョン移行、Web連携の順で件数が多い
商流はエンドユーザーからIBMビジネスパートナー、協力会社を経由する形が基本
契約は準委任が中心で、精算幅140〜180時間・支払いサイト30日の記載が複数の案件票で確認できる
IBM i 7.4の標準サポート終了日は2026年9月30日。参画前にバージョンと移行計画を確認する
汎用機COBOL経験者は最短ルート。オープン系のみの場合はWeb連携枠から入るのが現実的
次のステップとしては、自分の経歴のうち「業務領域」「担当工程」「RPGの世代」の3点をスキルシート上で言語化してください。この3点を明確に書けると、募集側に経歴が伝わりやすくなります。
参照した一次情報・公開情報は以下のとおりです。
よくある質問
案件を探すとき「IBM i」と「AS/400」のどちらで検索すべきですか。
両方です。エージェントの言語タグは「RPG」で統一されていることが多い一方、案件票の本文は「AS/400」「IBM i」「i5」「OS/400」が混在します。タグで絞ってからフリーワードで補うと取りこぼしが減ります。
RPGの経験は何年あれば案件に入れますか。
公開案件の応募要件では3年以上を求める記載が目立ちます。ただし汎用機や基幹業務の経験がある場合、RPG自体の経験年数が短くても候補になるケースがあります。
RPGを個人で学習する環境は用意できますか。
IBM iは個人で所有するのが現実的ではないため、独学だけで実務レベルに到達するのは難しい領域です。クラウド上でIBM iを利用できるサービスはありますが費用がかかります。実務での習得が中心になる点は理解しておいてください。
IBM i関連の資格は取るべきですか。
この領域は資格より実務経歴が重視される傾向があります。資格取得に時間を使うより、担当した業務領域と工程をスキルシートで具体化するほうが選考では効きます。
フルリモートのRPG案件はありますか。
あります。ただし出社前提または一部出社を含む募集が比較的多い傾向です。2026年9月確認時点では、レバテックフリーランスの公開RPG案件192件中84件にリモート可の記載がありました。本番データを扱う工程ではリモート不可となる現場がある点に留意してください。
週3日など稼働を抑えた案件はありますか。
数は多くありません。基幹保守は障害対応の即応性が求められるため、週4〜5日の募集が中心です。稼働を抑えたい場合は選択肢が狭まることを前提に探してください。
RPG IIIしか経験がないと単価は下がりますか。
保守・改修案件であればRPG IIIの読解力自体が要件を満たすため、それだけで下がるとは限りません。ただし刷新・モダナイゼーション側の案件はフリーフォームやILEの理解を求めるため、対象案件の幅は狭くなります。
IBM i案件は何年くらい継続しますか。
公開案件では長期参画を想定した記載が多く見られます。基幹システムの保守という性質上、短期で入れ替える前提になりにくい領域です。ただし移行プロジェクト型の案件は期間が区切られます。
COBOLの経験はRPG案件で評価されますか。
評価される場面があります。バッチ設計や帳票、基幹業務の理解が共通するためです。ただし基盤(z/OSとIBM i)が異なるため、COBOL経験だけでRPG案件に入れるわけではありません。
IBM i案件はいつまで残りますか。
時期を断定できる材料はありません。ただし基幹システムの入れ替えは数年単位の計画になるため、稼働している間は保守需要が続きます。移行が進む局面では、移行そのものの案件が発生します。
地方在住でもIBM i案件は取れますか。
公開案件は東京都を中心とした首都圏に集中しています。リモート可の募集を狙うか、地域の案件を探すことになります。地域差の考え方は「地方フリーランスエンジニアの単価相場|東京との差とフルリモート案件の探し方」で整理しています。
RPG案件からキャリアを広げるにはどうすればよいですか。
Web連携・周辺開発の枠に入り、オープン系のスキルを併走させる進め方が現実的です。RPGとオープン系の両方を扱える人材は母数が少なく、移行案件でも重宝されます。
