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フリーランスエンジニアになるには?必要な実務経験・準備・独立5ステップを解説

働き方

最終更新日:2026/10/16

フリーランスエンジニアになるには?必要な実務経験・準備・独立5ステップを解説

フリーランスエンジニアになるには、目安として3年前後の実務経験を積み、案件獲得・開業届の提出・保険や年金の切り替えを順に進めるのが基本です。未経験からいきなり独立するのは厳しいのが実情です。最適なタイミング、会社員のうちにやるべき準備、独立後の5ステップまで、これから独立を目指すエンジニア向けに具体的に解説します。

先に結論

  • フリーランスエンジニアになるには、まず実務経験(目安3年)を積むのが近道

  • 未経験からの独立は案件獲得が難しく、単価も上がりにくいため現実的ではない

  • 会社員のうちに、実務経験・ポートフォリオ・貯金・各種審査を整えておく

  • 独立後は「案件獲得→開業届→国保・国民年金→事業用口座→帳簿準備」の5ステップ

  • 初めての独立なら、案件紹介や契約・事務を代行してくれるエージェントの活用が安心

この記事でわかること

  • フリーランスエンジニアの仕事内容・年収・必要スキルの基礎知識

  • 独立に向いているタイミングと、必要な実務経験の目安

  • 会社員時代にやっておくべき準備

  • 独立後に必要な手続きの5ステップと、案件の獲得方法

なお、エンジニアに限らないフリーランス全般の始め方はフリーランスになるには?5つのステップで解説しています。本記事はエンジニアに特化した内容です。

目次

  • フリーランスエンジニアになるための基礎知識

  • 未経験からは厳しい?必要な実務経験と独立のタイミング

  • フリーランスになる前に会社員時代にやるべき準備

  • フリーランスエンジニアになる5ステップ

  • 案件の獲得方法とエージェント活用

  • まとめ

  • よくある質問

フリーランスエンジニアになるための基礎知識

まずは独立前に押さえておきたい基礎知識を、仕事内容・年収・スキル・メリットの4つの側面から整理します。

フリーランスエンジニアの仕事内容

フリーランスエンジニアの仕事内容は多種多様です。

基本的に、会社員でもフリーランスでも仕事の中身に大きな違いはありません。

ただし、次に挙げる年収は、担当する仕事内容によって大きく左右されます。

具体的な案件像はフリーランスエンジニアの仕事内容とは?で詳しく解説しています。

フリーランスエンジニアの平均年収

年収アップを目的に独立を検討する方は多いです。

フリコン掲載案件の月額単価を年換算した目安では、フリーランスエンジニアの平均年収はおよそ860万円です。

800〜900万円のレンジが最も多く(フリコン掲載案件ベース)、上流工程を担う職種では1,000万円を超えるケースもあります。

ただし、これはフリーランス向けエージェントを利用した場合の相場です。

直接営業やクラウドソーシングの場合の相場は含まれません。

年収の考え方はフリーランスエンジニアの平均年収、単価の上げ方は単価相場と単価の上げ方もあわせてご覧ください。

フリーランスエンジニアに必要なスキル

上記の平均年収はあくまで相場です。

自分のスキル次第で、年収の水準も収入の安定度も変わります。

必要なスキルの詳細はフリーランスエンジニアに必要なスキルで解説しています。

