Swift・iOSフリーランスの単価相場|経験別レンジと高単価の条件
最終更新日:2026/08/06
Swiftフリーランスとは、SwiftやObjective-Cを用いてiOS/iPadOSアプリを開発する業務委託エンジニアを指し、首都圏の公開案件では月70〜110万円レンジの準委任契約が中心です。単価は言語スキルだけでなく、SwiftUI移行経験・リリース実績・要件定義への踏み込みで大きく変わります。この記事では、実務経験3年以上のiOSエンジニアで独立を検討中の方に向けて、単価レンジ・獲得ルート・単価アップの実践を整理します。
先に結論
Swift・iOSフリーランスの単価は首都圏フルリモート公開案件で月70〜110万円が中心帯(実務3年以上・週5準委任を想定)
高単価(月120万円超)はSwiftUI移行・マルチモジュール設計・CI/CD構築などの経験が複数ある人材に提示されやすい傾向があります
Android/Flutter/React Nativeとの単価差は言語単体では小さく、両OS対応・クロスプラットフォーム化の判断ができるかで差が出る
案件を探す実務的な入り口は、フリーランスエージェント複数社に「Swift」「iOS」「SwiftUI」タグで登録し、ポートフォリオにApp Storeリリース済みアプリのURLを添えることです
会社員iOSエンジニアからの独立は公開案件が継続的に見られるため、独立判断の材料を集めやすい分野です
この記事でわかること
Swift・iOSフリーランスの単価レンジ(経験別・スキル別・レイヤー別)
高単価案件で求められる技術要件とドメイン知識
案件の探し方と、独立初期に押さえるべき動き方
目次
Swift・iOSフリーランス単価の全体像
経験年数・スキル別の単価レンジ
SwiftUI・UIKit・Objective-C:スキル別の単価差
Android・Flutter・React Nativeとの単価比較
月100万円超の高単価案件で求められる条件
iOSフリーランス案件の稼働形態とリモート事情
Swift・iOSフリーランス案件の探し方
単価を上げるための実践ステップ
ケース別|iOS独立の判断軸
独立初年度の実収入シミュレーション
参考にできる公式情報
まとめ
よくある質問
Swift・iOSフリーランス単価の全体像
結論として、Swift・iOSフリーランスの単価は月70〜110万円が中心帯です。 以下の数字は、首都圏中心の主要フリーランスエージェント数社(レバテックフリーランス・PE-BANK・フリコンなど)の公開案件と、面談時に提示される非公開案件の傾向をもとにした目安です。2026年7〜8月に確認した首都圏中心の公開案件を主に参照し、週4〜5日・準委任・iOS/Swift案件を対象に整理しています。
公開案件を確認する限り、月70〜110万円帯の募集が目立ちます。120万円以上は非公開案件で個別条件により提示されるケースがあります。前者は再現性が高く、後者は個別性が強いため、独立初期は公開案件の中心帯を基準に判断するのが実務的です。
Swift単体で見ると、公開案件を定点観測する限り、iOS向けアプリ開発の需要は横ばい〜微増に見える時期があります。「増加している」と断定できるほどの時系列データはありませんが、公開案件を確認する限り、SwiftUI移行案件・Apple Silicon対応・visionOS/watchOS対応の募集が2025年以降で目立つ傾向にあります。
単価は言語スキル単体では決まらない
読者が誤解しやすいのは「Swiftを書けるから単価が上がる」という前提です。Swiftの記述能力は前提スキルとして扱われ、単価差は次の要素で開きます。
SwiftUI移行・新規実装の経験
Combine/Swift Concurrency(async/await)の実務利用
CI/CD(Xcode Cloud・Fastlane・Bitrise)の構築経験
モジュール分割・SPM(Swift Package Manager)でのマルチモジュール構成
App Store申請・審査対応・リジェクト解決の経験
自分がどのレンジを狙えるか気になる方は、無料のフリーランスエンジニア単価診断で市場単価の目安を確認できます。単価を体系的に上げる考え方はフリーランスエンジニアの単価相場と単価の上げ方でも整理しています。
経験年数・スキル別の単価レンジ
先に結論として、実務経験と担当領域の組み合わせで単価が決まります。 経験年数だけで単価は決まらず、リリース実績と担当役割で調整が入ります。
