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Splunkとは|ログ分析とSIEMの基本・フリーランス案件単価を解説

スキル

最終更新日:2026/06/25

Splunkとは|ログ分析とSIEMの基本・フリーランス案件単価を解説

Splunkとは、サーバ・アプリ・ネットワーク機器・クラウドサービスから出力される膨大なログを横断的に取り込み、独自のクエリ言語で検索・可視化できるデータ分析プラットフォームです。古くから「ログ分析の代名詞」とされ、現在ではSIEMやオブザーバビリティまで領域を広げています。フリーランスエンジニア向けに、Splunkでできること・料金体系・他観測ツールとの違い・案件単価まで現場目線で整理します。

先に結論

  • Splunkは「マシンデータをまとめて取り込み、SPLで自在に検索・可視化する」ためのデータプラットフォームで、ログ分析の老舗として位置づけられる

  • 向いているのは、長期ログ保管・監査対応・SIEM運用が必要な大企業/金融/公共系で、関わるのはインフラ運用・ログ分析・SOCいずれかの経験がある層

  • 用途は大きく分けて「ITオペレーション(ログ分析・運用監視)」と「セキュリティ(SIEM)」の2系統。求人もこの軸で別カテゴリになる

  • 料金は旧来のインジェスト量(GB/日)ベースから、現在はワークロードベース(用途別)プライシングへの移行が進む。見積もりは公式ページの再確認が必須

  • 案件はメガバンク・官公庁・大企業情シスのオンプレ/クラウド両構成で見られ、Datadogなど新興SaaS系よりも導入歴と専門性が問われる傾向

  • 2024年にCiscoが買収を完了し、Cisco製品との統合・サプライ動向にも変化が出ている

この記事でわかること

  • Splunkが「ログ分析」と「SIEM」両方の文脈で語られる理由と全体像

  • 主要製品(Splunk Enterprise / Splunk Cloud Platform / Enterprise Security / Observability Cloud)の役割

  • DatadogやSentryなど他ツールとの使い分け

  • フリーランス案件のカテゴリ・単価レンジ・必要スキル

  • 認定資格と現実的な学習ロードマップ

目次

  • Splunkとは|ログ分析とSIEMを担うデータプラットフォーム

  • Splunkの主要製品とライセンス体系

  • SPLとデータ取り込み|Splunkで実際にできること

  • Splunk Enterprise Security(SIEM)の位置づけ

  • DatadogやSentryなど他観測ツールとの違い

  • フリーランスエンジニアのSplunk案件

  • Splunkスキルの習得ステップ

  • ケース別の使い方判断

  • 導入・運用でつまずきやすいポイント

  • まとめ

  • よくある質問

Splunkとは|ログ分析とSIEMを担うデータプラットフォーム

Splunkは、サーバ・アプリ・ネットワーク機器・クラウドサービスなど多様な発生源から出るログ(マシンデータ)をリアルタイムに取り込み、検索・可視化・アラートを行うプラットフォームです。米国Splunk社が2003年に創業し、ログ分析の代表的なプロダクトとして大企業・官公庁を中心に普及しました。2024年にCisco Systemsが買収を完了し、現在はCiscoグループの一員として提供されています(Splunk公式)。

一行で言うと

Splunkは、「多様なマシンデータを比較的柔軟に取り込み、SPLという独自のクエリ言語で後から好きな切り口で分析する」ためのプラットフォームです。実運用では取り込み設計(sourcetype・フィールド抽出・アドオン設定)が必要になりますが、事前に厳密なスキーマを固めずに済む「Schema-on-Read(取り込み時に定義を固めず、検索時に整形する考え方)」の発想が特徴です。

「ログ分析」と「SIEM」二つの顔

Splunkは長く「ログ分析の定番」として導入されてきましたが、現場では用途が大きく二つに分かれます。

文脈

主役のユーザー

代表的なユースケース

ITオペレーション・観測

インフラ/SRE/運用

障害解析、性能調査、運用監視ダッシュボード

セキュリティ(SIEM)