収入を安定させるには、継続的なスキルアップが欠かせません。

必要なスキルがあるからと安心せず、自己研鑽を続けることがフリーランスではより重要になります。

フリーランスエンジニアのメリットとデメリット

実務経験があり継続して案件に参画できる人では、会社員時代より年収が上がるケースがあります。

ただし、年収以外のメリット・デメリットも理解しておく必要があります。

詳細はフリーランスエンジニアのメリットとデメリットで解説しています。

注意したいのは、契約形態や働き方によってメリット・デメリットが変わる点です。

「独立する目的は何か」を見つめ、その目的が実現できるかを事前に確認しておきましょう。

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未経験からは厳しい?必要な実務経験と独立のタイミング

結論として、エンジニア未経験からいきなりフリーランスになるのは厳しいのが実情です。

ここでは、その理由と、独立に向いているタイミングを整理します。

なぜ未経験からの独立は厳しいのか

フリーランス人口の増加に伴い、未経験からフリーランスエンジニアを目指す動きも増えています。

すべてを否定はしませんが、未経験での独立が厳しい理由は次のとおりです。

  • 案件は過去の実績ありきで決まることが多く、未経験だと獲得が難しい

  • 未経験可の案件があっても、単価が低い、または簡単な作業に偏りやすい

  • 収入が安定せず、精神的な負担が大きくなりやすい

  • 不慣れなエンジニア業務と、不慣れなフリーランス運営が重なり負担が大きい

そのため、独立前にしっかり実務経験を積むことが大切です。

独立に向くのは年齢より実務経験が整ったタイミング

フリーランスエンジニアになるなら、一つのスキルで少なくとも3年以上の実務経験があるのが望ましいです。

3年あると受注できる案件が増え、エンジニアとして働くこと自体にも慣れてきます。

必要な経験年数の詳細は実務経験1年では不十分?必要な経験年数で解説しています。

独立の目安は、年齢そのものよりも、3年前後の実務経験があり一人称で動ける状態かどうかです。

結果的に20代後半以降になることが多いですが、実務経験1年の20代前半でも独立は可能です。

次の準備も踏まえて判断しましょう。

フリーランスになる前に会社員時代にやるべき準備

会社員のうちにやっておくべき準備は、主に4つあります。

  • 実務経験を積み、ポートフォリオを充実させる

  • キャッシュフロー管理をしておく

  • できれば貯金をしておく

  • 審査が必要なものは審査を通しておく

順に見ていきましょう。

実務経験を積み、ポートフォリオを充実させる

一つ目は、実務経験をしっかり積むことです。

案件を依頼する側は、おおむね次の点を見ています。

  • 依頼したい仕事を遂行できる経験が過去にあるか

  • 一人称で仕事を進められるか

  • コミュニケーションなど人柄に問題がないか

中でも揺るがないのが、過去の実務経験です。

フリーランス向けの案件では、実務経験が必須条件として設けられていることがほとんどです。

たとえば、フリコンで扱う案件でも次のように経験年数やスキルが問われます。

案件の例

月額単価の目安

必須スキルの例

サービスのフロントエンド開発(React)

80〜90万円

フロントエンド開発の業務経験3年以上、Reactの実務経験、HTML/CSSのマークアップ経験

ChatGPT導入推進支援(Python/JavaScript)

