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フリーランスWebデザイナーの年収相場|案件単価の目安と収入を上げる方法を解説

キャリア・職種

最終更新日:2026/06/09

フリーランスWebデザイナーの年収相場|案件単価の目安と収入を上げる方法を解説

フリーランスWebデザイナーの年収は、案件の取り方とスキル構成で大きく変わり、会社員の平均(厚生労働省のデータで約540万円)を上回ることも下回ることもあります。「独立したら実際いくら稼げるのか」が気になる方に向けて、データで見る相場・案件単価の目安・年収を上げる手順までを整理します。読み終えると、自分の年収イメージと次にやるべきことが見えてきます。

先に結論

  • 会社員Webデザイナーの平均年収は約540万円(厚労省データ)。フリーランスは案件の取り方次第で、これを上回ることも下回ることもある

  • フリーランスの収入は「単価 × 稼働 −(非稼働期間・経費)」で決まる。単価の高い案件をいかに安定して取れるかが分かれ目

  • デザインスキルだけでなく、コーディング・UX設計・ディレクションなどの「+α」が単価を押し上げる

  • 年収を上げる王道は、実務経験を積む → 独立する → 得意分野で突き抜ける、の3ステップ

  • 仕事の取り方をクラウドソーシング一本に頼ると単価が伸びにくい。直契約やエージェントの併用が安定につながる

この記事でわかること

  • フリーランスWebデザイナーの年収相場と、年収レンジ別のリアルな実態

  • 案件タイプ別・契約形態別の単価の目安

  • 年収を左右するスキルと、収入を上げるための具体的な3ステップ

  • 年収が伸び悩む人にありがちな失敗と対策

目次

  • フリーランスWebデザイナーの年収相場

  • フリーランスWebデザイナーに必要なスキル

  • 年収を上げるための3ステップ

  • 年収を安定させる仕事の取り方

  • 【ケース別】あなたの年収目安はどれくらい?

  • まとめ

  • よくある質問

フリーランスWebデザイナーの年収相場

結論として、フリーランスWebデザイナーの年収は「ピンキリ」です。エージェント等の公開案件の単価から試算すると、専業で継続的に受注できる場合の年収はおおむね300万〜800万円台が目安です(公開案件ベースの試算で、稼働量・経費・契約形態で変動します)。年収1,000万円以上の人もいれば、400万円に届かない人もいます。まずは比較の基準になる会社員の数字から見ていきましょう。

会社員Webデザイナーの平均年収はいくら?

会社員として働くWebデザイナーの平均年収は、約540万円です。これは厚生労働省の職業情報提供サイト「job tag(Webデザイナー)」が令和7年賃金構造基本統計調査をもとに示している数値で、母集団は企業に雇用されているWebデザイナーが中心です。

ほかに、求人ボックスの給料ナビでは掲載求人ベースで約420〜470万円という数値もあります。集計対象や算出方法が違うため単純比較はできませんが、おおよそ400万円台後半〜500万円台が会社員の目安と考えてよいでしょう。

フリーランスWebデザイナーの年収レンジ

フリーランスの場合、この会社員平均が「上限」でも「下限」でもありません。会社員のように毎月決まった給与があるわけではなく、収入は次の式で決まります。

フリーランスの年収 = 案件単価 × 稼働量 −(非稼働期間 + 経費)

たとえば月額50万円の業務委託案件を通年で継続できれば額面は600万円前後になりますが、案件の切れ目で稼働が空いたり、ツール代・外注費などの経費がかかれば手元に残る額は変わります。プロフェッショナル&パラレルキャリア・フリーランス協会のフリーランス白書などの調査でも、フリーランス全体の報酬は幅広い層に分布する傾向が示されています。

つまりフリーランスの年収は「平均いくら」より、自分がどのレンジに入るかで考えたほうが実態に近いです。

年収レンジ別の実態と必要なスキル

フリーランスWebデザイナーを年収レンジごとに整理すると、求められるスキルや案件のタイプがはっきり分かれます。下の表は、エージェントやクラウドソーシングの公開案件で見られる傾向をもとにした目安です(個人の稼働量・地域・契約形態で変わります)。

年収レンジ

よくある状態

スキル・案件の傾向

〜300万円

独立初期・副業中心

バナーや簡単な修正など単発の低単価案件が中心。営業も手探り

300〜500万円

専業として軌道に乗りつつある

LP制作やサイト制作を継続受注。デザインの実務力が安定

500〜800万円

中堅〜ベテラン

コーディングやUX設計も対応。月額の継続契約や直契約を確保

800万円〜

上位層

ディレクションや上流提案まで担う、または複数案件を掛け合わせる

800万円以上を狙うのは、Webデザインに加えて要件整理から提案・進行管理までこなせる人や、特定領域で指名されるレベルの専門性を持つ人が中心です。デザインだけで到達するのは簡単ではありません。