SOC/セキュリティチーム

不正アクセス検知、内部監査、コンプライアンス対応

セキュリティ用途では「Splunk Enterprise Security」というSIEM製品が中心になります。両者は同じSplunkプラットフォーム上で動きますが、求められるスキルセットも案件の出所もかなり違うため、案件を選ぶ際はどちらの文脈かを最初に確認したいところです。

Splunkが選ばれる代表的なシーン

  • 取り込むログのフォーマットが多種多様で、事前に整形する余裕がない

  • 数年以上にわたるログを保持し、後から横断検索する必要がある

  • 金融・官公庁などコンプライアンス要件が厳しく、長期保管と監査追跡が前提

  • 既存のオンプレ環境にあるシステムログとクラウドログを1か所に集約したい

逆に、メトリクスや分散トレースが主役で、ログは補助的でいいケースでは、従来のSplunk導入文脈ではDatadogPrometheus & Grafanaのほうがフィットすることもあります(SplunkにもObservability Cloudという別系統製品があり、後段で整理します)。

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Splunkの主要製品とライセンス体系

Splunkは単一の製品ではなく、複数のエディションと用途別アプリで構成されます。案件票で「Splunk」と書かれていても、実際にどの製品なのかを確認しないと、求められる経験が噛み合わないことがあります。

主要プロダクトの整理

製品

提供形態

主な用途

Splunk Enterprise

オンプレ/プライベートクラウド

顧客自身が運用するログ分析基盤

Splunk Cloud Platform

SaaS

Splunk社管理のクラウド版ログ分析基盤

Splunk Enterprise Security

アプリ(要Splunkプラットフォーム)

SIEM/脅威検知/監査

Splunk Observability Cloud

SaaS(旧SignalFx系)

メトリクス/APM/RUM等の観測

Splunk SOAR

アプリ/SaaS

セキュリティオペレーション自動化

Splunk EnterpriseとSplunk Cloud Platformが「ログ分析の本体」で、その上でEnterprise SecurityやSOARが動作する構成が中心です。一方、Splunk Observability Cloudは別系統のSaaS製品で、SignalFxなどの買収プロダクトを統合したメトリクス/APM/RUM寄りのサービスとして提供されています。

ライセンスの考え方(ワークロードベースへの移行)

Splunkの課金体系は歴史的に「1日あたりのインジェスト量(GB/Day)」ベースが主流でした。近年はワークロードベースプライシング(用途別の課金)への移行が進んでおり、データ取り込み量だけでなく「どんな処理をどれだけ走らせるか」も考慮した見積もりに変わりつつあります。詳細条件は契約時期と製品で変動するため、最新情報はSplunk公式の料金ページで必ず確認してください。

なお、Splunk Free(無償版)も存在しますが、機能制限・1日あたり取り込み量の制限・ユーザー数制限などが課されており、検証・学習目的が中心です。制限内容は変更されるため、最新条件は公式サイトで確認してください。

ミニFAQ

  • Q. Splunkは無料で試せますか? A. Splunk Free・無料トライアル・Splunk Cloud Platformのトライアルなどが用意されることがありますが、提供条件は時期で変わります。最新の条件は公式サイトで確認するのが確実です。

  • Q. オンプレでもクラウドでも使えますか? A. はい。Splunk EnterpriseはVM・物理サーバへの導入が可能で、Splunk Cloud PlatformはSplunk社運用のSaaSとして提供されます。両者は機能セットが完全に同じではないため、移行時は差分の確認が必要です。

SPLとデータ取り込み|Splunkで実際にできること

Splunkの中心にあるのは、SPL(Search Processing Language)と呼ばれる独自のクエリ言語です。コマンドをパイプで連結する形でログを絞り込み、整形し、集計し、可視化します。

検索・可視化(SPLとダッシュボード)

SPLは「index=web sourcetype=access_combined status=500 | stats count by host」のようにパイプで処理を連ねていく構文で、SQLとは構文の発想が異なります。検索結果はそのままチャート・テーブル・地図に変換でき、ダッシュボード(Studio/Classic)として保存・共有できます。

複雑な分析はtstatsコマンドや高速化された加速サマリ(Data Model Acceleration:ダッシュボード表示を高速化するためのサマリ機能)を使い、対話的に大量データを処理するのが定番の使い方です。

データ取り込み(ユニバーサルフォワーダーとアドオン)