以下は首都圏中心のフリーランスエージェント数社の公開案件と面談情報を参考にした目安です(週4〜5日準委任案件、2026年8月時点)。
※首都圏中心の公開案件を主とした、週4〜5日・準委任の目安です。
経験・役割 | 月額単価目安 | 想定される担当領域 |
|---|---|---|
実務2〜3年(ジュニア寄り) | 55〜70万円 | UIKit中心の実装、既存アプリの機能追加・改修 |
実務3〜5年(ミドル) | 70〜90万円 | SwiftUI/UIKit両対応、API連携、ユニットテスト整備 |
実務5〜7年(シニア) | 90〜110万円 | アーキ設計、リリースフロー整備、レビュー・メンター |
実務7年以上・リード | 110〜130万円 | 要件定義への踏み込み、マルチモジュール設計、チームリード |
スペシャリスト・非公開帯 | 130〜160万円 | Core ML/AR/決済/SDK開発、大規模アプリのアーキ刷新 |
上記は公開案件ベースの中心値であり、実際の提示単価は面談時のスキル評価と稼働条件で±10万円前後の変動があります。130万円以上の帯は個別打診・非公開案件で提示されるケースが中心で、公開案件でそのまま募集されることは多くありません。
ミドル〜シニア帯(月90〜110万円)を狙える人の像は、App Storeリリース済みアプリを1〜2本以上担当(一つの目安)し、SwiftUI/UIKit両対応の実装ができ、ユニットテスト・CI連携の経験を持つエンジニアです。年数よりも「リリース経験」で評価されやすいのがiOS開発の特徴です。
ミニFAQ|経験年数の見せ方
Q. 個人アプリのリリースは経験年数に含められますか。
含められますが、業務経験と分けて記載します。個人アプリは技術面の裏付けにはなりますが、要件定義・チーム開発の証明にはなりにくいため、業務での関与範囲と併記するのが実務的です。
SwiftUI・UIKit・Objective-C:スキル別の単価差
結論として、新規開発やモダン化案件では、SwiftUIの実務経験が単価の分かれ目になりつつあります。 ただし「SwiftUIを触ったことがある」レベルでは差はつきません。
SwiftUIスキルの実務評価
SwiftUIは2019年登場以降、新規開発では主要選択肢の一つになっています。公開案件で「SwiftUI経験必須」と記載されるケースが見られ、iOSエンジニアの募集要件で頻出する技術です。ただし単価アップに直結するのは「新規プロジェクトでのSwiftUI設計経験」または「UIKitアプリのSwiftUI移行を主導した経験」で、同条件の公開案件比較では、月10万円前後の差が見られることがあります。
SwiftUIの基礎と実務観点はSwiftUIとは|UIKitとの違い・できること・案件動向を解説で詳しく整理しています。
UIKit中心の案件
UIKitは既存アプリの保守・機能追加案件で依然として主流です。UIKit経験だけで案件が枯れることはありませんが、SwiftUI併用の要件が増えているため、UIKit単独では単価の伸びが緩やかな傾向にあります。ミドル帯(月70〜90万円)で安定して稼働する形が現実的です。
Objective-C案件の逆張り
Objective-Cのみを扱う案件は減少していますが、大手金融・大手メディアの旧アプリ保守で残っており、対応可能なエンジニアが減っているため単価が下がりにくい傾向があります。実務でObjective-Cを扱った経験があれば、Swift移行を伴う案件で月90〜110万円レンジの提示を受けるケースが見られます。Objective-Cの位置づけはObjective-Cとは?Swiftとの違いから年収、キャリアパスについて解説で確認できます。
周辺技術の単価インパクト
スキル | 単価への影響 | 補足 |
|---|---|---|
SwiftUI(新規設計) | +5〜15万円 | 大規模アプリでの採用実績があるとより高評価 |
Swift Concurrency(async/await) | +5〜10万円 | 並行処理設計の実務経験が問われる |
Combine | +0〜5万円 | RxSwift代替として採用例が見られる |
TCA(The Composable Architecture) | +5〜10万円 | 採用企業は限られるが希少性で評価 |