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フリーランスWebデザイナーに必要なスキル

フリーランスとして稼ぐには、デザインの技術に加えて「仕事を回す力」が要ります。ここで身につけるべきスキルが、そのまま年収の差につながります。

最低限そろえたい基本スキル

まず、フリーランスとして案件を受けるなら以下は前提になります。

  • Photoshop・Illustrator・Adobe XD・Figmaなどを使ったWebデザインスキル

  • クライアントの要望をくみ取り、意図に合ったデザインに落とし込む力

  • Webデザイナーとしての実務経験(おおむね1年以上が一つの目安)

  • 認識のズレを防ぐコミュニケーションスキル

  • 納期やタスクを自分で管理するセルフマネジメント

これらは「あれば有利」ではなく、継続的に仕事をもらうための土台です。

年収が高い人が持つ「+α」のスキル

年収の高いフリーランスWebデザイナーには共通点があります。それは、Webデザイン+αのスキルを持っていることです。具体的には次のような領域です。

  • コーディングスキル(HTML・CSS・JavaScript など)

  • 売上やコンバージョンを意識した、UXを考慮したデザイン

  • ワイヤーフレームの作成・情報設計

  • Webメディアの運営・分析の経験

デザインの前後(設計と実装、または成果の検証)まで対応できると、依頼できる範囲が広がり単価も上がります。逆に「言われた通りに作るだけ」の領域は、価格競争に巻き込まれやすい部分です。

年収を上げるための3ステップ

フリーランスWebデザイナーが年収を上げていく流れは、大きく3つのステップに分けられます。一つずつ見ていきましょう。

ステップ1:会社で3〜5年の経験を積む

結論として、未経験からいきなりフリーランスになるのはおすすめしません。理由は次の通りです。

  • 独学やスクールだけでは、実務で本当に必要なスキルが見えにくい

  • 会社員のうちは、上司や同僚から進め方やレビューの観点を吸収しやすい

  • 実績がないと受注できない案件も多い

まずはWebデザイナーとしてしっかりとスキルとポートフォリオを積める会社に就職するのが近道です。会社選びでは「いくら稼げるか」よりも、どんなスキル・経験を積めるかを重視したほうが、独立後の年収に効いてきます。Webデザイナーとしての独立を見据えた準備は、Webデザイナーがフリーランスになるには?必要な準備と具体的なステップも参考にしてください。

ステップ2:フリーランスとして独立する

実務経験とスキルがついたら、独立を検討する段階です。いざ独立となると身構えてしまう人もいますが、一定の実務経験があれば多少の勢いがあっても進められます。

独立時は、次のようなサービスを味方につけると安定しやすくなります。

  • フリーランス向けエージェント … 案件紹介に加え、働き方の不安も相談できる

  • オンライン会計ソフト … 確定申告や日々の経理を楽にする

  • フリーランス向けの福利厚生サービス … スキルアップや健康面のサポートを受けられる

独立直後の流れ全体はフリーランスになるには?5つのステップで始め方をわかりやすく解説で確認できます。

ステップ3:得意分野で突き抜ける【年収1,000万円も視野に】

年収を大きく伸ばす鍵は、広く浅くではなく得意分野で突き抜けることです。たとえば次のような尖り方があります。

  • BtoBサイトに強いWebデザイナー

  • コンバージョンを上げるLP専門のデザイナー

  • 成果につながるバナー制作が得意なデザイナー

  • ディレクションまで担えるデザイナー

  • デザインからコーディングまで一気通貫でできるデザイナー

一つの強みだけで高年収に届くのは難しくても、得意分野を軸に複数の案件を掛け合わせれば年収1,000万円も見えてきます。ただしこれを実現できるのは、実務5年以上で特定領域の実績があり、指名で仕事が来るレベルの専門性を持った一部の層です。誰もが同じ水準を狙えるわけではない点には注意してください。

案件タイプごとの単価の目安は次の通りです。いずれもエージェントやクラウドソーシングの公開案件で見られる傾向をもとにした目安で、品質要件やクライアント規模で大きく変わります。

案件タイプ

単価の目安

補足

バナー制作

数千円〜数万円/本

単発が多く、本数を積まないと収入になりにくい

LP制作

5万円〜30万円/件

構成・コーディング込みかで変動

コーポレートサイト制作

数十万円〜/件

ページ数・要件で大きく上下

月額の業務委託(継続)

月40万円〜70万円程度

継続契約で収入が安定しやすい

単価の決め方や考え方をさらに詳しく知りたい場合は、フリーランスデザイナーの単価相場はどれくらい?考え方や決め方を徹底解説で掘り下げています。

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年収を安定させる仕事の取り方

年収が低めのフリーランスWebデザイナーは、スキル不足よりも仕事の取り方の選択でつまずいているケースが少なくありません。取り方によって単価も安定性も変わります。

仕事の取り方の選択肢と単価への影響

主な取り方は次の3つです。それぞれにメリットと注意点があります。

  • 知人・過去の取引先からの紹介 … 単価交渉がしやすく信頼ベースで進めやすい。ただし数は限られる

  • フリーランスエージェントの活用 … 月額の継続案件など単価の高い仕事に出会いやすい。商流が浅く手取りが残りやすいことも

  • クラウドソーシング … 始めやすい一方で、低単価・単発になりやすい

取り方ごとの詳しい比較はフリーランスWebデザイナーの仕事の取り方と収入安定に大事なことも参考になります。

クラウドソーシング中心で年収が伸び悩む理由

初心者でも参入しやすいクラウドソーシングですが、ここに頼りきると年収が頭打ちになりがちです。理由は次の通りです。

  • 数件〜数十件提案しても、受注できるのは一握り

  • 受注できても単価がピンキリで、低単価の案件も多い

  • 単発だと案件が終わるたびに、また提案からやり直しになる

クラウドソーシングは実績づくりの入口として割り切り、慣れてきたら直契約やエージェントへ軸足を移すのが現実的です。サービスごとの使い分けはクラウドソーシングはエンジニアにおすすめ?Lancers・CrowdWorksの案件・単価と使い分けが参考になります。