ログを集める仕組みとして、軽量エージェント「Splunk Universal Forwarder」を各ホストに配置し、Indexer(取り込み・保存役)へ転送する構成が一般的です。クラウドサービスやSaaSからの取り込み用には、公式・コミュニティ製のアドオン(TA: Technology Add-on)Splunkbaseで大量に公開されています。AWSのCloudTrail、Microsoft 365、Cisco製品、各種EDRなど多数のソースが標準的にカバーされます。

アラート・通知・スケジュール検索

定期実行するスケジュール検索を組み、条件にマッチした時にメール・Webhook・ServiceNow・チャットツール等へ通知する構成が定番です。アラートはダッシュボードに連動させ、運用上の「気づき」を可視化するハブにできます。連携設定の詳細はSplunk Documentationから該当の連携アプリを確認してください。

機械学習による異常検知

Splunkには「Machine Learning Toolkit(MLTK)」というアプリがあり、SPLのなかから機械学習アルゴリズム(外れ値検出・予測・クラスタリング等)を呼び出せます。SOCではユーザー行動分析(UBA)と組み合わせ、内部不正の検知などに使われます。

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Splunk Enterprise Security(SIEM)の位置づけ

セキュリティ文脈で「Splunkを使う」と言うとき、多くの場合はSplunk Enterprise Security(ES)が指されます。Splunk ESはSplunkプラットフォームの上で動くSIEMアプリで、相関検索、コンプライアンスレポート、脅威インテリ取り込み、Notable Eventによるインシデント管理などをまとめて提供します。

一般的なSIEM案件の流れ

  1. 各種ログソース(FW・IDS/IPS・EDR・認証基盤・クラウド)をSplunkに集約

  2. 相関ルールを設計し、不審な事象(複数失敗ログイン→特権昇格、等)を検知

  3. 検知された事象をNotable Event(SOCが優先確認する重要アラート)化し、SOCがトリアージ

  4. SOARやチケットシステムへ自動連携し、調査・封じ込めへ進む

このフローを担当する人材は、Splunkだけでなくログソース側の知識(セキュリティエンジニアの領域)と、相関ルール設計の経験が問われます。

Splunk SOARによる自動化

Splunk SOARはインシデント対応のプレイブックを定義し、人手で行っていた一次対応(IPブロック・アカウント停止・チケット起票等)を自動化する製品です。SIEMとセットで提案・運用されるケースが増えてきました。

DatadogやSentryなど他観測ツールとの違い

「Splunkか、他のSaaSか」は単独で答えが出る話ではなく、目的・予算・運用体制で適正解が変わります。代表的な観測・監視ツールとの違いを整理します。

機能カバー範囲の比較表

ツール

強み

主なログ/可視化

SIEM領域

Splunk

大量ログの長期保管と高度な検索、SIEM

あり(中核)

あり(Enterprise Security)

Datadog

メトリクス・APM・ログを統合した観測SaaS

あり(Log Management)

Cloud SIEM・CSPM

Prometheus & Grafana

時系列メトリクス監視のOSS

ログは別ツール(Loki等)と組み合わせ

なし

Sentry

アプリ例外追跡・パフォーマンス

アプリ層中心

なし

Elastic Stack

ログ検索OSS/SIEM

あり

あり(Elastic Security)

Splunkらしい立ち位置

新興SaaSと比べたSplunkの強みは、「事前スキーマなしで巨大なデータを取り込み、後から自由に切り出す」検索体験と、長年積み上げてきたSIEM用途の業界ノウハウにあります。一方で導入コストとライセンス費用は大きくなる傾向があり、スモールスタート向きとは言いにくい面もあります。

SRE文脈での「観測(Observability)」だけが目的なら、メトリクスとトレース寄りのSaaSのほうがコスト面で噛み合うケースもあります。Splunkを選ぶ動機は「ログを主役にしたい」「監査・規制対応が前提」「すでに巨大なログ資産がある」など、ログ中心の理由が出てきやすいです。