Xcode Cloud/Fastlane/Bitrise | +5〜10万円 | CI/CD構築を主導した経験は評価が高い |
App Store申請・審査対応 | +0〜5万円 | 前提スキル扱いのケースが多い |
上記は公開案件の記述と面談時提示条件から観測した目安です。単発スキルよりも複数スキルの組み合わせで単価が積み上がる構造で、単一スキル1つで大きく上がることは稀です。
Android・Flutter・React Nativeとの単価比較
結論として、iOS単体とAndroid単体の単価差はほぼ横並びで、クロスプラットフォームは案件次第で上下します。 ただし「両OS対応可能なエンジニア」は単価が上振れしやすい傾向にあります。
対応領域 | 月額単価目安 | コメント |
|---|---|---|
iOS単体(Swift) | 70〜110万円 | ネイティブiOS案件の中心帯 |
Android単体(Kotlin) | 70〜105万円 | iOSとほぼ同水準。iOS公開案件と比べると案件数はやや少なめ |
iOS+Android両対応(ネイティブ) | 90〜125万円 | 両OSを1人で回せる希少人材扱い |
Flutter | 75〜110万円 | 新規アプリ開発案件で採用が見られる |
React Native | 70〜100万円 | Web出身のエンジニアが参入しやすい |
Flutter/React Nativeのメリットは「両OSを1コードで開発できる」ことですが、Apple Pay・HealthKit・ARKitなどネイティブSDKに深く依存する要件では、SwiftによるiOS実装が必須になります。クロスプラットフォームとネイティブは競合ではなく棲み分けで、単価も案件の性質で変わります。
技術選定の視点はそれぞれFlutterとは?React Native・Kotlin・Swiftとの違い・案件単価をフリーランス視点で解説、React Nativeとは?特徴・Flutter/Swift/Kotlinとの違い・案件単価をフリーランスエンジニア視点で解説、Kotlinとは?特徴から年収、将来性について解説で整理しています。
月100万円超の高単価案件で求められる条件
結論として、月100万円超は「実装ができる」だけでは届きません。 公開案件や面談で評価されやすい要素としては、次のような経験が複数あることが多いです。
SwiftUIでの新規アプリ設計経験(画面数10以上の中規模以上)
マルチモジュール構成の設計・運用経験(SPM/Xcodeworkspaceでの分割)
CI/CDパイプライン構築の主導経験(Xcode Cloud・Fastlane・Bitrise等)
チームリード・レビュー担当経験(3名以上のiOSチーム)
要件定義・仕様策定への踏み込み(PdMやデザイナーとの折衝)
ドメイン特化スキル(決済/Apple Pay・StoreKit2、ヘルスケア/HealthKit、AR/ARKit、Core ML on-device推論など)
これらの条件を満たす人物像は、大手Web/SaaS企業でiOSリードを3年以上経験し、リリース実績のあるアプリで設計判断を担当してきたエンジニアが典型です。月100万円超は「Swiftを書ける人」ではなく「iOSプロダクト全体を回せる人」に提示される単価と考えると実態に近くなります。
高単価帯で評価されにくい経歴
高単価帯を狙う際、次の経歴は評価が下がる傾向にあります。
個人アプリのみで業務経験がない場合
UIKitのみでSwiftUIを触った経験がない場合(新規案件で採用されにくい)
テストコードを書いた経験がない場合
App Store申請を他者に任せていた場合(一連の流れが分かる方が評価される)
iOSフリーランス案件の稼働形態とリモート事情
結論として、iOSフリーランス案件はフルリモートが主流ですが、業界と発注元で条件が変わります。 単価と稼働の関係を整理しておくと、案件選びの精度が上がります。
稼働形態の傾向
筆者確認の公開案件ベースでは、iOSフリーランス案件の稼働形態は次のような分布が見られました(2026年7〜8月時点の観測)。
フルリモート:全体の6〜7割程度。特にBtoC向けアプリ、Web/SaaS系企業で主流
ハイブリッド(週1〜2出社):2〜3割。金融・大手メディア・行政系で見られる
常駐(週4以上出社):1割以下。セキュリティ要件が厳しいプロジェクトのみ