70〜80万円

HTML/CSSの使用経験、JavaScriptの経験、Pythonの経験

数字はフリコンの公開案件の一例で、経験・スキル・稼働日数によって変動します。

上流工程や対顧客折衝を含む案件は、単価が上がりやすい傾向があります。

面談では具体的な業務内容を聞かれるため、説明できるよう整理しておきましょう。

Web制作やアプリ開発では制作物を求められることもあるため、ポートフォリオを準備しておくと安心です。

キャッシュフロー管理をしておく

フリーランスに限らず、キャッシュフロー管理は欠かせません。

特にフリーランスでは、普段の出費を把握しておくことが安定の分かれ道になります。

会社員の場合、住民税や保険料が差し引かれた「手取り」が毎月支払われます。

一方フリーランスは、クライアントからの報酬がそのまま手取りになるわけではありません。

報酬から、次のような支払いを自分で行う必要があります。

  • 国民健康保険

  • 国民年金

  • 住民税

  • 所得税

額面は会社員より高くても、手取りでは下回ることもあります。

手取りの計算方法はフリーランスエンジニアの手取りはどれくらい?で解説しています。

できれば貯金をしておく

キャッシュフロー管理とあわせて、独立前にある程度の貯金があると安心です。

特に自分で営業する場合、仕事も収入も安定しないことはよくあります。

一般的には、収入がなくても半年ほど生活できる貯金があると安心です。

貯金が少ない状態で独立するなら、エージェントの活用がおすすめです。

収入が安定しないと、目標だった独立から早期に会社員へ戻ったり、望まない単価の仕事を受けざるを得なくなったりすることもあります。

審査が必要なものは審査を通しておく

フリーランスは、会社員より社会的信用の面で不利になりがちです。

そのため、審査が必要な次のものは、会社員のうちに通しておくのがおすすめです。

  • 住宅や自動車などのローン

  • 賃貸物件の契約

フリーランスでも審査が通る場合はありますが、タイミングの問題もあるため、できる範囲で先に進めておくとよいでしょう。

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フリーランスエンジニアになる5ステップ

ここからは、独立する際の具体的な5ステップを解説します。

ステップ2〜5は、仕事と並行して進めても問題ありません。

ステップ1.案件を獲得する

独立にあたって、案件の獲得は必須です。

案件が獲得できる確証がないまま会社を辞めるのは避けましょう。

代表的な獲得方法は次のとおりです(詳細は後述します)。

  • 企業へ直接営業する

  • クラウドソーシングを使う

  • SNSやブログ経由で仕事を得る

  • 知人や同業者から紹介を受ける

  • エージェントを利用する

直接契約を交わす際は、契約内容を必ず確認しましょう。

特に「契約形態(委任か請負か)」「金額(税込/税抜)」「契約期間」「解約のルール」は事前に確認しておくと、後々のトラブルを防げます。

ステップ2.開業届と青色申告承認申請書を提出する

独立したら、税務署に提出する書類があります。

個人事業として始める場合は開業届を提出します。

青色申告を利用したい場合は、青色申告承認申請書を期限内にあわせて提出します。

書式や書き方は国税庁のページに掲載されています。

青色申告で最大65万円の特別控除を受けるには、複式簿記での記帳とe-Taxによる電子申告(または優良な電子帳簿の保存)などの要件を満たす必要があります。

すでに副業などで開業届・青色申告承認申請書を提出済みの場合は、あらためての提出は不要です。

ステップ3.国民健康保険と国民年金の手続きを行う

会社員は社会保険・厚生年金に加入しており、手続きは会社が行ってくれます。

一方、フリーランスは原則としてこれらを継続できないため、国民健康保険と国民年金へ切り替えます。

いずれも住所地の市区町村役場での手続きで、主に次の書類が必要です。

  • 健康保険の資格喪失証明書

  • 本人確認書類

  • マイナンバーが確認できる書類

  • 基礎年金番号がわかる書類

退職日の翌日から14日以内の手続きが原則です。

詳しくは各自治体のホームページと、国民年金の加入(日本年金機構)を確認してください。

ステップ4.事業用口座・クレジットカードを作る

会社員のみの経験だと、仕事用とプライベート用の口座・カードを分けていない方が多いです。

フリーランスでは、これらを分けておくのがおすすめです。

特に青色申告をする場合、仕事とプライベートの区別は実務上ほぼ必須になります。

口座やカードの作成は審査に時間がかかるため、早めに手続きしておきましょう。

ステップ5.帳簿作成の準備、または税理士へ依頼する

最後に、帳簿作成の準備を進めるか、税理士に依頼します。

自分で記帳・確定申告をする場合は、会計ソフトの利用がおすすめです。