ミニFAQ

  • Q. Elastic Stack(ELK)とはどう違いますか? A. どちらも「ログを集めて検索する」基盤ですが、Splunkは商用前提の統合製品でサポート・SIEMアプリ・運用ノウハウの厚みが強み、Elasticはオープンソース起点でコスト柔軟性が強み、という棲み分けで議論されることが多いです。

  • Q. Datadogと併用するケースはありますか? A. あります。たとえばDatadogでメトリクスとAPMを見ながら、SIEM/長期ログ保管をSplunkで担う、という分業を選ぶ企業もあります。

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フリーランスエンジニアのSplunk案件

Splunkはオンプレ・大企業導入の歴史が長く、フリーランス向けには新興SaaSとはやや違う層の案件が出てきます。

案件カテゴリ

  • ログ分析基盤の構築・運用:Splunk Enterpriseを使い、ログ集約・ダッシュボード設計・SPLの実装などを担当する案件

  • SIEM運用・SOCアナリスト寄り:Splunk Enterprise Securityを使い、相関ルール設計・Notable Eventのチューニング・インシデント対応を担う案件

  • クラウド移行・近代化:オンプレSplunkからSplunk Cloud Platformへの移行支援、AWS/Azure側のログ取り込み設計

  • 資格保有を前提とした官公庁・金融案件:Splunk Power User/Admin取得を必須または歓迎条件とするポジション

案件単価の目安

2026年6月時点で主要なフリーランスエージェントの公開案件(首都圏中心・週4〜5日・業務委託)を観察した範囲では、ログ分析・運用寄りで月額60〜90万円程度、Splunk Enterprise Securityを使うSIEM/SOC寄りで月額70〜100万円程度で募集されるケースが見られます。あくまで公開案件ベースの目安であり、業界(金融・公共)、必要なクリアランス(セキュリティ要件)、フルタイム稼働かどうかで上下します。

高単価帯(月額100万円超)の案件は、大規模環境でのSplunk運用経験、Splunk Enterprise Securityの相関ルール設計経験、AWS/Azure連携経験を併せ持つ中上級者が対象になりやすい傾向です。資格としてはSplunk Power User/Splunk Enterprise Certified Adminの保有、業務としてはセキュリティオペレーション歴3〜5年程度がよく条件として並びます。

なお、フリーランス全般の単価レンジの考え方はフリーランスエンジニアの単価相場と単価を上げるのに重要なことでも整理しているので、合わせて参考にしてください。

業界別の需要

公開案件ベースでは、金融機関(メガバンク・証券・カード)、官公庁・公共系、通信キャリア、大手製造業の情シスでSplunk採用が比較的目立つ傾向があります。これらの業界は官公庁・公共系のフリーランスエンジニア案件で見るような重厚なセキュリティ要件と長期データ保持を必要とするため、Splunkの強みと合いやすい構図です。

クラウドベースのスタートアップ・SaaS企業は、メトリクス・APM寄りの観測ツール(DatadogやNew Relic)を選ぶ傾向のほうが見られます。

Splunkスキルの習得ステップ

Splunkは「ログ取り込み」と「SPLでの検索」が基本ですが、本格的な案件では運用設計や相関ルール設計など上位の経験が問われます。

学習ロードマップの例

  1. 無料学習リソースで全体像をつかむ:Splunk公式のSplunk Educationに無料コースがあります

  2. 手元の検証環境を作る:Splunk EnterpriseのDevライセンスやSplunk Cloud Platformのトライアルで小さな分析を試す

  3. 代表的なログを取り込んでみる:Webサーバアクセスログ、Linuxの /var/log/secure などをSPLで触る

  4. SPLの中核コマンドを押さえる:search/stats/eval/rex/tstats/transactionあたりを使える状態に

  5. アドオンを使って実用ログを取り込む:AWS CloudTrail、Microsoft 365、ネットワーク機器のSyslogなど

  6. 資格を取りに行く:まずSplunk Core Certified User/Power User、その後Adminや専門領域へ

公式トレーニング・認定資格

Splunk認定資格は段階的に構成されています。

資格

想定対象

Splunk Core Certified User

SPLでの基本的な検索ができる

Splunk Core Certified Power User

ナレッジオブジェクト(フィールド・タグ等)の設計ができる

Splunk Enterprise Certified Admin

Splunk Enterpriseの構築・運用ができる

Splunk Enterprise Certified Architect

大規模アーキテクチャ設計ができる

Splunk Certified Cybersecurity Defense Analyst

Splunk ESを使ったSOC業務ができる

案件票で「Splunk Power User以上」と書かれていれば、SPLでフィールド抽出やルックアップなどのナレッジオブジェクトを自分で設計できるレベルが期待されている、と読めます。