週稼働は週5準委任が中心ですが、公開案件でも週3〜4稼働の募集が見られます(同時期の観測ベース)。複数案件掛け持ち型のフリーランスも成立しやすい環境です。週3稼働案件の詳細は週3日で働くフリーランスエンジニアの始め方、週2稼働はフリーランスエンジニアの週2稼働の実際を参照してください。
フルリモート案件と単価の関係
首都圏在住・地方在住問わず、フルリモート案件の単価はほぼ同水準で募集されるケースが多いのが実情です。差が出やすいのは、月1〜2回の出社条件がある場合や、キックオフ時のみ現地対応が必要な案件です。地方在住でフルリモートを狙う戦略は地方フリーランスエンジニアの単価相場|東京との差とフルリモート案件の探し方で整理しています。
ミニFAQ|稼働形態の選び方
Q. 独立初期は週5準委任と週3〜4のどちらが安全ですか。
初回はエージェント案件で週5準委任を1件確保し、稼働に慣れてから週3〜4案件の複数掛け持ちに移行するのが安全度が高い進め方です。単価下振れリスクと収入の安定を両立させやすくなります。
Swift・iOSフリーランス案件の探し方
結論として、実務的な入り口は「複数エージェント登録+App Store公開アプリのURL提示」の2点です。 iOS案件はスキル評価がリリース実績で測れる部分が大きいため、成果物のURL提示は、選考通過率やスキル評価に大きく影響します。
案件獲得ルート
フリーランスエージェント複数社への登録:3〜5社を並行登録し、非公開案件の紹介を受ける
企業直請け:知人経由・SNS・技術コミュニティ経由での直接契約
クラウドソーシング:単発の小規模開発(副業向け。フリーランス独立後の主力にはなりにくい)
企業への技術顧問契約:週数時間のアドバイス業務。実績豊富なリード層向け
エージェント経由の入り方はフリーランスエージェントの仕組み|登録から契約・支払いまでの流れと手数料、直請けの実務はフリーランスエンジニアの直案件の取り方で整理しています。
案件応募で提示すべき情報
面談前に整えておくと単価交渉が有利になる情報を挙げます。
App Store公開アプリのURL(担当範囲を注記)
GitHubアカウント(個人プロジェクト・OSS貢献があれば)
担当したプロジェクトの規模(画面数・DAU・チーム人数)
技術スタック一覧(SwiftUI/UIKit/Combine/Swift Concurrency等の実務利用可否)
CI/CDやリリースフローへの関与範囲
エージェント面談で聞かれる典型的な質問と準備はフリーランスエージェントとの面談の内容と必要な準備を参照してください。
案件を選ぶ判断軸
案件選択で迷ったときの判断軸として、次の観点で比較すると失敗が減ります。
単価(希望レンジと比べて上下どちらか)
稼働(フルリモート/ハイブリッド、週日数)
技術スタック(自分が伸ばしたい技術と一致するか)
契約期間(3か月更新か、長期前提か)
チーム規模(1人体制か、複数iOSエンジニア体制か)
エージェント経由のマージン相場が気になる方はエージェントのマージン相場と手数料の仕組み、契約更新の考え方は運用保守・オンコール案件のフリーランス実情も参考になります。
単価を上げるための実践ステップ
結論として、iOS案件では、技術幅の拡張に加えて担当工程を広げる方が単価に反映されやすい傾向があります。 iOS実装だけでなく、リリースフロー・設計判断・要件整理まで担当できると、単価は1〜2段階上がりやすい傾向にあります。
短期(3〜6か月)で取り組む
SwiftUIの新規実装経験を積む:既存案件でSwiftUI画面を1つ担当させてもらう
CI/CD構築の実務経験:Xcode CloudやFastlaneの導入を主導する
ユニットテスト整備:既存プロジェクトのテストカバレッジを引き上げる
中期(半年〜1年)で取り組む
アーキテクチャ設計への関与:MVVM/TCA等の設計判断に踏み込む
モジュール分割の実務経験:SPMやワークスペースでの分割を経験する
チームリード経験:レビュー担当・後輩育成を通じて評価軸を作る
単価交渉のタイミング
契約更新のタイミング、または大きなリリース完了直後が交渉に適したタイミングです。単価交渉の具体的な進め方はフリーランスエンジニアの単価交渉のコツ|タイミング・伝え方・根拠の作り方で整理しています。
ミニFAQ|スキル投資の優先順位
Q. SwiftUIとCI/CD、どちらから学ぶべきですか。