確定申告は、原則として翌年2月16日〜3月15日に行います(土日の関係で期限が後ろにずれる年もあります)。

申告と納税を怠るとペナルティの対象になるため、必ず期限内に行いましょう。

記帳や申告を専門家に任せたい場合は、税理士への依頼も選択肢です。

費用は依頼範囲や売上規模によって幅があるため、複数の税理士に見積もりを取って比較するとよいでしょう。

案件の獲得方法とエージェント活用

ステップ1で触れた案件獲得について、もう少し具体的に整理します。

獲得方法にはそれぞれ一長一短があります。

  • 直接営業:単価交渉の自由度が高い一方、営業や事務の負担が大きい

  • クラウドソーシング:始めやすいが、単価が低めの案件も多い

  • 紹介:信頼ベースで進めやすいが、案件数が読みにくい

  • エージェント:案件紹介や事務代行を受けられるが、手数料がかかる

営業方法の詳細はフリーランスエンジニアの営業方法と案件獲得の近道で解説しています。

初めて独立する方には、エージェントの活用がおすすめです。

エージェントには、次のようなメリットがあります。

  • 代わりに案件を獲得してくれる

  • 仕事と収入が安定しやすくなる

  • 契約・請求まわりの手続きを代行してもらえる

  • キャリアやライフプランの相談に乗ってもらえる

フリコンでは、案件獲得から参画後のアフターフォローまで、専属のコンシェルジュがサポートします。

実務経験3年以上の方はもちろん、経験が浅い方への案件紹介も可能です。

リモート案件やクライアント直接契約のプライム案件など幅広く扱っているため、独立を考えている方はぜひ一度ご相談ください。

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まとめ

フリーランスエンジニアになるには、実務経験(目安3年)を積んだうえで、案件獲得から開業届・保険や年金の切り替え、帳簿準備までを順に進めるのが基本です。

要点を整理します。

  • 未経験からの独立は厳しく、まずは実務経験を積むのが近道

  • 独立の目安は、3年前後の実務経験が整ったタイミング(結果的に20代後半以降が多い)

  • 会社員のうちに、ポートフォリオ・貯金・各種審査を整えておく

  • 独立後は「案件獲得→開業届→国保・国民年金→事業用口座→帳簿準備」の5ステップ

  • 初めての独立なら、案件紹介と事務代行を受けられるエージェントの活用が安心

準備を整えてから動くことで、独立後のつまずきを大きく減らせます。

自分の目的と状況に合わせて、無理のないステップで独立を進めていきましょう。

参考にした一次情報は以下のとおりです。

よくある質問

AnswerMark

なれないわけではありませんが、現実的には厳しいです。

案件は実務経験を前提とするものが多く、未経験可でも単価が低くなりがちです。

まずは会社などで実務経験を積んでから独立するのが安全です。

AnswerMark

一つのスキルで3年以上が一つの目安です。

3年あると受注できる案件が増え、業務にも慣れてきます。

実務経験1年でも独立は可能ですが、案件の選択肢は限られます。

AnswerMark

フリコンで扱う案件をもとにした目安では、平均でおよそ860万円です。

ただしこれはエージェント利用時の相場で、スキルや担当工程で大きく変わります。

直接営業やクラウドソーシング中心の場合は、これより下がることもあります。

AnswerMark

実務経験とポートフォリオの準備、貯金、各種審査の通過がおすすめです。

ローンや賃貸契約は会社員のうちの方が通りやすい傾向があります。

独立後に必要な手続きの一部は、辞める前から把握しておくと安心です。

AnswerMark

開業届は、2026年1月1日以後の開業なら、開業した年分の確定申告期限までに提出します(2025年以前の開業は事業開始から1か月以内でした)。

青色申告を希望する場合は、青色申告承認申請書も期限内に提出します。

書式は国税庁のページから確認できます。

AnswerMark

収入がなくても半年ほど生活できる金額が一つの目安です。

特に自分で営業する場合、収入が安定するまで時間がかかることがあります。

貯金が少ない場合は、収入が安定しやすいエージェントの活用を検討しましょう。

AnswerMark

実務経験があれば、30代・40代からの独立も十分可能です。

むしろ経験や上流工程のスキルが評価され、高単価につながることもあります。

年代別の進め方は関連記事もあわせて参考にしてください。

AnswerMark

安定や事務負担の軽さを重視するならエージェントが向いています。

単価交渉の自由度を重視するなら直接営業にも利点があります。

初めての独立では、まずエージェントで土台を作る方が無難です。

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