周辺スキルとの組み合わせ

Splunkだけ単体で完結する案件は少数派です。実務ではLinuxBash・各種クラウド(AWS LambdaAWS EC2等)・ネットワーク機器の理解が前提になります。SIEM文脈ならセキュリティエンジニアとしての知識、観測文脈ならDevOpsエンジニアとしての知識を合わせて磨くと案件選択肢が広がります。

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ケース別の使い方判断

「自社・自分のチームでSplunkを採用するか」を考えるとき、典型的な3パターンで整理すると判断しやすくなります。

ケース1:既存ログ基盤を統合したいチーム

複数のログ集約ツールが乱立し、検索体験がバラバラなチームは、Splunkで一元化すると検索の生産性が大きく上がるケースが多いです。ただし、移行時のライセンス見積もりと、SPLの学習コストを誰が担うかは要注意。SPLに慣れたメンバーが社内にいるかどうかで、定着までの期間がかなり変わります。

ケース2:SIEMを新規導入したい企業

セキュリティ規制(金融・医療・公共)への対応でSIEMを入れるなら、Splunk Enterprise Securityは有力な候補です。ただし、相関ルールの設計とNotable Eventのチューニングを継続できる体制(社内SOC or 委託先)がないと、検知過多・誤検知で運用が回らなくなる例もあります。「導入そのもの」より「運用設計と人」をセットで考えるのが現実的です。

ケース3:コスト最適化が課題のチーム

実務上は、取り込み量の増加でライセンス費用が想定を超えるケースがあります。原因は取り込み量の暴発(DEBUGログを丸ごと取っている等)、保持期間が過剰、未使用のダッシュボードが残っている、など。ライセンス見直しと並行して、ログのトリアージ(取り込むログ・捨てるログを分ける設計)を最初に行うのが、再生の第一歩になります。

導入・運用でつまずきやすいポイント

ライセンス費用が想定より膨らむ

DEBUGログを丸ごとSplunkに送るとライセンスが一気に消費されます。各サーバ・アプリで「Splunkに送るログ」を絞り込むトリアージが、運用の基本姿勢になります。

SPLの学習コスト

SPLはパワフルですが、学習コストが小さいわけではありません。検索が遅い・誤った結果が出るといったトラブルは、書き方の問題であることがしばしばあります。チームに「SPLが書ける人」がどれだけいるか、属人化していないかは継続課題になりやすい点です。

ログ設計の前提が甘いと検索性能が落ちる

sourcetypeの設計、フィールド抽出、Data Modelの作り方など、最初のログ設計が雑だと数年後の検索体験に響きます。Splunk導入直後ほどログ設計に時間を割くのが、長く使うための投資として効きます。

バージョンアップ・アーキテクチャ変更への追随

Splunkはバージョンアップで仕様が変わる箇所もあり、特にダッシュボードの新形式(Studio)への移行など、運用側で対応すべき変更が定期的に発生します。プロダクトの公式ドキュメントとリリースノートを継続的に追える体制が必要です。

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まとめ

Splunkは、「マシンデータをそのまま取り込み、SPLで自在に検索・分析する」ためのデータプラットフォームであり、ログ分析の代名詞かつSIEMの主力製品です。フリーランス案件としては金融・官公庁・大企業情シスを中心に、ログ分析基盤運用とSIEM/SOC寄りの2系統で募集が出ており、認定資格と業務歴の組み合わせで応募できる案件層が決まります。