年収を安定させるおすすめの進め方

始めたてのうちは、知人経由の仕事とエージェントの活用を組み合わせるのがおすすめです。特にコネクションが少ない場合は、案件紹介と相談の両方ができるエージェントが力になります。面談の準備はフリーランスエージェントとの面談の内容と必要な準備で確認しておくとスムーズです。

なお、提示された単価をそのまま受けるのではなく、根拠を持って交渉することも年収アップにつながります。やり方はフリーランスエンジニアの単価交渉のコツ|タイミング・伝え方・根拠の作り方が参考になります(Webデザイナーにも応用できます)。

【ケース別】あなたの年収目安はどれくらい?

最後に、状況別の年収イメージを整理します。あくまで目安で、稼働量やスキル、案件の取り方で変わります。

  • 副業で取り組む場合:本業のかたわら月数万円〜十数万円。バナーや小規模なLPなど、稼働時間に収まる案件が中心になります

  • 独立1年目の専業:年収300万円前後を一つの通過点に。営業と実務を並行しながら、継続案件を増やせるかが鍵です

  • 専業で数年継続した場合:500万円以上も現実的。コーディングやディレクションなど+αのスキル、直契約・エージェントの活用が効いてきます

副業から始める進め方は副業フリーランスの始め方大全!メリットや仕事の探し方を併せて解説も合わせてご覧ください。

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まとめ

フリーランスWebデザイナーの年収は、会社員平均の約540万円を基準に、案件の取り方とスキル構成しだいで上下するというのが結論です。要点を整理します。

  • 会社員Webデザイナーの平均は約540万円。フリーランスはこれを上回ることも下回ることもある

  • 収入は「単価 × 稼働 −(非稼働・経費)」で決まる。高単価案件を安定して取れるかが分かれ目

  • コーディング・UX・ディレクションなどの+αスキルが単価を押し上げる

  • 年収を上げる王道は、経験を積む → 独立する → 得意分野で突き抜ける、の3ステップ

  • 仕事の取り方はクラウドソーシング一本に頼らず、直契約やエージェントを組み合わせる

次のアクションとして、まずは自分がどの年収レンジにいて、どの+αスキルや案件タイプを狙うかを決めてみてください。

フリコンでは、Webデザイナーやエンジニアのフリーランスの方に向けて、単価の高い案件のご紹介や独立の相談を承っています。「単価を上げたい」「案件探しをプロに任せたい」という方は、お気軽にご相談ください。ご相談は無料です。

参照した一次情報・データ:

よくある質問

AnswerMark

一概には言えません。会社員Webデザイナーの平均は約540万円で、フリーランスはこれを上回ることも下回ることもあります。単価の高い案件を安定して受けられるかどうかで差が出ます。

AnswerMark

可能性はゼロではありませんが、おすすめしません。実務で必要なスキルや受注に必要な実績が不足しがちで、低単価の案件に偏りやすいためです。まずは会社で経験を積むほうが、結果的に年収の伸びは早くなる傾向があります。

AnswerMark

得意分野で突き抜けるか、複数の案件を掛け合わせれば視野に入ります。ただしデザインスキルだけで届くケースは多くありません。ディレクションや上流提案まで担える、特定領域で指名されるといった専門性が前提になります。

AnswerMark

コーディング(HTML・CSS・JavaScript)、UXを意識したデザイン、ワイヤーフレーム設計、Webメディア運営などが代表的です。デザインの前後の工程まで対応できると、任される範囲が広がり単価が上がりやすくなります。

AnswerMark

立てている人もいますが、低単価・単発になりやすく年収は頭打ちになりがちです。実績づくりの入口として使い、慣れたら直契約やエージェントに軸足を移すのが安定につながります。

AnswerMark

Webデザインはリモートと相性がよく、在宅中心で働く人も多くいます。ただしクライアントによっては打ち合わせや一部出社を求められる場合もあります。

AnswerMark

所得額や他の収入の有無などで要否が変わるため、一律には言えません。フリーランスとして収入を得たら、早めに申告の要否を確認しておきましょう。詳しい手順はフリーランスエンジニアの確定申告|やり方・必要書類・期限をわかりやすく解説を参考にし、判断に迷う場合は税理士や税務署にご確認ください。

AnswerMark

継続契約の案件を一定数確保しつつ、取引先を複数に分散させるのが基本です。生活費の数か月分を準備金として持っておくと、案件の切れ目にも対応しやすくなります。

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