案件受注の入り口を広げたいならSwiftUI、既存案件で単価を上げたいならCI/CD構築の方が短期的な単価インパクトが出やすい傾向にあります。並行学習も現実的で、SwiftUI画面を実装しながらXcode Cloudを併用するプロジェクトを狙う進め方が効率的です。
ケース別|iOS独立の判断軸
結論として、iOSエンジニアは公開案件やリリース実績で市場感を把握しやすく、独立判断の材料を集めやすい分野です。 案件供給が月次で継続しており、リリース実績がスキル評価に直結するためです。
ケース1:会社員iOSエンジニア(実務3〜5年)
年収500〜700万円レンジの会社員エンジニアが独立すると、月額70〜90万円(年換算840〜1080万円)が現実的な着地点です。ただし社会保険料・税金の負担が増えるため、手取りベースでは想像よりも近い水準になることがあります。独立判断はシステムエンジニアがフリーランスになる手順|必要経験・単価相場・独立の判断基準も参考になります。
ケース2:Androidエンジニアからのクロス独立
Android経験者がiOSも学習し、両OS対応で独立するパターンです。両OS対応可能なエンジニアは希少で、月90〜125万円レンジで提示を受けやすい傾向にあります。学習期間を考えると、Androidネイティブ経験3年以上の方が現実的です。
ケース3:受託開発会社のiOSリード経験者
受託開発でiOSリードを担当していた方は、フリーランス転向で月100〜130万円レンジの提示を受けるケースが見られます。要件定義から関わってきた経験が高評価につながります。
ケース4:40代以降のベテランiOSエンジニア
40代以降のiOSエンジニアは、チームリード・技術顧問・アーキテクト枠として月100万円超の案件を狙いやすい傾向があります。案件動向は40代フリーランスエンジニアになるには|案件動向・単価相場・独立の進め方を解説で詳しく整理しています。
独立初年度の実収入シミュレーション
結論として、月90万円の案件で独立初年度の手取りは、この前提では年650〜720万円程度が目安です。 以下は独身・扶養なし・青色申告(65万円控除)・経費計上を年間120万円と想定した簡易シミュレーションです。実際の手取りは所得控除の適用範囲・自治体・加入する健康保険で変わるため、税理士等への確認をおすすめします。
項目 | 金額 |
|---|---|
年間売上(月90万円×12か月) | 1,080万円 |
経費(機材・書籍・通信費等の合計目安) | 120万円 |
所得税・住民税・国民健康保険・国民年金の合計目安 | 240〜290万円 |
手取り目安 | 670〜720万円 |
会社員から独立した場合の手取り比較の考え方はフリーランスエンジニアの単価相場と単価を上げるのに重要なことで整理しています。単価だけでなく手取りベースで判断することで、独立の意思決定精度が上がります。
参考にできる公式情報
Swift/iOSの技術情報は次の一次情報が信頼度の高いソースです。
Apple Developer 公式ドキュメント:Swift/iOS APIの一次情報
Swift.org:Swift言語の公式サイト・ロードマップ
App Store Connect Help:申請・審査プロセスの公式ヘルプ
まとめ
Swift・iOSフリーランスの単価は月70〜110万円が中心で、経験年数よりもリリース実績と担当工程で差がつく領域です。以下が本記事の要点です。
単価の中心帯は月70〜110万円(首都圏フルリモート公開案件・実務3年以上)
SwiftUI・CI/CD・マルチモジュールの複数スキル組み合わせで月100万円超が視野に入る
Android・Flutterとの単価差は言語単体では小さく、両OS対応・ネイティブ深度で差が出る
案件獲得の実務的な入り口は「複数エージェント登録+App Storeアプリのポートフォリオ提示」
iOSは公開案件やリリース実績をもとに独立判断の材料を集めやすい分野
40代以降もリード・技術顧問枠で単価が伸ばしやすい
次のステップとして、まずは無料のフリーランスエンジニア単価診断で自分の想定単価を確認し、複数のエージェントに登録してからApp Storeリリース済みアプリのURLを添えて相談を進めるのが現実的な進め方です。Swiftの言語特徴・基礎知識はSwiftとは?できることから年収、将来性まで徹底解説で、iOS周辺の技術詳解はSwiftUIとは|UIKitとの違い・できること・案件動向を解説で確認してください。
よくある質問
Swiftフリーランスの平均単価はいくらですか。