要点を箇条書きで整理します。

  • Splunkは大量ログを「Schema-on-Read」で扱うプラットフォーム。SPLが心臓部

  • 用途は「ITオペレーション」と「SIEM(Splunk Enterprise Security)」に大別される

  • 料金は旧来のGB/Day課金からワークロードベースへの移行が進行。最新情報は公式Pricingで要確認

  • 公開案件ベースの単価は月額60〜90万円(運用寄り)/70〜100万円(SIEM寄り)が目安

  • 認定資格(Power User/Admin/Cybersecurity Defense Analyst等)は応募できる案件の幅を広げる

  • 関連職種はSREDevOpsエンジニアセキュリティエンジニアインフラエンジニア

  • 学習は無料のSplunk EducationとSplunk Free/トライアル環境からの実機学習が現実的な出発点

次のアクションとしては、Splunk公式のSplunk Educationにある無料コースから入り、自分のキャリア軸(ログ分析/SIEM/観測)を意識して資格・案件を絞り込んでいくのがおすすめです。Splunk案件をフリコンで探したい場合は、Splunk経験年数とあわせて「ログ分析寄りかSIEM寄りか」「クラウド連携の経験」「保有資格」を整理しておくと、面談での擦り合わせがスムーズになります。

参照元・一次情報

よくある質問

AnswerMark

正規表現とLinuxの基本コマンドはほぼ必須です。SPLでは正規表現を使ったフィールド抽出(rexコマンド)が頻出し、ログを集めるエージェントの設定はLinux上で行うことが多いためです。ネットワークの基礎(ネットワークエンジニアが扱う領域)も、ファイアウォールやプロキシのログを扱うときに効いてきます。

AnswerMark

業界によります。公開案件ベースでは、金融・官公庁・公共系のSIEM案件は、セキュリティ要件からオンサイトや一部リモートで現場制約が出やすい傾向です。一方、クラウドベースのログ分析基盤の構築・運用支援はフルリモート可で募集されるケースも見られます。

AnswerMark

直接「資格手当が出る」というより、応募できる案件の幅が広がるという効きかたが現実的です。Splunk Power User・Splunk Enterprise Certified Admin・Splunk Certified Cybersecurity Defense Analystのいずれかを保有していると、応募要件を満たしやすくなる案件があります。

AnswerMark

「商用サポートとSIEM周辺の機能を重視するならSplunk」「ライセンス費用を抑え、自分たちで設計・運用したいならElastic Stack」が大まかな分け方です。両者は機能がオーバーラップしていますが、契約・サポート・運用負荷の前提が異なるため、技術評価だけでなく組織側の運用体制をセットで考えるのが定石です。

AnswerMark

Splunkbaseに公式・コミュニティ製のアドオンが多数あり、AWS/Azure/Google CloudやMicrosoft 365などの主要サービスは比較的容易に取り込めます。ただしIAMやAPIキーの権限設計、取り込み量によるライセンス影響は事前に見積もる必要があります。

AnswerMark

別系統の製品と理解したほうがわかりやすいです。Observability CloudはSplunkが買収したSignalFx等を統合したメトリクス/APM/RUM寄りのSaaSで、SPLでログを分析する従来のSplunkとはアーキテクチャもUIも別物です。求人で求められるスキルもログ分析者とは別軸になります。

AnswerMark

2024年にCiscoが買収を完了し、Cisco製品(特にネットワーク・セキュリティ製品群)との連携・統合が進む方向で発表されています。短期的にSplunk製品ラインが大きく消えるという情報は出ていませんが、新規導入時にはCisco製品との連携プランも含めて公式情報を確認するのが安全です。

AnswerMark

Splunkは1社の業務領域に深く入り込む性質が強く、短時間・週末稼働で完結する副業案件は多くありません。短時間で受けられる場合は「既存ダッシュボードのレビュー」「SPLのコードレビュー」「導入相談」のようなコンサル寄りの案件が中心になります。

AnswerMark

ログとデータの設計を主役にしたいなら「Splunkエンジニア」、セキュリティオペレーションそのものを主役にしたいなら「SIEMアナリスト」が大まかな方向です。両者はかなり重なりますが、評価軸は前者が「データ基盤の使いこなし」、後者が「脅威検知と対応」になります。

AnswerMark

SplunkはOSSではなく商用製品です。Splunk Freeという無料版はありますが、機能制限があり本番運用向けではありません。OSSで近い領域を埋めたい場合は、Elastic Stack、Grafana Loki、OpenSearchなどが選択肢になります。

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