公開案件を確認する限り、月70〜110万円帯の募集が目立ちます。中心帯は月85万円前後で、経験年数・SwiftUI経験・リリース実績で±20万円程度の変動があります。上記は首都圏中心のエージェント数社の週4〜5日準委任案件を2026年7〜8月に観測した目安です。
実務何年からフリーランス独立できますか。
エージェント経由で安定受注を狙うなら、実務3年以上・リリース経験・チーム開発経験が一つの目安です。個人アプリのみの経験ではエージェント紹介の単価が下振れしやすいため、業務経験を積んでから独立する方が単価と案件供給の両面で有利になります。
Objective-Cしか経験がない場合の案件はありますか。
残存しています。大手金融・大手メディアの旧アプリ保守で募集が見られ、Swift移行を伴う案件では月90〜110万円レンジの提示を受けるケースがあります。ただし新規案件は減っているため、Swift学習と並行するのが実務的です。
SwiftUIは今すぐ習得すべきですか。
新規案件を狙うなら優先度が高い技術です。既存案件のUIKit保守だけで単価を維持するのは可能ですが、案件供給の中期的な安定性を考えるとSwiftUI習得は避けにくい状況です。既存のiOS実務経験がある人なら、半年程度で一部画面の担当を目指しやすいケースがあります。
iOSとAndroid両方できると単価は上がりますか。
上がりやすい傾向にあります。両OSネイティブ対応可能なエンジニアは希少で、月90〜125万円レンジで提示を受けるケースが見られます。ただし両OSの深い理解が必要で、片方が浅いと逆に評価が下がることもあります。
FlutterとSwift、どちらが単価が高いですか。
案件の性質次第で優劣はありません。Flutterは両OS対応前提の新規アプリで採用され月75〜110万円が中心、Swiftはネイティブ深い実装で月70〜110万円が中心です。ネイティブSDK活用が必要な案件ではSwift、両OSを1コードで作る要件ではFlutterが有利になります。
リモート案件の比率はどのくらいですか。
公開案件を確認する限り、フルリモート案件が全体の6〜7割程度、ハイブリッドが2〜3割、常駐が1割以下という分布です。金融・大手メディアはハイブリッドが多く、Web/SaaS系はフルリモートが主流です。
週3〜4日稼働の案件はありますか。
公開案件ベースでは増えている状況が観測できます。ただし週5準委任と比べると単価は下がる傾向にあり、複数案件掛け持ちで年収を維持する戦略が現実的です。週3〜4案件はフリーランスエンジニアの週2稼働の実際、週3日で働くフリーランスエンジニアの始め方を参照してください。
月100万円を超えるには何が必要ですか。
SwiftUI新規設計・マルチモジュール構成・CI/CD構築のいずれか2つ以上の実務経験、または要件定義への踏み込み経験が現実的な要件です。「Swiftを書ける人」ではなく「iOSプロダクト全体を回せる人」に提示される単価です。
未経験からiOSフリーランスは可能ですか。
おすすめしません。iOS案件は業務経験とリリース実績で評価される領域で、未経験からエージェント紹介を受けるのは難易度が高い状況です。まずは会社員として2〜3年実務経験を積むのが実務的な進め方です。
個人アプリのリリース経験は評価されますか。
評価されますが、業務経験の代替にはなりにくい部類です。個人アプリのみで独立を試みる場合は、副業案件から段階的に業務実績を積み、その後にエージェント紹介を目指す進め方が安全です。副業経路は副業エンジニアの案件の探し方|サイト比較・単価相場・確定申告まで完全ガイドで整理しています。
エージェントと直請けはどちらが得ですか。
初期はエージェント、経験を積んでから直請けを併用する形が実務的です。マージンは非公開の会社も多いものの、一般に一定の手数料が含まれる形で、営業・契約・請求代行を任せられます。直請けはマージン分の単価が上乗せされますが、営業と契約管理が自分の工数を圧迫します。
40代・50代でも案件はありますか。
あります。iOSは技術的な変化が緩やかで、経験年数がリード役割・技術顧問枠で高く評価される傾向にあります。40代以降の案件動向は40代フリーランスエンジニアになるにはを参照してください。
単価交渉のベストタイミングは。
契約更新のタイミング、または大きなリリース完了直後が有利になりやすい状況です。プロジェクトの立ち上げから運用フェーズへの切り替わり時、担当範囲の拡大時も交渉材料になります。

